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夢の羅列<ポルシェ温泉-p4> 20170730

2017-08-05 17:52:37 | Dreams


夢の羅列<ポルシェ温泉-p4> 20170730

つづき。

行方不明の子供カールの家族たちに指示を出し終え、
よし、オレはまずスタッフを見つけて状況を説明しておこう。
そして館内にアナウンスしてもらって、情報を集めよう。

私はそうした基本的なことをまず済ませてから、
今度は館内を走り回って子供カールを捜しまわった。しかし、
どうにも見つからないのだ。

受付にも戻ってみたが、まだわからないという。

一度捜した場所もあらためて捜してみたが、いない。

時間が経ったから最悪のケースも考えられる。
あそうか。誘拐を心配するなら、これはもしかすると出口で
見張っていたほうがいいのかもしれない。
私はそう考え、玄関に向かって廊下を走った。

途中、ロビーを抜けようとしたら父カールが目の端に止まった。

あの野郎。なんかいちご牛乳みたなのを飲んでやがる。

私はもうロビーで止まらなかった。そのまま受付まで走り抜けた。
文句を言う気にもならない。
ああ面倒くさい。もう帰ろう。あいつら日本を日本人を舐めてやがる。
私は靴を履いて、駐めた車へと向かった。しかし、

今度はポルシェがない。まったく見当たらないのだ。

あんな事故車をよく狙うなとも思ったが、ないものはないのだから仕方がない。

仕方がない。タクシーで帰ろう。

私は験を担ぐことを自分のためにはしないが、
今回ばかりはなぜかあのポルシェが面倒を連れてきたような気がした。
もうポルシェもカールもどうでもいいや。放っとけ。

私はパーキングの出口へとすっかり悪い人相で歩いた。

駐車場の出口へのスロープは上り坂だった。それもかなり急である。

入った時は普通に道路からスッと入り、上りも下りもなかったわけだが、
出る時だけなんでこんなに上らなければならないのだろう。

と思ったら行き止まりだ。

なんだこれ。トラップか。

つづく。
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