多くの柱にはタイワンヒノキを多数用いて造ったものだったそうで、
復元に30年かかるとも・・
首里城が今朝未明に全焼したというニュースは衝撃でしたが、首里城の管理運営は今年の2月からは国から沖縄県に移管されたばかりだったようです。
沖縄県知事で元タレントの玉城デニー氏は、首里城焼失の際、韓国に出張しておられたそうですね。わざわざ沖縄県知事がこの時期に韓国に出向く必然性などないと思いますが、何を相談しに行ったのか、つくづくこの人物のセンスを疑います。
日本の安保にとっても普天間周辺の住民にとっても、役にも立たない「反対のための反対」を唱えるばかりで、辺野古移設に代わる対案を示すこともなく、政治家としての判断力など全くなく、ただの情緒的な人物に過ぎないので、県知事が勤まるはずもなく、世界遺産の首里城をきちんと管理出来ずに焼失させた責任は重い。
世界遺産ですし、首里城は国所有のものであって、沖縄県だけのものではないし、漏電や火元の管理には万全の上にも万全を期すべきでした。「万国津梁の灯火」などというのは本物のキャンドルではまさかないと思いますが、どこかの国のデモとそっくりのイベントで、気持ち悪い。
私は子供が生まれる前と生まれた後に2,3回訪れたことがある場所でしたし、沖縄県のみならず、我々日本人の大切な財産ですから、とても衝撃的で残念です。
「和城」とは全く趣の異なる、朱色の低層階の城で、穏やかな南の海と風の匂いのする竜宮城のような明るい南国の城(グスク)で、明るい太陽の日差しこそが相応しい城なのに、夜のイベントのためにリスクの高い7000本ものキャンドル(電気配線?)など飾る意味が解りません。出火のリスクを背負ってまで、そのような飾りつけを敢えてしようと思うならば尚のこと火元管理者は少なくとも期間中は昼夜問わず交代で漏電などの火元をしっかり見張るべきでした。
焼失してしまったのはとても残念ですが、過去に4回焼失しては再建してきたそうですから、また美しい首里城を蘇らせてほしいし、是非応援したいと思っております。
首里城の多くの柱はタイワンヒノキだったそうで、台湾の蔡英文総統が「かつての華麗な姿を取り戻せることを心より願っています」と早速メッセージを送って下さっていますね。
ただ、今回の火災の原因をつきとめて、きちんと反省すべきことは反省していただかないとなりません。
追記
10月31日未明に起きた火災での首里城焼失から早2か月となりました。
2009年にはドイツの「ドレスデン・エルベ渓谷」が、橋の建設で景観が損なわれたとして登録を抹消された例があるそうですが、首里城の場合、2000年に世界遺産に登録されたのは「琉球王国のグスク(城)及び関連遺産群」には、正殿などの復元された建物ではなく、正殿地下にある遺構「首里城跡」であったことなどから、ユネスコ(国連教育科学文化機関)は11月15日、正殿などが焼失した首里城跡(那覇市)について、引き続き世界文化遺産としての登録を続ける考えを上野通子文部科学副大臣に伝えたうえで、「首里城の復旧に携わることはユネスコとしても重要なことだ」と述べ、専門家などを派遣する用意があると伝えたそうです。
ですがやはり再建への道のりは遠そうですね。
引用:
参考:
まさに「穏やかな南の海と風の匂いのする竜宮城のような明るい南国の城(グスク)」ですね。
特に沖縄県民にとってはなくてなならないものですから、この世界遺産を焼失させてしまった管理責任は誰にとってもらうのでしょう。
近年は日本に樹齢が高く幹が太いヒノキが少ないために首里城の柱にはタイワンヒノキが使われています。日本の神社仏閣にはタイワンヒノキが欠かせない状況でしたが、現在は禁伐になっているので材料調達が懸念されます。
復元に要する年数は、タイワンヒノキを柱に相応しい太さに育てるのに30年かかるという話なのかと思いますが、このような火災のリスクは首里城に限らず、日本の寺社仏閣や歴史的な建造物などにもあることなので、何が原因だったのかを、しっかり検証して、それにどんな管理基準が必要なのか、重く教訓にしなければなりませんね。
伊勢神宮でも本来は木曽ヒノキの天然木を使用していましたが現在はその木曽ヒノキの種から人工林を育て神社林としてそこから樹齢200年くらいの木材を計画的に調達しています。
若い木に比べ強度があって長持ちします。
首里城のライトアップには熱の発生が少ないLEDライトを使用しているものと思いますが漏電のリスクは付きまといますね。
伊勢神宮は20年に1度式年遷宮をしているそうですが、木曽ヒノキの人工林から調達しているのですね。首里城はタイワンヒノキを使っていたそうですが、今後調達できるのでしょうか。