9月13日(火)
東日本大震災ボランティア支援アカペラコンサート
at 大隈講堂(早稲田大学)17:30~20:00
重要文化財の大隈講堂、初めて入りました。
レトロでひんやりした感じながらも、パーツにはぬくもりがある。
二階席でしたが、天井のなだらかさが素敵だったな。
オープニングは「さらば涙と言おう」をゴスカバーアレンジで、全員で。
ほぼ定時に幕があがったと思います。緞帳がどーんと。
衝撃的だったのは、けして広くはない舞台いっぱいに最初から「全員」いたこと。
ええ、スペシャルゲストも。
その瞬間に、これは随分フレンドリーなライブなこと間違いないね、と確信。
そしてその期待通り、とてもとても、楽しくて興奮してしまう時間だった!
自分のなかで、2階席以上から観ているときってなにか客観的というか
入り込めずに俯瞰している感じになるのだけど、この夜はすっかり巻き込まれた。
講堂の規模、こじんまりとした1200席弱の会場だからこそなのかもしれません。
ゆえに、2階席のほぼ最後列から観ていたにもかかわらず、
さっそく記録しておきたい衝動にかられるいいライブだったのだ~
歌い終えて、てっちゃんがイベントの趣旨、参加アーティストの紹介。
◆SOLZICK
以前どこかでご一緒だった模様。コワモテながら、その後の打ち上げかで
居酒屋鳥貴族で会って気さくさがわかったという。
ジェロがサングラスかけた、風のリーダーが率いる6人。
◆AJI
SCSの後輩、長きに渡ってのお付き合い。
この日は白いスーツに蝶ネクタイの5人組。
…講堂のシンプルな舞台ゆえ、壇上が学芸会風に感じるのか…。
◆トライトーン
「アカペラ界のエベレスト」とてっちゃんのご紹介。
圧倒的に男性が多いなかで、女性ふたりの華やぎを感じます。
実際に生で聴くの、はじめてでした。
◆「トライトーンがエベレストならば、このひとは秘境です」
いろんなイベントの仕切りをさせていただいていますが、スペシャルゲストを
オープニングから登場させて、さらに2分も紹介しないなんて、普通じゃ
ありえないってことは重々承知しているんですが、とてっちゃんも、
そして秘境もめちゃくちゃ笑顔。
秘境がじりじりと奥のほうに下がっていっちゃってたのをみんなが道あけて
舞台前方に連れ出されたと思ったら、今度はどんどん前のめりという。
さすが秘境。拍手も歓声も半端ない。
スペシャルゲスト、スターダストレビューの根本要さん。
シークレットって言われてもさあ、なんて出てきた要さん。
「シークレットゲストって出てきてもみんな「はあ?だれ?」って感じだし、
帰るときだってシークレットなんだぜ」とシークレットまくしたて。
みんなに「シークレットじゃなくてスペシャルゲストですから!」と訂正されるまで、
ずっとご自身のことをシークレットゲストと称されていました。
会場すでに爆笑。最初からのこのマシンガンぶり、さすがだー。
舞台上の人数の多さの話からだったか、
「スタレビも783人いるメンバーからいつも6人を選抜してステージに出ている」
あまりに勢いのあるホラに、もう会場つかみすぎでしょう。
出てきた以上は「おれにもしゃべらせろよ!」とおっしゃっていましたが
てっちゃんにはばっさりと「一番働いてもらいます」と笑顔で言い放たれ、
さらに、一度はけた後「オープニングで5分押しました」とクギさされたらしい。
◆ゴス登場前のコラボについて
なんて贅沢な…ああ、どの曲もほんとあざやかだった。
SOLZICK×根本要 「Twist and Shout」
トップバッターSOLZICKとのとき、ほんと2曲目から早速登場(笑)
オープニングでてっちゃんが「今日は一番働いてもらいます」と伏線はっているので
会場大歓声です。
「おまえらとは気が楽でいいなあ、あいつらスーツなんか着やがってさ、
さらにこの後はみんな早稲田つながりだからなんか敷居が高いよな」とやさぐれつつ
Twist and Shout、ほんと楽しそうだった、楽しかった!
AJI×北山陽一 「DOOR」
そして、AJIも「ここでコラボですが…」と3曲めで。
でも要さんでは予定調和すぎ、と登場したのはゆかり深いキタヤマさん。
片腕で自分を抱きしめ、顔をぽりぽりかきつつ、とたとた、と。
「いい曲なので歌わせて」と2001年か2002年当時、北山さんから彼らに
申し出たとのこと。で、ソロでやって撃沈だったとか。
確かに、何かの記事か昔のネットサーフでそんなことを読んだ記憶があります。
当時観ていた方にとっては、きっと大きな違いがあっただろうなー。
この日でさえ、というと何ですが安定的に高音の出る昨今という前提で、
しなるように、しぼりだすように高音を歌う姿を久しぶりにみた。
難易度高そう…そして、幸せな歌かと思いきや切なくて。
歌い終えて、AJIに「ばいばーい」とステージ去りました。
あれは客席には手を振ったわけじゃなさそうだった(笑)
トライトーン×村上てつや「What you Won't do for love」
耳馴染みのある曲…!と思っていたらトライトーンとの最初のコラボは
おもむろにステージ下手にあらわれたてっちゃん。
「What you Won't do for love」、めちゃめちゃカッコよかった!!!!!
ああ、また聴きたい。
すっと現れた瞬間も、そしてセンターに移動しても。
なんていうんだろ、やっぱり華やか。花があるんです。目を奪われてしまう。
そのサマが、なんとも私にとってはエベレストに対して道場破りという
コトバがしっくりくる感じでね。
もちろん実績あるのだけど、バンカラに、こわいものしらずに向かっていく感じ。
人生初の初のボイパ〆だったそう(笑)
歌い終えて再演してみつつ、「役割かえまーす」といいながら去っていきました。
トライトーンのみなさん、「いろんな意味で迫力がある」と口々に(笑)
トライトーン×根本要「星に願いを」
再度の登場、要さん。
さっきは適当にわーっと歌えばよかったけど、なんかまた難しい選曲で、と
言いながら「星に願いを」。
さすがセッションの背骨、要さんは炸裂しつつ、やはり聴かせる。
この人の声も、ブランドだなー。
つづきはまた週末に。
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