goo blog サービス終了のお知らせ 

StellarHeart 67Ch🌟💙

こちらも宜しく😊→http://blog.goo.ne.jp/starspirits/

「知りつつワナに」68% ~オレオレ詐欺・被害額平均109万円~ (8月21日・朝日新聞朝刊)

2004-08-21 16:27:54 | トリビア☆
 オレオレ詐欺の被害にあった人の7割近くが、存在を知りながら騙されていた事が、20日、道警生活安全企画課がまとめたアンケート結果で分かった。容疑者の巧妙な作り話や演技に「金で解決出来るなら」と考えたり、「頭が真っ白に」なったりしたといい、同課は「被害を未然に防ぐには広報するしかない」と分析している。


☆巧妙な作り話…「孫」に弱く

 調査協力者は、昨年1月から今年6月までにオレオレ詐欺に被害に遭った135人や、被害に遭いそうになった77人の計212人。捜査員が直接会って聞き取った。
 「詐欺を知っていたか」との質問には、被害に遭いそうになった人の80%が知っていたと回答、被害に遭った人も68%は知っていたと答えた。大半がTVや新聞などで知っていたという。
 騙された理由としては「お金で解決出来るのなら」・32%、「実際の名前や地名を言われた」・30%、「声が似ていた」・14%、「警察と言われて頭が真っ白になった」・11%を挙げた。話に真実味があったり、演技力があったりしたため、信じ込んだ人もいたという。

 被害金額は、平均109万円で、最高は「孫が借金の保証人になった」と72歳の女性が騙し取られた700万円。金銭要求の口実は、未遂分も含めると、交通事故の示談金が半分を占め、借金の保証人、借金返済、妊娠中絶費用が続く。

 電話の最初の登場人物は「孫」が半分近くに上り、他に「息子」「警察官」「金融業者」も多かった。同課は「孫とはなかなか会う事もないので、声を覚えていない場合が多いのではないか」とみている。
 被害に遭った全員が振り込み前に子や孫に確認しておらず、被害に遭わずに済んだ人の半分は確認していた。
 防止策としては「広報活動の強化」「本人に確認する」「自分で気をつける」」「金融機関の窓口担当者の応対を強化する」を挙げた人が多かった。電話を途中で切ったり、相手に名乗らせたりするなどの回答もあった。
 道内でのオレオレ詐欺被害は拡大しており、道警によると、今年は6月までに約2億1300万円に上り、昨年1年間の被害額1億3800万円を早くも上回っている。