雨の多い月を“膿み月”という言い方をアメリカのブリーダーさんたちはしていた。
日本では、6月が“膿み月”にあたると思う。
雨や湿気が多いと体の中にも炎症が起きるという意味らしい。
中国でもこの季節を“湿邪”という言葉で表し、皮膚や筋肉、関節に炎症を起こしやすくなり、胃腸系統に悪影響をおよぼすという
こういう季節になったせいか、よくなった耳がまた悪くなったり、食欲が落ちたり、下痢をしたりする子がみられるようになった。
ジュニもこのところ食事を残す。
獣医さんで診てもらったが、どこにも異常なく、しばらく様子を見ましょうと言われた。
今日も2/3を食べて残した。
食べたくないならしょうがないのだが、食べない=病気になる
と不安に思う私たちは、自分たちの安心のためだけに無理にでも食べさせようとするよくない習慣がある。
残っている食事を見つめているジュニ
「食べないの?」と聞くと
愛想笑いをする。
しょうがないので、残した中に生肉、ヤギミルク、乾燥納豆、乾燥野菜を追加した。
でも食べない。
こうなったら最後の手段!1年に1,2度してしまう手から食べさせてみた。
1口目は、ちょっとはりきって
2口目は、困った顔をし
3口目は、完全に引いていた。
そして、食事に〝あかんべー〟をするジュニ
これ以上食べさせるのは、無理だと判断し、
妊娠中で食欲旺盛のジュニのお母さんであるテイに残りを食べさせようとジュニの食べている場所に入れると
な、な、何とジュニが、食べ始めた。
必死に食べている姿を見て
感動し安心したが、本当に食べさせる必要があったのか?と疑問にも思った。