トルコエーゲ海のエフェシアンホテル日記

エーゲ海沿岸の港街、クシャダスのEphesian Hotel Guesthouse での日常生活日記

トルコの餃子を食す!

2014-06-13 00:36:31 | トルコ料理はおいしいな
めるはば~

タレをこよなく愛するおジェイはん(うちの旦那)、この間友人から送ってもらった荷物の中の餃子のタレをだい~じにだい~じにとっておいたんだけど、

おジェイはん:あかん!もうどうしてもなめたいつけたいのみたーい!!(タレを)

って騒ぎだしたため、餃子のタレに合うメニューを考える事に。

ユフカ(ボレキと言われる具入りのパイやシガラボレイというトルコの春巻き等に使う薄い生地)を使って春巻きを作るかー。でもめんどくせーなー。

揚げ物?う~ん、せっかく貴重なタレを使うんやからばっちり合うものでないともったいないなー。

とか二人でぶつぶつ相談してて、

おジェイはん:はっ!!トルコの餃子の存在忘れとった!!!

私:ぎゃ!ほんまや!トルコ人しっかりしてぇや!

私達、トルコに移住して一年四ヶ月になりますけど、すーっかりトルコの餃子、マントゥの存在を忘れておりました~。

マントゥは中央アジアからアナトリア半島に至までの範囲に広く見られる料理で、テュルク民族の移動によって広まったとの説があります。

日本で何気なく食べてたビールのお供の餃子。この辺から伝わったものだったんですねー。

そらおジェイはんが初めて日本で餃子食べた時にマントゥ!って叫んだんもおかしくない。

ぐらい、マントゥ食べたら餃子をおもふ。。。

あ、イスラム教徒なのに餃子食べていいん?豚肉でしょ?とかは深く追求しないでくださいませ。なんでも郷に入れば郷に従えだそうで。

てか、餃子大好物!なんですおジェイはん。

ってことで、マントゥ買いに走ってもらいまして、

この嬉しそうな顔。

チョ~ットダケネ~!って言いながら飲むオバカ。


通常はサルチャ(トルコの有名なトマトの旨味調味ペースト)などで作ったトマトソースとヨーグルトをぶっかけて食べるんですが、

贅沢に餃子のタレをダバッとかけて食べたら

やっぱギョウザや~!

三人でがっついてあっという間に餃子終了。美味しかった~!日本の味、幸せすぎる!

この日はチェックアウトのお客様が重なり、他のお客様は長期滞在で夜は外出されるという事だったので、餃子でテンション上がった私達も久々に家族で散歩に出掛けました。

まず久々にエゲポート(港)のショッピングモール内にあるスタバへ。

あー、ネスカフェ以外のコーヒー嬉しい~。(トルコではインスタントコーヒーの事をネスカフェと言います。なんでやねん、それブランド名ちゃうんか?笑)

カプチーノの泡まぜまぜ係。

スタバで大はしゃぎの猿親子。




真横がすぐ海で、クシャダス代表ピジョンアイランドが目の前に見えます。ちょうど日没前。今、日没は八時半ぐらいかな。

サンセットクルーズのボートがちょうど出発しました。

怪獣達がうるさいのであまりゆっくりできずにスタバを後にし、海沿いを散歩。

海沿いを走る馬車がシーズンを迎え出勤してたので、動物博士、一頭一頭挨拶してきました。

よっ!一年ぶりだねちみたち!

そしてもちろん乗る。お金払ってませんので走ってくれませんねー。


クシャダスはほぼ毎日夕焼けが楽しめます。綺麗でしょ~?


お仕事中の馬車馬が通る度に見えなくなるまで立ち止まって見届けるチビ怪獣。ほんとに馬好きね。


餃子のタレのおかげでお腹満足、久しぶりに家族でまったり過ごせていいリフレッシュになった一日でした。

今度は知恵を絞って自分で餃子作ってみよっかな。

さ、明日も頑張りましょう。

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トルコの激甘スイーツ

2014-04-30 23:30:57 | トルコ料理はおいしいな
めるはば~

最近甘さ控えめな日本のスイーツが食べたいど~!涙

なんて日本の友達とメールしてたんですが、トルコのスイーツがどんだけ甘いかちょっくら代表的な物を紹介します。

トルコのスイーツの代表的存在と言えばバクラヴァ。

そう、あの何重にも重ねたパイ生地にピスタチオとか挟んであってその上からぎっとぎとにシロップがかかってあるあれです。


お店ではこんな感じにずらりと売られてます。


最初食べたときはめったに虫歯にならない私の歯にしみるほど甘くて、あの、美味しいんだけど一口でいいです。。。

って感じでした。

これをお決まりのチャイとセットでみんなぱっくぱく食べる食べる。男の人もがつがついってます。

あまりに美味しそうに食べるんで一緒になって食べてたら、あら不思議。何個でも食べれるようになってしまいました。

あぁ慣れってこわい。

バクラヴァを買う時に私は生地の見た目ががパリッとしてるやつに魅力を感じるんだけど、いつもおジェイはん(うちの旦那)に、

"あ~だめだめ!そんな乾いた様な古そうなん選んだら!もっとこうジュワッときそうなジューシーなん選ばな!"

って言われます。そのシロップがジュワッとなるって部分が嫌なんだよね。。。笑

その他のトルコのスイーツ、大きく二つに分けてシロップ漬けのものと、ミルクを使ったものになりますが、

その中でもエフェシアン一家(注:おジェイはんとチビ怪獣。私は時々でいい。。。おジェイはんは私も大好きだと思い込んでいる)が大好きなライスプディング。

トルコ語ではストラッチといいます。

その名の通りお米が入ってるプリンなんですが、最初聞いたときは、

え、プリンに米が入ってる?げー。

って思ったんですが、もっとぶつぶつ大量にお米が入ってるのを想像してたからで、実際は柔らかく煮たお米がプリンにとろ~り溶けてる感じ。

これはね、子どもが喜びそうなとろけるミルクプリンです。

だからチビ怪獣も大好き。

今日は久々におジェイハンが買って帰ってきました。


おっさんのこの嬉しそうな顔よ。


こちらも嬉しさ満開。


う~ん!って美味しさを表現。

なぜかこれを食べるときは正座になるチビ怪獣。テーブルの上で行儀がいいんだか悪いんだか。。。


とうとうシュガーハイ。こらえきれずにイエ~イ!って叫びながら立ってしまって怒られる。


(買って来てくれて)ありがとババ(お父さん)って言ってます。

作り方も簡単なので家庭でもよく作られるスイーツです。

冷やして固めるタイプとオーブンで焼くタイプがあります。

作り方、ざっとですが。。。

4人分ぐらいの量で材料は米50g、牛乳500ml、コーンスターチ20g、砂糖100g(私は半分にします。でおジェイはんに文句言われます)、バニラエッセンス少々、シナモンパウダー少々。

お米を洗い、柔らかくなるまで約20分ぐらい煮る。

人肌ぐらいの牛乳でコーンスターチと砂糖を混ぜておく。

おかゆさんぐらいになったところに溶いておいたコーンスターチを少しずつ加え、泡立て器でとろみがでるまでよく混ぜる。

バニラエッセンスを入れて火を止める。

冷まして器に盛りシナモンパウダーをふりかけてできあがり~。

焼くタイプはコーンスターチを溶かす段階で卵黄二個加えて混ぜる。

後は200℃ぐらいのオーブンで10分ほど焼いてできあがり~。

私は焼いた方のが好み。あと、器のふちにかちかちに固まったとこが大好き。そこだけあれば満足。笑

簡単なので気軽におうちでトルコのスイーツお試しあれ~。


シュガーハイで興奮冷めないチビ怪獣。


さすがに喉乾くよね。


蓋したままじゃん。

水飲んでると思いきや、こどもちゃれんじのビデオでしまじろうのお父さんがサックス吹いてるシーンを見ながらペットボトルをサックスにして一緒に演奏。もちろん激しく踊りながら。


こちらがそのシーン。しまじろうババ、悦にはいってます。

あんだけ甘いもの食べてもこんだけ動きゃそら太らんわ。

羨ましい体質だわー。

こんな事書いてたらますます日本のスイーツ恋しくなってきた。。。え~ん!


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トルコのうんまいパイ

2014-03-25 15:11:08 | トルコ料理はおいしいな
めるはば~

今日はおジェイはん(旦那)の実家に帰省するときの楽しみの一つ、アンネ(お母さん)の手料理を紹介したいと思います。

トルコ料理、ケバブとかもちろん美味しいレストランが沢山あるんですけどアンネの手料理、家庭料理に勝るものはないですね。

だって昔から食で家族を支えてきた代々女性に伝わるその家庭だけのレシピだもんね。


トルコのパイと書きましたが正確にはボレキといいまして、中の具はミンチ肉だったりほうれん草、チーズ、ポテト、なすび等があります。

今回アンネはほうれん草と白チーズのボレキを作ってくれました。

まず生地を作ります。


アンネの料理、計量というものが存在しません。小麦粉袋からだばだばだばっと入れて、じゃっと水入れて、あーた相撲取りかね?って言いたくなるいきおいで塩をまく、ではなく投入してました。

そしてこねてこねてこねまくってできた生地がこちら。

つんつんするとつきたてのお餅みたいでお雑煮食べたくなりました。

生地を休ませてる間に中に入れる具を作ります。

ほうれん草約一キロ。白チーズ(日本ではフェタチーズとして売られています)適量、刻みネギ、ディル、相撲取りの塩、胡椒で味付けして、さらにオリーブオイル投入してぐわっさぐわっさ手でまぜまぜ。

ここから生地を伸ばしていく行程に入ります。

少し大きめのおにぎりぐらいの大きさにちぎり形を整える。

日本の麺棒よりもトルコのは細くてなが~い。打ち粉しながらこちらをものすごい速さで薄ーく大きくのばしていきます。

アンネ!めちゃはやいな!とチビ怪獣(娘)と驚いてると、

この得意げな笑み。可愛い。


にょきにょきっと邪魔する手が乱入してきてもひるまずスピード落ちず。邪魔のやり甲斐ないので怪獣断念。


こんなに薄く大きくのばした生地にびゃびゃっとオリーブオイルぶっかけて


具をおきまして


くるくる巻寿司巻くみたいに包んでいきます。あー巻寿司食べたい。


ぐるぐる渦巻き作って、また生地をのばす行程に戻ってできたものをつなげていきます。

上から溶き卵三個と牛乳どばっ!ぐらいとオリーブオイルを混ぜた液をべたべた塗って


このタイムトラベルできそうな、はたまた宇宙まで吹っ飛んでいけそうな形相のオーブンで焼きます。

このオーブンはボレキをはじめ、パンや色んなお菓子、お料理など万能なオーブンで、火力も強く優れものなんだそうです。

180℃ぐらいで40分ほど焼いてたかな。オーブンの窓からちょいちょい様子を伺ってました。

さあ焼き上がりました!

売り物みたいに綺麗な仕上がり。


断面もすんばらしい!

焼きたての外はパリパリ中はジューシーなボレキ、トルコ人のだーい好きないつでもどこでものチャイと相性バツグン。

この作業、朝ご飯に間に合う様にちょいちょいちょいっとやっちゃうんだからトルコの母ちゃんに脱帽です。


さて、今回チビ怪獣あんまし出番ありませんでしたが、何をしてたかというと。

いたずらに手応え感じられず退屈したので


アンネのお祈りの数珠コレクションをどこからか持ち出し


お友達をコーディネート。


さわったらあかんよ~と注意されるも聞こえないふり~。

とうとう私に没収されて

いじけてソファで昇降運動延々と続けておりました。

ちょっと疲れて落ち着こうぜ娘よ。。。涙


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