5月29日の誕生花としても紹介したナデシコ。
花名の由来は花言葉についてはこちらで=>ナデシコ、雑草のように強く、でも可愛らしい花は5月29日の誕生花
今回はナデシコが色の名前の由来になった話を紹介。
(ただし、個人的な調査ではいまだ疑問が残る点がある事をあしからずご了承ください)
海外でもそうだが日本の花や花木、植物には色の名前になっているものが多い。
3月の節句の花で淡い赤色のモモは桃色。
4月ごろに山風に吹かれてそよそよとなびく濃いめの黄色のヤマブキは山吹色。
同じく4月ごろ一斉にパッと咲いてさっと散る潔く極淡い赤のソメイヨシノ(桜)は桜色。
他にも茜色・小豆色・柿色・茶色・藍色など枚挙にいとまがない。
その中でナデシコも同様に日本では撫子色という色名がある。
この撫子色はヨーロッパでも花色の由来になった。
ここでナデシコの英名はpink(ピンク)
pinkはご存じの通り和名では「桃色」で、淡い紅色を指す。
pinkの語源を調べると持っている書籍ではオランダ語で「小さい目」や「まばたき」を意味するpinckに由来するとされている。
このオランダ語のpinckが英語圏でpinkとされ色を表す名前にもなったと言う。
ただ現在のオランダ語で「小さい目」はKleine ogen、「まばたき」はhet knipperen
[google翻訳による]
ただネットで調べてみると書籍と同様にpinckがピンクの語源とされている。
[Yahoo!検索で「秋の風物に関する語源研究」をキーワードに検索しトップに出てくるPDFの81ページ目には語 pinckooge(小さい目)はpinkの語源とされている]
調べが足りないのかそれともpinck(pink)の由来になった時代での表現は現代のオランダ語と異なるのか?
植物と色の関係について今後も機会を見て調べを続ける。
ただ、梅・桃・桜がなかったころのヨーロッパでナデシコの花色を見て新たな色のピンクをイメージしたことは想像できる。
追伸
ピンク(桃色)は厳密には色ではない。
色の三属性(色相・彩度・明度)で言うところの明度が高い赤、もしくは彩度が低い(浅い)赤。
いわゆるパステルトーンで心理的色とされた色。
水色・クリーム色などと同じで色ではない。
ただ、このパステルトーンが個人的には心を落ち着けてくれる。
これが色ではないと科学的に言われても・・・「良いものは良いし、見えるものは見える」としか言いようがないのも現実。
余談
誕生花の定義は曖昧で由来や定義は国や地域によってまちまち。
ちなみに8月20日の他の誕生花にはセイヨウアサガオ・フリージア・フリージア(赤)・ヤツシロソウ・アーティチョーク・マリーゴールド・マリーゴールド(濃黄)・エキナセア・クレオメ・クロトン・キョウチクトウ・サボテン・センニチコウ・トネリコ・ピラミッドアジサイがある。
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