飛~日記

飛の感じた事をおしらせしま~す!

莫干剣(8)

2012-10-14 00:27:22 | Weblog
その言葉を聴いて、呉王はどういうことかと疑り、彼に聞いた
「一体、誰の首を取るつもり?」と。
少年は聞かれた後、呉王に指を指して罵った
「いいか、暴れん君、俺は莫干だ、16年前、あんなに殺された干将は俺の父親だ、今日は父親のため、復讐に来た」。
呉王はドッキリして慌てて「莫邪」という剣を抜き出し、莫干に向かって投げ出した。

莫干はちっとも慌てることなく干将という剣を抜き出して、白い光りに向かって投げた。
空に光る二束の白い光りが見えて、追いつ追われつをして雲の上に飛び上がり、姿が消えた。
暫くすると晴天の霹靂があって、二束の光りが一体化し、空から舞い降りて
莫干が背負っている蛇の皮の鞘に入った。


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2012-10-13 01:08:29 | Weblog
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莫干剣(7)

2012-10-13 01:07:35 | Weblog
それから莫干は剣池の水をつけてすらすらと剣を磨き始めた。
数日も作業し続け、やっと剣を鋭く磨き上げた。
そしてその剣を鞘に入れて母親が作ってくれた青い服を着て、母親と別れて復讐のため、呉王の宮廷に向かった。
ある日、莫干は都にたどり着いた
たまたま呉王は演武台に武将たちの演武を見ていた。
呉王は演舞に見入っているところに、急に顔立ちが涼しい、逞しい少年が剣を背負って自分に向かってきていることに気付いた。
呉王はここは武将たちの演舞の場だ、何者だ、何をするつもりだと少年に怒鳴りつけた。
少年は「ある人の首を取りに来ているのだ」と答えた。

莫干剣(6)

2012-10-12 01:18:52 | Weblog
いい終わると干将は“莫邪”を背負って呉王に会いに行った。
数ヵ月後、莫邪は男の子を産んだ

莫干と名付けた。
しかしその時の干将は本当に呉王に殺された。
莫干は年に年に大きくなった
16歳の時、莫邪は破棄された炉に指差しして当年の干将がいかに剣を作ったのか、その後いかに呉王に殺害されたのかを一々話した。
莫干はその話を聞いて涙一杯になり、悲しくていった
「お母さん、お父さんの死に方はどんなに悲惨なものだ、お父さんの敵を必ず打ちます、凶悪の呉王を必ず殺します。」と

莫干剣(5)

2012-10-11 00:21:34 | Weblog
これは二人のここ数年の心血の結晶なので、それぞれに名前をつけた
雄のを干将といい、雌のを莫邪という名前にした。
干将は雄の剣を鞘に入れて、莫邪に渡し、雌の剣を木の鞘に入れて呉王に献じようとした。
呉王のため、三年に掛けて剣作りにかまけて、やっと成功した。ところがその呉王は疑り深い人なので、今後ほかの人のためにも剣を作るのではないかと心配するので、何らかの理由をつけて僕を殺そうとするに違いない。今から剣を届けに行くが、雌のみを届けることにする。お前は雄の剣をしっかりと保管しておこう。僕が死んだ後に生まれて来る子供は女の子なら、仕方ないが、男の子であれば、大きくなったら、この雄の剣を渡して、私の敵を打ってくれ」と妻に言った

莫干剣(4)

2012-10-09 01:42:56 | Weblog
干将と莫邪は勤勉に剣作りに取り組んでいた。
まさに百銑錬磨そのものだった。それで三年間立った。

この日の早朝、東側から急に五彩の雲が漂ってきて、ゆっくりと炉の中に舞い下がった。
干将は剣がもう出来ていると分かったので、炉を空けた
そしてすーすーと白い霧のようなものが吹き出て、山も川も震えて揺れ始めた。
あの白い霧は天を衝いて中々散らなかった。
炉内を見ると、すでに氷の洞窟のように冷え込み、青い光りがよぎると炉のそこに横たわっているのは一対の剣だった。
二人はその剣を取り出してみると、何という秋水のように冷たく、類を見ない切れのよさを持つ剣だ。
昔も今も滅多になかったものだった。

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莫干剣(3)

2012-10-07 22:17:05 | Weblog
その後、彼は天の時を待ち、地の利を見て、陰陽が交合し、神も見学に来た時から、剣作りを始めた。
夫婦二人は炉の横で三ヶ月も慌しく作業した。
が、天候が急変し、気温が急に下がった。
溶融した鉄も炉内で固まってしまった。
一体何故だと干将は呆れた。
「師匠が前に言ったことがありますよね、神物の変化は人を犠牲にしないと鉄が溶けないことを。もしかしたら今回も人体の何かを炉内に入れる必要があるかもしれない」と莫邪は少し考えた後、こういった。
そして、彼女は直ぐ自分の髪と爪を切って、炉内に入れた。
干将も指を切って血を炉内に入れた。
暫くすると鉄湯は再び沸き立った。

莫干剣(2)

2012-10-06 00:17:35 | Weblog
その野獣の腹を開けてみるとまれに見ないこの鉄の腎臓が見つかった。
それで兵器は全部この野獣に食べられたことが分かった。
この鉄の腎臓は鉄のエッセンスだ、これを使って鉄を泥のように削れて、風を吹いて髪の毛を断てる二本の剣に作りたまえ。と国王は言った。
干将は王妃が生んだ鉄と鉄の腎臓を持って帰った
急いで奥さんと一緒にウインドボックスを取り付けて乾燥炉を用意した。
あちこちから集めた鉄のエッセンスと混ぜあって作業し始めた。