On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

面倒な店

2009-10-04 23:14:00 | Eating&Drinking

四半期一度のGF会。
今回は、趣旨を大幅に変更し(7-9期の世知辛い事情を鑑み)
「一流を知る」→「日本唯一」に。

前回のGF会がお寿司だったので、あまり知らない国の自慢料理を
食べに行くのも面白いかもね、なんて話をしていたのが本当に実現。

行ってきたのは、こちら

この国の料理を食べられるのは、日本でここだけ?とのこと。
それが日暮里にあるということで、ならば是非と9月の大連休明けに決行。

話の盛り上がりついでに、同僚とこの店について調べていくうちに、
どんな料理をどうやって食べるんだろう、とか、水タバコってどうするの?とか、
ベリーダンスが無料チャージ(強制)なんだ、とか、店長が面倒くさいって何!とか、
いろんな疑問や謎や事実らしいことでどんどん妄想が膨らみ…
予約してからの1週間、遠足に行くコドモ状態になっていたのでした。


玄関先で靴を脱ぎ、絨毯敷きの店内へ。
案内してくれた人に「これがその店長…?」と緊張と警戒をしつつ。



店内にはベリーダンスの衣装(売り物)や水タバコのボトルが。
衣装が1200円くらいとかでびっくり。

床に一枚板が置かれていて、それがテーブル。正座や胡坐で。
飲むつもり満々で行ったのに、座るなり出されたチャイと大きな焼きたてクッキー。
そして、カエルやお魚やカメの、ずいぶんとまたフレンドリーなコップ。

 お皿の上にあるのがクッキー。


しかし、うかつなことを言ってはいけないのでは、とお酒を…とも切り出せない。
そして料理の名前がよくわからないままガンガン運ばれてきはじめて、
あっという間に板の上はいっぱいに。




ちなみに「食べきれない・飲みきれない」という、「放題」以上の、
合ってんのか間違ってんのか微妙な日本語のコースで予約しておりました。

無事、瓶ビールが飲み放題。



お食事は、思っていた以上に口に合う。
名称がわからなかったんだけど、ラム肉と豆の煮込みが美味しかったなぁ。

そして、何やら騒がしい声が聞こえて、「あ、違う、あの人が店長か!」と納得。

ばーんと現れ、「そこの変なサラリーマン!おーまえだ!これ配ってー!早くー!」
「そこの美人の彼女~!早くこれ着て~!明日の朝あなたの肉じゃがが食べたい」
いろんなことが飲みこめていない状態の、隣の席のお客さんたちつかまえて
トルコあたりの装束をムリヤリ着せ、次から次へまくしたてる店長…。
男性は下げるけど、女性は立てる感じ。

そんな隣のお客さんがドライフルーツをサーブしてくれました(笑)
「・・・失礼します・・・」「なんか・・・大変ですね」「ね・・・あ、これどうぞ・・・」
と、よくわからない連帯感が生まれる。

その間も店長は「わたしと明日荒川区役所へ行こう」とやけに現実的な言葉で
口説いていたりする。

ここを同僚が予約するときに電話で、
「3人です…男2に、女1です…食べられます。…ないです」と、不思議な返事を
苦笑気味にしているのを聞いていたんだけど、
「肉は~食べられる?」「食べられないものはある~?」とまったりと聞かれたそう。
お国柄、宗教的なこともあるしね、なるほどー。
しかし男女の内訳がなぜ必要だったのかは、お店に行ってもわからず終い。

19:30の予約で行って、ベリーダンスのショーが20時から。
店内の席と席の間を使ってやるそうで、
「すごく丁寧な言葉で言うと、お前たちがジャマだ!」(笑)
お客さんが動いて、ばばーんと現れたエキゾチックなベリーダンサー(先生)。



おお~ローレライだ!なんてね。

しかしホント見事なおなかの動きに、なんて布地の少ない衣装…と
観ていたら、1曲踊りおえた先生、「はいはい~」とおもむろに同僚の手をとる。

これか!

事前に調べていたなかで「イヤでもベリーダンスのショーに巻き込まれる」
とあって、「その時はいいですよ、自分、率先します」と言っていた同僚。
率先も何も連れ出されていってしまった。先生お目が高い。

一緒に踊ったのがまた面白すぎるまでに同僚がへたに上手くて!!
笑い死にそうだった…

動画に収めたので、何かつらいことがあったらこれ観て元気出そう。

先生とのデュエットを見事踊りきった同僚、先生に「めっちゃノリええやん」と
拍手されて席に戻ってくる。いやーすごいすごい。

同僚に拍手を送っていたら、「はい次~」と手を引っぱられる。
「そちらの大きな人も~」と上司も呼ばれる。
他のテーブルのお客さんもひっぱられ、総勢6人で輪になってベリーダンス。
自分でやってて、おかしくておかしくて。なんだこれ、楽しい。

先生の真似で練り歩くとき「キューティハニーがつかまってジタバタする感じ」
とか微妙な説明をしてくれた途端に上司の動きがよくなったり(笑)

「はい、ムダに盛り上がってー」と指示が飛ぶなか、見知らぬ人々と騒ぎ踊る…
すごい空間だ。食べにきたけど遊びもできた、みたいなエンターテイメントだ。

輪になって踊ろうは続いてもう1組。同僚が再び呼ばれる(笑)
高度な感じのその踊りを、まったくの素人たち(だろうと思う)が、
見よう見まねでそこまでできるのか!ってくらい先生が盛り上げ上手なのかも。

いやー、笑い疲れた。

そして「食べきれない・飲みきれない」の名の通り、いつまでもいつまでも
食事が運びこまれてきて。
というより、デザートらしきものも、食事と一緒に出てくるんだよね。

そして店長が、トルコの綿あめらしきもの?をみんなの口に入れて回るという…
あまりに大きなかたまりを口にいれられて、ぶわっと噴いちゃった方も(笑)
真っ向から受けた店長が「なにすんだ!」と言ってたけど、お互いさま(笑)

なんとなく一段落したところで、水タバコ登場。

これもフレーバーがやけにたくさんあって、シナモンやフルーツなど列挙されて
いる中に突然「きゅうり」って書いてあったり。
うわーどれにするかねーなんて事前には盛り上がっていたのですが。
さすがコースについてくる水タバコなので、フレーバーは選べず。
結局なんだったんだろう。ふわーっとした甘い香りでした。

 吸い込むときに、きまって苦悩顔になる。

口元のパイプはひとりひとつずつ。つけかえて使います。
それをつけかえて、すーっと吸い込むと、グリーンのボトルの中の水が
ぶくぶくぶく…となり、アルミの中の炭でタバコが煙り、鼻に抜けるように
ほわっと香るのね。
私は肺にいれないようにしてたけど、同僚は結構入れていたみたいで
帰り道「後頭部が涼しい感じ」と言っていた。なんだそりゃ。

なんだかもうそんなことやってたら、あっというまに22時過ぎており。
いつもの四半期振り返りや来期抱負を語ることなく、お店のことだけに
夢中になっているうちに終わってしまった。
来ているお客さんも不思議な人が多くて、思わず観察しちゃったもんね。

そしてお会計を…と腰をあげた私達に、
「やっと帰る?部長、ここ全員分払っていってー」とすっかりサッカー観戦して
お疲れモードのまったり店長。

これだけ色々あって3,500円ってすごいなー。

あまりに面白かったので、翌朝、部のメンバーに話したり動画見せたり
していたら「うわー行きたいー」という声多数。
10月の部ミーティングは難しいかもしれないけど、年内にまた行ってみたいぞ。
いかん、リピーターになってしまう…。

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2 Comments

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Unknown (tami)
2009-10-05 18:31:51
なんだかとても楽しそうなお店ですね
ベリーダンスを生で見てみたかったので、今度行ってみます
いつもうれしい情報ありがとう
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ぜひ! (miho)
2009-10-06 00:35:09
☆tamiさん

一見の価値ありのお店だと思います。
妙な緊張感も時折生まれますが(笑)楽しかったです、ホントに!

ベリーダンス、思いのほかセクシーで、
「これを黒ぽん、習おうとしたのか…」と遠い目をしました。
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