ヒデェVH ギターコレクション

自称「関西一のPEAVEY-WOLFGANGコレクター(笑)」

PEAVEY WOLFGANG CUSTOM SHOP GREEN '03

2005-03-14 23:54:32 | Weblog
このギターは数年間に売却済みで、現在は手元にありません

つ、ついにやってしまった.........

いつかこういう日が来るのではないかと、自分でも薄々感づいていたのではありますが。

エディがPEAVEYとの契約を解除すると同時にカスタムショップの受付が急遽中止されたのは、当然といえば当然のことでした。
しかし、あまりに唐突だったため、自称WOLFGANGコレクターとしても戸惑ったのも事実です。
「いつかカスタムショップを注文したいな~」と思いながらも、ま、「そのうち注文すればいいや、その気になればいつでも注文できるんだし。」と、タカをくくっていたのです。

気がつけばもう注文できない..........正直「しまった!」と後悔したのである。

今回久しぶりにebayを利用してみました。
グリーンのWOLFGANGは前々から欲しかったし、なかなかきれいなキルトトップとあっては、もう我慢ができないのである。

落札後、待つこと約10日、やっと届きました!!

ミントコンディションというのはこういうことを言うのでしょうね。
全く使用感ありません、掛け値なしの新品同様です。
前のオーナーは注文して4ヶ月待たされたそうです。

基本的にレギュラーのアーチトップと同じスペックです。
どこがカスタムなのかと言うと、
1.キルトトップである。
2.マッチングヘッドになっていて、ヘッドにもキルトメイプルが使われ、ボディと同じグリーンで塗られている。また、ヘッドのPEAVEY WOLFGANGというロゴがシルバーで書かれている。
3.ポジションマークが黒ではなくパールである。
4.ボディバックが黒ではなく焦げ茶色(ダークブラウンっていうのかな)で塗装されている。
5.シリアルナンバーが91ではなく50で始まっている。
6.工場での制作途中の画像を納めたフロッピーディスクがついている。
ま、こんなところです。

う~む、外見的な違いはたったこれだけなのである。

例えば、カスタムショップには超高級ハードケースでも付いて来るのではないか?とか思っていたが、レギュラーと全く同じケースでした。取説もレギュラーと同じ。
う~~~~~む。

楽器ですから、弾いてみた感じが一番大切なのでしょうね、やっぱり。

感想は.........う~む、基本的にレギュラーと同じである。
しかし、ここが一番大切なのですが、明らかに音が太い!そして上品である。
全く同じセッティングで①フレイムSP、②レギュラーアーチトップ、③カスタムアーチトップ、と弾き比べてみましたが、①から③の順番で、歪ませたときのギラギラ感が少なくなります。
表現は難しいですが①が一番ゴリゴリ歪みます、この辺は好き嫌いが分かれるでしょうねぇ........

ネックの握りにはレギュラーアーチトップとの間に大きな違いは感じられませんでした。
というか、同じアーチでもWOLFGANGは個体差が大きいので、その個体差の中に収まっているように思います。

今まで、USA製のwolfgangは何十本と見てきましたがアーチであろうがフラットであろうが、全てシリアルナンバーは91で始まっていました。
今回、50で始まっていると言うことで、カスタムショップは全て50始まりなのかどうか、それはまだ断言できません。
この件は近いうちにPEAVEY社に問い合わせをしたいと考えています。

とりあえず、素晴らしいギターであります。
ちょっと恐れ多くて「バキバキに弾き倒してやる!!」という気分にはなれません(笑)。

これでいいのか悪いのかわかりませんが、後世に残すべく保存しておきたいと思います。
素晴らしいギターでありながら短命でもあったWOLFGANGは、誰かが意識的に残してやらなければならないのではないか?
そして、それはコレクターである私の使命なのではないか?
そうしないと、歴史的に忘れ去られた存在になってしまうのではないか?
勘違いかもしれないですが、何となくそう感じているのである。

コチラから、ヤフーフォトでその他の画像をご覧頂けます。

また、ココから、付属品として付いてきたフロッピーディスク内のカスタムショップ制作風景の画像をご覧頂けます。











素晴らしいギターですが、残念な点が一つ。
キルトトップに惜しい点があるのですね、ボディの左下の方に木目がぼやけてしまっている部分があり、他が素晴らしいだけに惜しいです。

お値段の話はあまりしたくありませんが、パール楽器取り扱い時代の新品価格ぐらいはしました。
今回、予算を捻り出すためにコレクションからMUSICMAN EVHを2本処分しました。
それが決断として良かったのか悪かったのか........正直言って個人的にも悩むところであります。
私個人としては、MUSICMANよりもWOLFGANGのほうが自分に合っていると感じているので、これでよかったのだと思うようにしています。

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