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新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。 (ジュリア・キャメロン著)

2019-07-13 10:35:55 | 書評



資格試験と関係ない本です。「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」--創造性を取り戻してやりたかったことをやるためのてきすとぶっくであり、ワークブックです。

12週間通して1章ごとにワークする。そして、毎日、モーニング・ページという自分の意識を振り返るノートを書き、週に2時間、アーティスト・デートという自分の内なるアーティストとのデートを楽しむ。これに加えて、毎週6-10個の、ワークがあります。

そう、創造性を取り戻すのは、簡単ではないのです。
とはいえ、毎週2時間くらいでワークはこなせると思います。

アーティストにより、創造性を取り戻すためのワークブック。3か月の創造性を取り戻し創造的に生きるための本。私はすぐにワークを始められるわけではありませんが、モーニング・ページとアーティスト・デートは部分的でも生活に取り入れたいと思います。

『超高速暗記術~資格試験に忙しくても一発合格! 』 (鬼頭政人著)

2019-07-13 09:20:04 | 書評
開成→東大法学部→司法試験合格、弁護士でオンライン資格試験サービス「資格スクエア」を主宰する鬼頭さんの本です。資格試験の勉強法について、複数本を書いている著者で、主張は一貫しています。この本は、「暗記術」をタイトルにしていますが、資格試験勉強法全般の本です。やや暗記について重きを置いて書いた資格試験勉強法の位置づけでしょうか。

同じ著者の資格試験勉強法の本に『資格試験に「忙しくても受かる人」と「いつも落ちる人」の勉強法』がありますが、構成はとても似ています。「受かる人」と「落ちる人」の典型的な勉強パターンを対比して、その後に、説明やエビデンスを示すという構成です。

この本では、
〇 受かる人はXXXXXX
Ⅹ 落ちる人はXXXXXX

というかたちで、45の節、秘訣を挙げています。イメージがわきやすく、どこからでも読みやすい本です。

私の勉強法とは、基本的なベースとしては、似ている点が多いです。ただし、細かい点、各論では、違う点が多いです。なかでも、暗記術に関連する説明の中で、以下を取り上げている点は珍しく、とても説得力があると思いました。もちろん、わたしも著者と同じ考えであり、「受かる人」のやり方をしています。

1)受かる人は素直に暗記に取り組む
資格試験に合格している人に限らず、仕事ですぐに成果を上げる人の共通点は、「素直である」ことです。成功している人、うまくいっている人のやり方を「素直に」実行している人です。

いろいろ理由をつけて、教えてもらったとおりにしない。それでは、うまくいっている人のやり方を十分に取り入れることができません。

やらない理由を考えず、素直に取り組む。

これが、まず大切だと思います。

2)まず知識の枠組みを作る
私は拙著『中小企業診断士1次試験 科目別合格戦略』の中で、診断士1時7科目のフレームワークを示しています。過去問を解いて、覚えることを整理して理解を進めるにしても、そのためには、科目のフレームワークを理解することが必要です。

著者も、暗記をする前に知識の枠組みを作ることの大切さを説いており、とてもわかりやすく解説しています。

3)受かる人は、毎日ノルマに少し届かない
毎日ノルマを達成しているということは、自分の限界まで挑戦していないことです。よって、自分の限界と思えるより少し上のところに目標、ノルマを置いて取り組むということを、分かりやすく解説しています。

わたしも同じ考えで、短期的な目標につていはストレッチを入れることを勧めいています。著者の筋トレとの比較はとてもわかりやすく、さすが資格試験についていくつも本を出版して、かつ、資格スクエアを主宰しているだけあるな、と思いました。

この本は、膨大な暗記をする資格試験の受験者にとって、一番参考になると思います。法律系、ビジネス系の国家資格などが、ぴったりはまるでしょう。英語資格については、著者本人があまり取り組んだことがないこともあり、あまりユニークなノウハウは紹介されていません。それでも、勉強への取り組み方、基本的な暗記の仕方については、勉強になると思います。

表紙はマンガの絵で、各章の冒頭にTOEICを受験する先輩と後輩のおはなしが入る等、ソフトな点もありますが、内容は骨太の資格試験勉強法の本です。

これから資格試験を受ける人、すでに勉強をはじめており、自分を奮い立たせようとしている人、いずれにも役に立つ本だと思います。おすすめです。