「ゴスペラーズの作り方」

昨晩の熱燗の酔いが残っていたのか、気合で起きたものの
「セルゲイ」一般発売は、PCも電話も、まったくもって空振りでした。

瞬間蒸発だよね、これは…。

店頭に並ぶガッツがなかった自分が、だめだったのさー。


FCもモバもネットもツアーも、ことごとく外れてきたものの、
土曜日だし、北山さん誕生日だし、一晩中遊べるし、
何より1年前のあの感動をまたあの場所で！と願った苗場、さよなら！

年度末の慌しい時期だけど、東京都内。
気合があれば抜け出してでも行けないはずはない中野、さよなら！

他の地には行けるのだから良しとするか…
4月にブレイクする（予定だ）もんね、と、思いつつ二度寝。


そんな気持ちを盛り上げてくれるのはこれだ！


「ゴスペラーズの作り方」


GosTV、すごい新春特別企画、やってくれましたねぇ…。
これが「MEMBER PROGRAM」ではないところが太っ腹だね。
2/9までストリーミング配信中。

決してゴスペラーズをどう作るか、ということではありませぬ。

ゴスペラーズの曲作りをお見せしよう、という2006年ファンの集いにて
大爆笑したこのGOSMANIA垂涎の突撃企画。

とあるいろんな協会やら番組から、ゴスぺラーズに作曲依頼が
持ち込まれていたのをマネージャーさんがおもむろにライブ本番中の
彼らに「締切まで15分しかないんです」と投げる暴挙。

15分のカウントダウン迫る中、ときどき優しい時間が流れつつも
依頼テーマに沿った曲作りをステージ上でやってのけるゴスペラーズ。

しかも曲とは関係あるようなないようなアイディアやイメージ画や動きなど、
たくさんのこともぽんぽん生まれていく。
最終的には曲を助けるものばかりなんだけどね、それがおかしくて。

普段の5人のスタジオ作業的なことも垣間見えて、スゴイの一言。

日頃のそれぞれの役割分担がこれまたよくわかる。
チャチャ入れてみたり、黙々と作業してたり、勢いが求められたり（笑）

めちゃめちゃ抱腹絶倒・拍手喝采スペシャル企画だったなー。

集い終了後には、とにかく音源化を！CD化してグッズ販売してくれ！と
思っていたら、公式サイトにコンテンツとして登場。

全国7ヶ所8公演で生まれた迷名曲たちを一挙公開してくれるなんて
嬉しいことであります。

各地に参加された方のネタバレや会報で、テーマや雰囲気はわかったような
つもりでいたけど、聴いてみたらあっさり想像以上。

なんだー、もう！
それぞれに味がありすぎて、笑いすぎて苦しいっ

自分が参加した日の「おかあさんとかといっしょ」「ライ，ライ，ライ」から
聴いてみて、あー、そうだった、そうだった、と。

集いでの様子はコチラ↓
■2006.9.14 Zepp Tokyo　「おかあさんとかといっしょ」
＜依頼内容＞
子供向けテレビ番組の人気コーナー体操の時間のイメージソング

■2006.9.18 Zepp Sapporo　「ライ，ライ，ライ」
＜依頼内容＞
新春スペシャル企画特別ドラマ「北の国まで　'69　～闘争～」の挿入歌


8曲通して、改めて私が観た両日は、1、2を争うグダグダっぷりだ！（笑）

酒井さんに、こんな、視線と念を送ったことを思い出す。


■2006.9.13「Umpire's Sky」
＜依頼内容＞
野球の審判員になりたいという若者が減ってきている昨今、
審判員のイメージアップになるような曲をお願いします。

…最後サイレン入れてみた、っていう酒井さん。そのセンス、スゴイよ。
カンタンに言ってるけど、口で何でも音出してみよう根性のある
この方ならでは、です。

アウト！セーフ！よよいのよい、っていうのが、爽やかだという曲に
どんな風に入っているのかが想像もつかなくて。なるほど！
「私が裁いて丸く治める」本質ついた名言です。

「鳥のように」と「誰からも自由」と「私」ときたら、
やっぱり自立の歌になるんだ…と意味不明なことを思った次第です。

広々としたスタジアムと青い空を思い描ける！
ギターがいいねぇ。


■2006.9.16「REAL LOVE」
＜依頼内容＞
ブラック・ミュージック＆ポップス界を代表する世界的なビックアーティストが
緊急来日するにあたり、ゴスペラーズと是非デュエットしたいという依頼。
しかも日本語で…。

ジャイケル・マクソンさんとのデュエットだとのことで、勝手にもっと
リズミカルな曲かと思っていたら…。
北山さん！こういうの！こういうのがアルバムでも聴きたい！

ところどころに入る雄叫びとつたない雰囲気の日本語が、さすが大物（笑）
ちょっとうっとりしちゃった、君と僕とのハーモニー2spellers。


■2006.9.21「いかすぜ！POSTMAN」
＜依頼内容＞
全国の郵便配達員さんを讃える応援歌をジャジーな感じで…。
この曲、一番好きだ…。無駄なまでにカッコイイのが最高です。

これまた北山さん大活躍じゃないですか！カモン、北山！
「八百屋さんでもねぇぜ！」とシャウトする北山さん。あなたにしびれた。
こんな感じもいいじゃない

や、もう歌詞はどうなのよってくらいばかばかしさ全開ですが
「おじいちゃん、おばあちゃん速達です」
「いやいやこれはどうも、ごはんまでごちそうになっちゃって」って、
どこの地域のポストマンなのさ！！

それを語り歌う黒ぽん…面白すぎ。ひぃー。



■2006.9.22「俺はマネージャー」
＜依頼内容＞
アーティストやタレントのマネージャーになりたいという若者が、
以前より減ってきている今、その現象を食い止めるような
イメージアップになる曲をお願いします。

このサビ、以前にＳＣで黒ぽんと北山さんがちらっと歌って以来
耳について離れなくなっちゃったんですが、応援というよりは
なんだか哀愁漂う曲ですなぁ。

出だしのてっちゃんののったりしたカウントと最後の酒井さんの
業務連絡を聞くだに、イメージアップしたのかどうかは…（笑）


■2006.9.24「舌の匠」
＜依頼内容＞
ソムリエという職業の現実を知らず、華やかさばかりが
取り上げれられる今、ゴスペラーズにソムリエの現実、苦悩を
歌って欲しい。シャンソンにのせて。

ゴスとシャンソン！
それだけで何かが起きそうなのに、きた。美輪薫サマが。
ぼんそわーむっしゅ。

「自分に酔った愚か者たち今夜もここへいらっしゃい」
「高いワインばかり飲むのはおやめなさい下のワインが一番美味しいの」

ワインの奴隷！
この憂いさ、言葉の麗しさ、だけどこの面白さはなんなんだ。
ゴスってやっぱり引き出しがいっぱいあるのねぇ。
しみじみと感心した。

この曲、どれだけ真面目におバカにやっているのか、ほんとに
ライブで観たかったー。テンポあがるとこなんて最高。
いいなぁ、福岡参加の皆さん。

最後はドリフ。


■2006.9.25「あの娘にストライク」
＜依頼内容＞
回復の兆しがあるとはいえ以前のブームに比べると
ボーリング場への集客が減ってきている昨今、ボーリングの楽しさ、
素晴らしさを伝えられる曲をお願いします。


こういう勢い100％のてっちゃんが好きだ。

「スパーン、カーン、イヤーン、カーン」ってどれだけキャッチーな
出だしなんだ。ウワサのこれが聴けて大満足です。
ガタガタガタガタ言うところがお気に入り

「弾ける心♪かわいいあの娘♪」サビの北山さん低音が嬉しい。

ここまでボーリング用語を織りなしてまとめきったのには拍手です。
ボーリング場が目に浮かんじゃって仕方ない（笑）

ふとした瞬間にアタマの中でぐるぐる回ってしまいそう。

この間ごはん食べにいったお店のそばの老舗ボーリング場、
そういえば今日で終わりだったんだ。36年の歴史に幕。
「新時代にマッチした総合レジャーセンタ」に生まれ変わるんだとか。
その掲示がまた古くさくてねぇ…後輩と、生まれ変わっても
この古きよき時代の香りは消えないね、と話してました。

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テーマに沿った、期待通りの曲作るってやっぱりスゴイ。

ステージ上は戦場のようなそうでもないような感じでしたけど
テーマしかないところから短時間でアイデア出して形にしていくって
この5人だからできる良さなんだろうな、って思いました。

それぞれがそれぞれに、自分の役をしっかりとやり遂げているから
素晴らしい。面白い。だから、そんなゴスが大好きだ！


今日は、ムリヤリこの8曲を保存するのに2時間ほど費やしてました。
通勤電車の中でも、ニマニマと楽しもうと思います。