前回は第1章の「半陰陽」について説明致しましたが、今回は第2章の「中性体質者」について、何回かに分けて紹介致します。。。
第2章 中性体質者
(intersexual states=異性間状態の意)
人間の「正常性分化」は、「遺伝学的な性」・「解剖学的な性」・「精神心理面での性」等には明らかな区別があり、更に社会的な性別、又は男女の役割にも、古い時代から差が歴然と存在した。
しかし、現代における「性の解放」、あるいは「性風俗の多様化」によって、行動・言語・衣装、あるいは職業等の社会的な性の役割の面での変化・混乱は、unisexあるいはmonosex等と呼ばれるように、男女の性別が不明瞭になるという現象を生み出している。
①性分化異常
正常者では、これらの各段階での性別、すなわち「遺伝的な性」・「性腺レベルでの性」・「性器の形態の違いによる性別」、そして、「二次性徴の発現方向」が、画然と一致した方向に分化している事は言うまでもない。
ところが、これらのいろいろな段階での性別の間に、不一致が生じる場合が臨床上知られている。
半陰陽の範ちゅうに属する「性分化異常」は、「性染色体異常」・「性腺異常」、あるいは「性器系異常」を伴った疾患として定義付けられている。
定義上は半陰陽には属さないが、「遺伝子的な性」と「性器の形態との不一致」を呈する疾患や、性腺・性器系の形態と「二次性徴の方向との不一致」をきたす疾患も「中性体質者」として知られている。
…次回は、②の項目「クラインフェルター症候群」から説明したいと思います…。。。
第2章 中性体質者
(intersexual states=異性間状態の意)
人間の「正常性分化」は、「遺伝学的な性」・「解剖学的な性」・「精神心理面での性」等には明らかな区別があり、更に社会的な性別、又は男女の役割にも、古い時代から差が歴然と存在した。
しかし、現代における「性の解放」、あるいは「性風俗の多様化」によって、行動・言語・衣装、あるいは職業等の社会的な性の役割の面での変化・混乱は、unisexあるいはmonosex等と呼ばれるように、男女の性別が不明瞭になるという現象を生み出している。
①性分化異常
正常者では、これらの各段階での性別、すなわち「遺伝的な性」・「性腺レベルでの性」・「性器の形態の違いによる性別」、そして、「二次性徴の発現方向」が、画然と一致した方向に分化している事は言うまでもない。
ところが、これらのいろいろな段階での性別の間に、不一致が生じる場合が臨床上知られている。
半陰陽の範ちゅうに属する「性分化異常」は、「性染色体異常」・「性腺異常」、あるいは「性器系異常」を伴った疾患として定義付けられている。
定義上は半陰陽には属さないが、「遺伝子的な性」と「性器の形態との不一致」を呈する疾患や、性腺・性器系の形態と「二次性徴の方向との不一致」をきたす疾患も「中性体質者」として知られている。
…次回は、②の項目「クラインフェルター症候群」から説明したいと思います…。。。
よかったらお聞かせください。
数年ほど前に、小説のストーリーを考える為、図書館で医学書を読み、関連ありそうな記述を抜粋致しました♪