ジョアン・ジルベルトは、1931年ジュアゼイロ生まれの歌手で、ボサノヴァのリズムの創始者とされている。
18歳のとき、ラジオの歌手になろうと決意し、不遇な時代もあった様ですが、
(ピアニスト)アントニオ・カルロス・ジョビンや、中流階級の大学生たちと知り合い、のちにボサノヴァ・ブームを起こした。
ボサノヴァのリズムは、パーカッションによるサンバのリズムを簡略&洗練したもので、そのテクニックはジョアンが発明したもの。
そのボーカルのテクニックは、ヴィブラートなしに一定のトーンで、歌うというよりも囁くように、フレーズを本来の拍の前後にずらしながら歌うというもの。
ジョアンは最初のLP『Chega de Saudade』(’58?)は、ジョビンが作曲し、このタイトル曲はブラジル中でヒットし、ジョアンのキャリアのスタートとなっただけでなく、ボサノヴァ・ブームを起こした。
1962年前後、ボサノヴァはアメリカのジャズミュージシャンたちにも取り入れられるようになった。Girl from Ipanema)」は世界中でヒットした。
ゲッツの招きに応じて、ジョアンとジョビンはジャズの金字塔となるアルバム『Getz/Gilberto』('64)で共演した。
当時ジョアンの妻だったアストルーヂ・ジルベルト(アストラッド・ジルベルト)は世界的スターとなり、ジョビンの曲「 Garota de Ipanema Garota de Ipanema Garota de Ipanema (『イパネパの娘』ですね!)」は世界中でヒットした。
…らしいです。