卓写!! ―Taku's Nature Photo Gallery―

野鳥,植物,昆虫,風景写真を中心にしたフォトギャラリー&日々の雑感などを徒然なるままに・・・

面白山(西尾根コース往復) 2024.11.10

2024-11-13 22:28:22 | 登山
今回はまだ登ったことのない面白山に行ってみようと思った。
以前,JR仙山線面白山高原駅付近と紅葉川渓谷には撮影に来ているのだが,登山はしなかった。(※バックナンバー2015年6月参照)
 
朝4:00過ぎに自宅を出発。
仙台宮城ICから国道48号を西進し,登山口のある天童高原キャンプ場へと向かう。

田麦野の集落を抜け家が途切れたあたりで,道路わきにモフモフした動物が10匹くらい集まっているのが見えた。
まだ夜明け前で,やっと空が白み始めた時間帯で,様子がよく見えない。
最初はタヌキかと思った。
車が近づくと,その動物のかたまりがばらけだした。
なんと,その正体はサルだった。
ガードレールから木に飛び移ったり,ガードレールの上を伝え歩いて逃げたり・・。
サルが逃げ込んだあたりまで車を進め,急いでザックのポケットに入れてあったカメラを取り出した。
助手席の窓から藪の方を見たが,何も見えない。
腕を伸ばして,後部座席左側の窓越しに何枚かシャッターを押してみた。
画像を確認すると,その中の最初の2枚にサルの姿が映っていた。
それが下の写真。

光量が足りなくて,また,車の窓が汚れていてよくわからないかもしれないが,手前に大きめのサルと,その左奥に子ザルを背中に乗せた母ザルがいるのがお分かりだろうか。

6:30前,駐車場に着いた。
天気は快晴で無風だ。
ちょうど太陽が昇り始めていて,月山と葉山が朝日を浴びて赤く輝いて見える。


準備を整え,6:50登山開始。
コース図は以下のとおり。


登山口はキャンプ場内にあり,害獣防止柵の扉の閂を外し,自分が入ったらまた閂をかけるシステムだ。


よく整備された緩やかな勾配の登山道を気持ちよく歩いていく。
40分ほど進むと「長命水」という水場がある。
ここの分岐を左に進み,まず三沢山の山頂を目指す。
急登とまではいかないが,ややきつめの勾配の道だ。
ここを30分ほど進むと三沢山山頂だ。


5分ほど休憩し,ザックを背負い直す。
ここから面白山を見上げると,かなりの急勾配であることがわかる。
鞍部との標高差は約250mだ。
気合を入れ直して歩き始める。


ここからは面白山の北西斜面を登ることになるので,昼過ぎまで日陰になる。
そのため,登山道の両脇には今朝降りた霜や,4日前の雪が残っていた。
気温は低いが,額からは汗が落ちてくる。




途中,足を止めて振り返ると,木々の隙間から月山の美しい姿が見え,しばらく見とれてしまった。
一時,疲れを忘れる瞬間だ。


40分弱で稜線に出た。
頂上はもう目の前だ。


8:30 面白山山頂に到着。


360°のパノラマビューが広がる。
南・・・大東岳と南面白山,奥には蔵王連峰


西南西・・・朝日連峰と以東岳


西北西・・・月山,葉山


北西・・・甑岳越しに鳥海山がちょこっと


北・・・黒伏山方面


北北東・・・船形山方面


眺望を楽しんだ後,下山。
南面白山まで足を延ばそうかとも思ったが,翌日からまた仕事なので自重することに。
おとなしく西尾根コースを戻ることにした。
しかし,さっき登ってきた急斜面の道は,霜や雪が融けてグチャグチャのズルズル。
狭いので,後から登ってきた方々とすれ違うのも一苦労だ。
結局,登りとほぼ同じ時間をかけて三沢山まで戻った。
駐車場に戻る途中,コーヒー用に長命水の湧水をボトルに汲んでいく。


10:20 無事に下山完了。
今回は植物の写真をあまり撮らなかったので,最後にまとめて紹介する。
キャンプ場付近の紅葉はこんな感じ


野生のムラサキシキブの実


人工林だが,カラマツ林もいい感じ


帰りは新庄市へ寄って,国道47号経由で自宅へ帰った。
鳴子峡あたりの渋滞が心配だったが,それほどでもなかった。(駐車場はほぼ満杯で,人出もそうとうなものだったが。)
 
14:30 無事,帰宅。
用具の片付けや洗濯をしながら,次の山に思いを巡らすのであった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 薬莱山 241104 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

登山」カテゴリの最新記事