トルコエーゲ海のエフェシアンホテル日記

エーゲ海沿岸の港街、クシャダスのEphesian Hotel Guesthouse での日常生活日記

トルコの医療の現場から~その2

2015-05-23 10:58:14 | トルコの病院
めるはば~

この前はチビ怪獣(うちの娘)のトルコでの初予防接種についてお伝えしましたが、

今回はわたくしの体験談。

どうやら私の歯はそうとう丈夫なようで

ありがたいことに生まれてこのかた歯に関するトラブルが全くと言っていいほどなかったのです。

が、

この前ランチにケバブサンド買って呑気に原っぱで食べてたら

ガリッ!

って聞いたこともない音とともに左奥歯に激痛が走り、

それから食べ物が当たっても飲み物が当たっても、空気ですら痛い!

ホテルに戻って様子を見るも痛みは治まらず、でももう夜の7時前だし変な時間に昼寝してるチビがもうすぐ起きそうだし、晩ご飯作らなきゃだし…

なんてウダウダしてたら

歯の痛みに関しての専門家おジェイはん(うちの旦那)が虫歯だらけで何度も激痛を経験しているだけとも言う

ふむ、その様子じゃ今晩は痛くて眠れないでしょう。診てもらえるか聞いてくる!

ってかかりつけの歯医者にバイクですっ飛んで行ってくれまして、

今からすぐ引っこ抜いてくれるって!はよ行っておいで!(ドヤ顔)

えぇっ!診てもないのにもう抜くことになってんの!?

てな感じで行ってまいりました、トルコの歯医者さん。

個人でやってる歯科で少し英語が話せるとのことなので心配ないとおジェイはんに押し出され、昭和な雰囲気満載なショッピングセンターの2階の一室へ。

歯科医である旦那を迎えに来た奥様に迎え入れられ、歯医者さんのものすごい握力の握手で歓迎されました。

歯の症状の説明よりもおジェイはんとの馴れ初めやらここクシャダスに越して来た経緯を根掘り葉掘りされ、今度は息子がアメリカに住んでるとか日本人のサトーさんって友達がいるとか自分の自己紹介(いらんやろ)が長いという前置き。

で、本題。

痛くなった経緯を伝えやっと視診。

トルコの歯医者さん、他はどうか知りませんがマスクをしていないため顔が接近してきて照れるというか、医者の細かい表情が目の真ん前丸見えでかなり不安をあおります。

特にこの医者表現が豊か…というより大袈裟で

一本一本見ながら、ウフッ!(うっわ~)とかアイ~!(あちゃ~)とか私の歯どんだけ汚いねんと思わす演出付き。

これは痛むかい?とか聞かれながらイジイジつんつん突っつかれ、

どうやら原因は一番奥の歯ということ。

私:それって親知らずですか?

歯医者さん:え…えっとー、(奥さんに向かって)ウィズダムトゥースって親知らずのこと?

とか二人でごにゃごにゃ語学の問答してるので

私:どういう治療になりますか?削るとか抜くとか…

歯医者さん:え?抜きに来たんじゃあないの?抜くよ!だってほら、これすごい古いでしょ、20年以上使った歯なんて抜いてもナンテコトナイよ!

3秒ほど固まった間に20年以上ってじゃあ痛くなったら全部抜くのかこやつらは…!って突っ込みたくなりましたが、この痛みといち早く決別するため黙りました。

痛み止めの痛みに対する痛み止めをぬるぬりし(さすが痛みに弱いとされるトルコ人、この辺は丁寧でぬかりなし。)痛み止めを注射する前に私ではなく医者が大袈裟な深呼吸に肩の柔軟体操。

歯医者さん:あー、難しそう…。ゆっくりゆっくり丁寧に…。

とかぶつぶつつぶやくも、親知らずと思われる歯に手をかけてからものの1分ほどで

歯医者さん:ジャーン!

って抜いた歯を究極のドヤ顔で披露してくれました。

あの大袈裟な準備体操はなんやったんやという早業でした。

他の歯を見てエゲツない反応してたから他はどうですか?と聞くも、

あなたの歯、とってもキレイよノープロブレム!と太鼓判。ホンマかよ。笑

次に様子を見せに行くのはいつ頃かと聞く前に名刺を渡され、

歯医者さん:痛くなったり問題発生したら携帯にいつでも電話してね!

あ、病院ではなく携帯なんですね。すぐ対応してくれるのね。これちょっと安心。

と言う事で無事抜歯終了。

これだけで30分内、前置き20分、通院なしで通常60リラのところなぜか50リラ(約2500円)にまけてくれました。

歯医者でまけてくれるとか初めて聞いたわ。笑

実はトルコは歯医者のレベルも悪くない上安いと評判いいんですよ。医療費の高い他国から歯医者目的でトルコに来る人も多いそうです。

歯が痛くなる前の呑気なピクニック風景

ピクニックに行く前はバッタリとセルチュクのぬるぬる一家と嬉しい遭遇。ぬるぬる日記

翌日は絶好調で調子に乗ってビーチをハシゴしました。

クシャダスローカルビーチに

レディースビーチ

健康第一ですね。

おジェイはんに、トルコに越してからホテルの仕事と子育てと家事が忙しくって歯磨きが疎かになってたこと気付いててん、主婦はいつも自分のこと後回しやねんで。

と言うと、

ナニイッテンノ?チエミチャンモ モウトシナンダカラ フツウノコトヨ!ハハハ!

最後の最後にしっかり落としてくださいました。覚えておれおジェイはんめ

時間をかけてじっくり確実に治療する日本の歯医者と比べると

後々トラブルが起こりそう感いっぱいですが、

意外に局部を映し出すカメラやモニターやら各種設備はどれもピカピカで日本の歯医者と変わりないんじゃないかな。

日本の歯医者の治療法にブチ切れる外国人の気持ちがわかるぐらいの一瞬終了型のトルコはそりゃ魅力だわと思う経験でした。

ご旅行中の歯のトラブルも難なく克服してくれるトルコの歯医者、旅の思い出にいかがですか~。笑

てか、今更だけど、奥歯抜歯したら縫うんじゃなかったっけか?


ブログランキングに参加しています。
ポチッとクリックよろしくです~!
にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村












トルコの医療の現場から~その1

2015-05-02 15:44:49 | トルコの病院
めるはば~

本日のお題、

定期的にやってくる子どもにとっても連れて行く大人にとっても

いった~い思いをする

そう、あれです

予防接種!

とうとうトルコで呼び出しがかかりまして

先日行ってまいりましたー。


チビの場合は1歳の時にここクシャダスに越して来たので、

それまでに受けれるものは全部日本で受けたんですが、

移住してから

そろそろなんか受けなあかん時期やろけど

まーだ大丈夫やろー。

と、余裕ぶっこいて放ったらかししてて

この前日本に帰省した時に小児科で予定を見てもらったら

医者:お母さん、これ受けれてないし、これもう受けなきゃなんないし、これももう受けれる歳になってるよ…。

私:ひえええええ!そんなに!?

今すぐここで受けて帰ることもできるよー。って言ってくれたんですが、

住民票の籍をトルコに移してるから保険が適用されないんですー。

トルコで受けるので今日はいいです…。

とだけ言い残し、こちらに戻ってからクシャダス在住の先輩ママさんに相談させてもらうと…。

先輩:え?こっち来てすぐに診療所から電話かかってきて予防接種ノート(日本の母子手帳の予防接種ページみたいなカード)もらって、その場で受けれるやつブスブスっとやってもらったよ!

私:も、もしかして私ら…忘れられてる!?トルコではありがち

先輩の助言のもとすぐに診療所に連絡。

◯日の◯時に連れて来てと言われ、連れて行くも医者不在トルコではありがち

やっとこさ医者が現れ悪びれもなくランチから戻ってきた様子。トルコではありがち

日本の母子手帳の予防接種ページをさらっと見て、

医者:じゃ、このページコピーして持って来て~。はいっ、今日はこれでおしまい!ぎょるしゅるーす!

電話した時コピー持って来いって言ってくれたら今日は来なくてよかったんじゃ…。っていうかここでコピーはしてくんないの!?

なんでもコピーをアイドゥン(クシャダスはアイドゥンの管轄)のメインの病院に届け、そこの予防接種科の専門医に日本で受けたものとこれからトルコで受けなきゃいけないものを照らし合わせてスケジュールを立ててもらって、

それからの接種になると。

で、先日お昼前11時過ぎに突然電話がかかってきて、

看護師:予防接種の準備が整ったから15分後に連れて来て~。トルコではありがち

あたふたしながら連れて行くと、

看護師:今日は3種類ねー。

私:さ、さんしゅるい!?

一気に3種類も大丈夫なのかとか普通何週間かあけてとかじゃないの?って聞きましたが、

トルコでは普通よーん。なんだそうです。先輩ママさんの言ってた通りや…。

郷に入れば…と言い聞かしながら既にベッドに泣き喚いて暴れながら寝かされようとしてるチビ怪獣の足を

お母さん!はよ押さえて!

と怒られ押さえながら目にした物…。

物書いたり色んなもん触った後手を洗わず、

接種前の接種部位の消毒もなく、ブスッ!

挙げ句の果てには

接種後の注射器の置き場所を用意してなくって、困った末にとった行動…

ベッドに刺した!!!爆

刺さった注射器がゆらゆらと揺れるのとチビの泣き声で目眩がするのを感じながら無事終了…。これは無事だったのか…

血が止まらないからシールないですか?と聞くも、ちょっと探して

看護師:今ないみたいー。ティッシュで押さえてー。はいっ、今日はこれでおしまい。ぎょるしゅるーす!あ、次は一週間後ね!

一週間だけでいいのあけるの!?

痛がるようなら痛み止め飲ませといてね~って予防注射の部位が痛むと痛み止めって考えがいかにもトルコで笑える。トルコ人は痛みに弱い。らしい。

そして当の本人。

あんなに大騒ぎしたにも関わらずケロっとして公園行くって言ってるし。

その横でふらふらしてるおジェイはん(うちの旦那)。こっちの方が重症。笑

痛がる娘の泣き声と血で半泣き。ったくこれだからなー。

普通接種後は安静に過ごすんだよ~と言っても公園行きたすぎて手に負えないため、

クシャダスで最も景色が良い、かつて全国民が崇拝、敬愛する初代大統領アタトゥルクがここを訪れた時あまりの景色の素晴らしさに自ら場所に名前をつけたという

クシャダス ガズィ ベーヤンディという公園でランチをすることに。

ここに来るとアタトゥルクの肩に座らないと気が済まないチビ。
絶景!

奥に見える丘の中腹辺りに我がエフェシアンホテルがあります。

ここのレストランは市営で、セルフサービスですが味も良く値段も安い!アルコールもあるよ。

月曜の昼なのにすごく賑わってました。

この日はメゼ(前菜)にシャクシュカ(焼き茄子の冷製トマトオリーブオイル風味)メルジメッキチョルバス(赤レンズ豆のスープ)とキョフテ(トルコの肉団子ケバブ)プレートにしました。

すごいボリュームです。

食後はすっかり復活した怪獣たちが公園で大暴れ。

デカい方のほうが楽しんでる感じが…。

最高に景色の良い公園です。

街の中心から歩くのはキツイですが、ミニバスでクシャダス国立病院で下車して少し下るとすぐ。

クシャダスに来られたらランチにどうですか~?

そんなこんなで接種後全く問題なく元気に1日が終わりました。

最近子どもに予防接種を受けさせない家庭が増えてきてますよね。

色々調べて検討したけどトルコでよく感染する病気とか対応とかやっぱり不安もあって受けさせることにしました。

また一週間後かぁ…はぁ~。

娘よ、たくましく育て!笑

ブログランキングに参加しています。
ポチッとクリックよろしくです~!
にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村