人間は 1)自分がした過去の行為を忘れている。 2)自分がした行為のその本当の善悪に気づきにくい面がある。
この二点を気づきにくくしているのは、その人間の「執着心」だと老子は指摘しています。
自分の物事への執着が強ければ強いほど、自分自身の間違いに気づけないのが人間なのです。
冷静に観察している第三者には、他人の行為の善悪はよくわかるものです。
だから人間は自分自身で自分を観察して、自分の悪い原因となりそうな行為に早く気づくことが、良い結果や幸運をもたらすことになります。
偶然や.他人が決めた運命などは、実際には存在しないのです。すべての結果は、自分自身が原因だったのです。
自分のための我欲からの執着心を少なくし、自分がした行為を忘れずに、自分自身を静観することが、のの世での幸運を「今も」日々、生み出しています。
だから、今からでも運命を改善することが可能で大丈夫なのです。
【老子】引用文