eternalturquoiseblue

日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

ジェームス・ディーン

2019-03-04 09:37:48 | 音楽・映画・アニメ

   「青春よ永遠に」 ( Giant 1956 のワンシーン)

ジェームス・ディーン(1931年~1955年)という俳優をご存じでしょうか。彼は、メジャーな映画には僅か3作品にしか出演していません。ですが、ハリウッドスターの中では圧倒的な存在であり続けています。

24歳でその活躍が更に期待されているさなかに、カリフォルニア州の州道を愛車のポルシェ・550スパイダーを運転中の事故で、映画さながらに夭折してしまいます。それ故に彼は彼自身が演じた「若者像」の姿のまま、アイコンとなりました。

彼が演じた役や、その映画の素晴らしさ、実際の彼自身にまつわる悲劇性、母を幼くして(9歳のとき)失くしたこと、恋人ピア・アンジェリとの悲恋や、何故か一人でいることを好んだこと、「エデンの東」というスタインベックの小説の主人公「キャル」が彼自身と重なるイメージであったことなどがその伝説像となりました。

出演した主な作品は、「エデンの東」(1955)「理由なき反抗」(1955)「ジャイアンツ」(1956)の3作品です。遺作となった「ジャイアンツ」にはエリザベス・テーラーがヒロイン役、ロック・ハドソン主演で広大なテキサスの牧場を舞台に、「スケールが大きく豊かなアメリカ」が描かれていました。

戦後の日本が相克の中でも反米にならず、アメリカ的な価値観に影響を受けながら、「豊かさ」や「自由」を求めて懸命に生まれ変わったのは、これらの映画やそこに描かれている人物達が大変魅力的であったことも大きな要因の1つだったのかもしれません。




コメント

kamakuraboyさん、こんばんは。

日本人は、アメリカの豊かさや自由に確かにあこがれがあったと思います。
ジェームスディーンはアメリカの若者の象徴のようなイメージを持っています。
雨に濡れた街を歩くディーンの写真は趣がありますね。
Niceです。
2018/1/27(土) 午後 9:03 泉城



> 石田泉城さん
コメントをありがとうございます。”Giant”は古き良きアメリカの姿を感じさせてくれる映画でした。昔親子でみた懐かしい映画です。
2018/1/27(土) 午後 10:48 kamakuraboy




2018年1月27日ヤフーブログに投稿した記事より

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。