卓写!! ―Taku's Nature Photo Gallery―

野鳥,植物,昆虫,風景写真を中心にしたフォトギャラリー&日々の雑感などを徒然なるままに・・・

ヘラサギ

2015-12-28 00:30:24 | 野鳥
前回のブログにインドガンを見たことを書いた。しかし翌日になって「あれは本当にインドガンだったのだろうか」と不安になってきた。というのもインドガンが日本国内で確認されたのは6,7例しかないからだ。
ところがその2日後、12月16日の河北新報に「蕪栗沼、伊豆沼にインドガン1羽確認」という記事が載っていた。やはり私が見たのはインドガンだったのだ。
インドガンはモンゴル高原で繁殖し、冬季はヒマラヤ山脈を越えてインド地方で越冬する。ヒマラヤ山脈を越えるということは9000mの高度を飛ぶということだ。極端に酸素濃度の低いところをどうやって飛ぶのだろうか。まったくもってすごい身体能力だと思う。

先週の土曜日も私は蕪栗沼を訪れた。インドガン騒動のせいか駐車場は県外ナンバーの車だらけだ。しかも関東圏が多い。いつものように沼を1周したが普段より断然人が多い。そして私は4人から「すみませーん、インドガンはどこですか?」と同じ質問を受けた。知らんわ、そんなこと。


さて、沼にいる鳥を双眼鏡で一羽一羽確認していく。この日も1羽だけヘラサギがいた。先週見たのと同じ個体であろう。湖底に嘴を突き刺し、首を左右に扇形に動かしながらずんずんと前進している。泥底の中にいる甲殻類や貝類を漁っているのだろう。


しばらくすると立ち止まって口を開いた。その名のとおり、嘴はヘラというかしゃもじのような形状だ。なかなかユーモラスな鳥だ。ずっと観察していると気持ちが和んでくる。ちなみに手前を悠然と泳いでいるのはオオヒシクイだ。

さて、極めて個人的な話であるが、現在うちは男所帯の生活が1週間ほど続いている。毎日早起きしてきちんと朝食を作っている。できるだけ早く帰宅して夕食も作っている。けっこう楽しいものだ。実は私は料理が得意なのだ。
妻に逃げられたわけではない。彼女は今、娘と一緒にイギリスのロンドンにいる。ところでいつ帰国するんだっけ・・・?
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オナガ

2015-12-14 01:17:10 | 野鳥
写真がたまってしまった。出勤前の早朝や出張の帰り、そしてたまの休日などにちょこちょこ撮りだめているのだが、なにせブログにアップする時間がない。せっかくいい写真が撮れても時間が経つと季節外れになってしまう。写真だけアップすればいいのかもしれないが・・・。


さて、今回の写真はオナガである。先月の半ばに蕪栗沼で撮影したものだ。カラス科の鳥だが、そのシルエットと色彩が美しい鳥だ。この鳥は東日本に分布し、西日本には生息していない。(近似種のカササギはこの逆である。)
オナガという名前はその名のとおり長い尾羽に由来する。数羽から十数羽の群れで行動していることが多い。かなり警戒心の強い鳥で、なかなか近くで撮影することが難しい。



オナガは木にとまっている姿もいいが、飛んでいる姿はより美しいと感じる。特に尾羽を広げたときは伝説の火の鳥フェニックスを彷彿させる。600mmの望遠レンズをつけて手持ちで流し撮りをしているので、ちょっとピントが甘いけどお許しを・・。

下の写真は運よく腹側から撮れたものである。一部枝と被ってしまったが、この尾羽は左右6対あり、たたむと写真のように内側の長い2枚の羽根にうまく重なって収納される。


実は昨日の朝も蕪栗沼に行ってきた。この季節、私は毎週のように蕪栗沼を歩っている。先月は5年ぶりに日本に飛来したハクガンを見た。そして昨日は生まれて初めてインドガンを見た。どちらも写真に収めることはできなかったが。しかし、ヘラサギの貴重な写真が撮れたので、次回アップすることにしよう。お楽しみに。

なぜこの沼はこんなにも多種多様な鳥が飛来するのだろうか。地図上で見ればここはごく狭いフィールドである。近くにはもっと規模の大きい伊豆沼・内沼・長沼があるし、化女沼もある。なのにここは鳥をはじめ生物や植物の多様性では実感としてこれらのフィールドを明らかに凌駕していると感じる。こう感じるのはきっと私だけではないはずだ。なぜだろう・・。自分的には非常に好奇心をそそられる問題だ。

おっと・・また夜中の1時を過ぎてしまったではないか。いつもブログをアップする時刻はこうなってしまう。今から寝ても4時間半後には起きなきゃならないのだが・・・。
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