今年最初の撮影行は渡良瀬遊水地を選んだ。ここは栃木・埼玉・群馬・茨城の4県にまたがる広大な遊水地で、東日本屈指の野鳥スポットである。以前から一度は行ってみたいと思っていた場所だ。
自宅から車で5時間。途中、福島大学に寄ってきたので、目的地に到着した時はすでに午後2時を回っていた。
広い・・・とにかく広い。今まで撮影に行った場所とはスケールが違う。それでも事前にいくつかのポイントを絞ってきた。当初の計画では谷中湖で水鳥を撮ってから、どこかの葦原でコミミズクを狙ってみようと思っていた。しかし時間もないので前者は省略することにした。
巴波(うずま)川の堤防、第2・第3遊水地の両方を見渡せる場所を選んで行ってみると、すでに20人くらいが三脚を構えている。大砲のような超望遠レンズがずらりと並んでいる。たしかあのレンズは200万円以上するはずだ・・。
私も三脚を持ってきてはいたが、今回は初めての場所でもあるので、機動性を考えて手持ちで撮ることにした。しかし、相手は飛び物なので照準器はしっかりとセットした。
私は情報を得るために、列の中にいた人のよさそうなおじさん(自分もおじさんなのだが・・)に声をかけた。この人は近くに住む方で、毎日のようにここに来ているそうだ。話によると元日から3日まではコミミズクは姿を見せず、昨日はこの場所に出たという。私は礼を言って、集団から100m程離れた場所に陣取った。
待つこと数十分。土手の枯草からコミミズクが飛び立った。1羽のハクセキレイに襲い掛かったが逃げられたようだ。
その後しばらくは動かなかったが、日が暮れるまでの間、何度か姿を現し、堤防の間の葦原上空を旋回して私たちの目を楽しませてくれた。
最後には標柱にとまったり目の前を飛行するというサービスもしてくれた。
今回の撮影行は実質2時間の短いものだったが、初めての場所で撮りたい鳥が撮れたということで、非常に運が良かったといえる。来年もまた来てみよう。次回は丸一日撮影をしてみたいものだ。
夕焼けに後ろ髪を引かれる思いで、私はこの場所を後にした。
しかし・・・5時間かけて来たということは、当然のことながら帰りも5時間かかるということだ。
嗚呼・・・。
自宅から車で5時間。途中、福島大学に寄ってきたので、目的地に到着した時はすでに午後2時を回っていた。
広い・・・とにかく広い。今まで撮影に行った場所とはスケールが違う。それでも事前にいくつかのポイントを絞ってきた。当初の計画では谷中湖で水鳥を撮ってから、どこかの葦原でコミミズクを狙ってみようと思っていた。しかし時間もないので前者は省略することにした。
巴波(うずま)川の堤防、第2・第3遊水地の両方を見渡せる場所を選んで行ってみると、すでに20人くらいが三脚を構えている。大砲のような超望遠レンズがずらりと並んでいる。たしかあのレンズは200万円以上するはずだ・・。
私も三脚を持ってきてはいたが、今回は初めての場所でもあるので、機動性を考えて手持ちで撮ることにした。しかし、相手は飛び物なので照準器はしっかりとセットした。
私は情報を得るために、列の中にいた人のよさそうなおじさん(自分もおじさんなのだが・・)に声をかけた。この人は近くに住む方で、毎日のようにここに来ているそうだ。話によると元日から3日まではコミミズクは姿を見せず、昨日はこの場所に出たという。私は礼を言って、集団から100m程離れた場所に陣取った。
待つこと数十分。土手の枯草からコミミズクが飛び立った。1羽のハクセキレイに襲い掛かったが逃げられたようだ。
その後しばらくは動かなかったが、日が暮れるまでの間、何度か姿を現し、堤防の間の葦原上空を旋回して私たちの目を楽しませてくれた。
最後には標柱にとまったり目の前を飛行するというサービスもしてくれた。
今回の撮影行は実質2時間の短いものだったが、初めての場所で撮りたい鳥が撮れたということで、非常に運が良かったといえる。来年もまた来てみよう。次回は丸一日撮影をしてみたいものだ。
夕焼けに後ろ髪を引かれる思いで、私はこの場所を後にした。
しかし・・・5時間かけて来たということは、当然のことながら帰りも5時間かかるということだ。
嗚呼・・・。