ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

Esperanza SpaldingとGretchen Parlatoがリリシズムあふれるハーモニーを奏でるInútil Paisagem 

2015-06-07 22:00:00 | Inútil Paisagem
Inútil Paisagem performed by Esperanza Spalding and Gretchen Parlato


そもそも当ブログのテーマをジャズとボサノヴァにしようと決めたのは、ボサノヴァの持つ叙情性とジャズの緊張感が出会った時に生み出される独特の音世界を毎日でも聴きたいからであり、ブログという形式で見に来てくれる方々と新たな感動や驚きを共有したいと考えたからだ。

今日のエントリーのエスペランサ・スポルディング/ Esperanza Spaldingというアーティストはジャズにブラジル音楽の味わいを加えたり、ブラジル音楽を一旦解体してジャズとして再構築するなど、まさしく作品ごとに新たな感動を届けてくれるアーティストだ。

一方、グレッチェン・パーラト/ Gretchen Parlatoはニューヨークで活躍する女性ジャズボーカリストなのだが、取り上げる曲だけでなくアレンジも"ニューヨーク的"で、オーセンティックなジャズからヒップホップ、ロック、そしてブラジル音楽まで自家薬籠中の物として自在に取り入れている。通算3作目にあたる"ロスト・アンド・ファウンド"ではロバート・グラスパーをプロデューサーに迎えてメロウなジャズ空間を作り上げている。

そんな最先端の音楽家二人のフィルターを通った"Inútil Paisagem"は原曲のメロディーを残しつつも、この二人でしか再現できないグルーヴを味合わせてくれる。



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