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書評「Lost in Tokyo: A girl travels to Japan to follow her missing mother's bucket list」(J.W.Lynne)

2019-07-05 06:26:04 | 書評


TOEIC6月23日試験まで、スコアアップに直結する勉強は、2か月半、やりつくした感があります。もちろん、いろんなTOEICの本に書いている勉強量(たとえば、1日3時間とか)を勉強していたわけではなく、テスト対策もまだまだやるべきことがたくさんあるのですが、気分転換と英語に触れる機会を増やすために、洋書を月1冊程度のペースで読むことにしました。

そこで選んだのが、"Lost in Tokyo: A girl travels to Japan to follow her missing mother's bucket list (set in Tokyo, Kyoto, Nara, Kamakura, and Nikko) (English Edition)"です。

New Yorkの大学生Erinが友人のAdamと一緒に東京に来て、幼い時に家を出ていったお母さんの日本でやりたいことリスト(Bucket List)を手に、日本を旅するという話です。東京は新宿、原宿、渋谷、神奈川では箱根、鎌倉そのほか、日光、京都、奈良をまわって、お母さんが行きたいところリストをまわります。最後に訪れた浅草で、運命的なことが、という話です。

出てくる場所が知っている場所ばかりということで、シーンを想像しやすい、読みやすい本でした。成田空港に降り立った時から帰る時まで、そして短い後日譚という流れの中で、主人公の心情や考え方が変わっていく様子が、生き生きと描かれている素晴らしい本です。

この本は、Amazon KindleのiPhone版で読みました。英語を勉強する上で、また、本をスピーディーに読む上で、Kindle for iPhoneはとても便利です。以下に、Kindle for iPhoneならではの二つの便利な機能をおすすめします。

1)読み上げ機能を使うことができる
iPhone Siriの読み上げ機能を使えるので、オーディオブックとして聞くことができます。テキストも読めるし、オーディオも聞けるので、以下の3つのパターンで読むことができます。内容の難しさやその時の集中力に応じて、読み方を変えられるといことが、とても便利で、かつ、素晴らしいです。

①オーディオだけで聞く
②テキストだけを読む
③オーディオを聞きながらテキストを読む


2)Google翻訳を使う
洋書を読むときに辞書を多用していたら、なかなか読み進められず、途中で挫折する確率がたかくなります。その点、Kindleでは、調べたい単語をハイライトするとその場でGoogle翻訳が単語を調べてくれるので、時間がかかりません。

Google翻訳は便利ですが、それでも、単語を調べる作業は極力減らしたいものです。どうしても調べたいと思う単語以外は、調べず文脈から判断して、どんどん読み進めていくことをお勧めします。

ちなみに、私がこの本を読んでいる間にGoogle翻訳で単語を調べたのは、10回以下です。

最後に、主人公が東京を旅してまわり、いろんな場所を英語で表現することを楽しめるだけでなく、ストーリーも、まずまず楽しめます。主人公のErinはお母さんに会えるのか?友人のAdamとはどうなるのか?筋は難しすぎず単純すぎないので、英語でも楽しめます。

TOEICでいうと、800点以上であれば、十分楽しめる内容です。Kidle for iPhoneを愛用している人にぜひお薦めしたい1冊でした。