バーニーズ物語☆エリン舎

バーニーズブリーダーとして、今年の8月で27年。
健康でバランスのとれたバーニーズを世の中に

7月11日(火)

2006年07月11日 23時57分46秒 | 日々のわんこ

朝8:00にれんめん(れんげ&めんま)ちゃん宅から電話があった。
昨日の午後1:00からめんまちゃんは、前駆陣痛が始まったように激しい息をしているが生まれないという。
いつもかかっている獣医さんは、帝王切開ができないため初めてのところを紹介してもらい行ったが、4時間後にしか帝王切開ができないという。時間を計算すると激しい息遣いをするようになって24時間以上経ってしまう。そうなると母子共に危なくなる。どうしても4時間後にしかできないならば、弊社が行っている木俣動物病院に行った方が早く対処ができる。おっせかいと思いながら提案させていただくとすぐに浜松に向かってくださった。
愛知県瀬戸から2時間かけてれんめんパパ&ママは木俣動物病院に到着した。
石川先生がすぐに診てくれた。超音波で心臓を見るとお腹の方にいる子でさえ180なくてはいけない心拍数が100をきっているように見える。膣口そばにいる子の心拍は、素人の私が見ても60あるか、ないかだった。たぶん1頭目の子は、ダメだろうと思った。
石川先生はいつもは言わない「お母さんを助けるのを優先にしますが、よろしいですか?」という言葉を口にした。
肯定的な石川先生が否定的な言葉を口にしたことは、ショックだった。やはり時間が遅かったのかー。

昨日、ブログを読んでくださっている方から自分の子供を残したい一心で出身ブリーダーさんのところで妊娠させ、予定日が7日だったが、陣痛が起きずに母子共に虹の橋へ渡ってしまった電話を頂いたばかりだった。
「息が荒くなってきた」という電話を出身のブリーダさんにかけたら「もう少し様子を見たら?」と言われたが、心配で病院に行き、超音波で心拍の確認をしてくれて「まだ大丈夫ですよ。もう少し様子を見ましょう。」と言われたらしい。激しい息をするようになって24時間以上経ってから再度病院に行くと「まだまだ大丈夫。一応帝王切開の準備をします。」と言われて預けて帰ってきたら、病院からの電話でお母さんが意識不明になり虹の橋へ行って、帝王切開をしても全部ダメだったという話らしい。病院側はお母さんの子宮に筋腫があって、それが原因だという説明だったらしい。陣痛が起きない子が最近多くなっているのも事実。その理由は明らかではないが、予定日過ぎの出産は、本当に怖い。予定日前の方が安心する。

めんまちゃんは13,15,17日が予定日になり、15日予定日と間違えて申上げていたが、初産だから13日が予定日だったので、10日に前駆陣痛が来てもおかしくない。

「手術の準備はできています。事前検査は、持ってきてくださった検査結果で省略してすぐに行おうと思いますが、よろしいですか?」とテキパキと石川先生は行動してくださり、ちょっといやがるめんまちゃんをすぐに2階へ連れて行ってくれた。

れんめんパパとママは、そのまま浜松残った。

14時には手術が終わり、全員が無事だった。
男の子4頭、女の子4頭を与えらた。めんまちゃんも元気。
れんめんパパとママのすばやい判断力と行動力、それに石川先生の実力で母子共に元気で助かったと思う。本当に良かった。良かった。
れんめんパパ、ママ♪おめでとうございます。
先生方ありがとうございました。