なかなか撮影に行けない。最近の土日はいろいろな行事があったり、草刈りや庭仕事が忙しかったりで撮影に出かけられなかった。
7月9日の日曜日、午後になってちょっと時間ができた。カメラバッグを担ぎ、北上川と磐井川の合流点に向かった。
ここは中学生の頃、自転車に釣竿を括り付け約25kmの道のりを片道1時間半かけてヘラブナ釣りに通った場所だ。
雨が降って北上川の水が濁り、磐井川の水が澄んできた頃合いがベストだった。私はここで何度も野ベラの強烈な引きを堪能した。
そんな昔のことを思い出しながら鳥の姿を探したが、このうだるような暑さの中ではセキレイやサギ類がちらほらと姿を見せるだけだった。
磐井川の右岸を上流に向かいながら歩いていると、草むらに西日を浴びて佇む雄のキジを見つけた。
キジはけっこう警戒心が強く、人の姿を見ると飛び去ったり走って藪の中に逃げたりすることが多いのだが、このキジは私に気付いてもすぐに逃げる気配は見せなかった。
ファインダー越しにキジの体をまじまじと観察する。改めて美しい鳥だと思う。昔はよく床の間に剥製が飾られたりしていたものだ。
レンズをテレ端までズームし、顔のあたりを観察する。繁殖期が過ぎ、顔の赤い肉塊は小さくなってきている。
よく見るとこの個体は首のあたりの毛がかなり抜け落ちている。おそらく他の雄のキジと縄張り争いを繰り広げたのであろう。
雄のキジの後方の草むらの中で雌が心配そうにこちらをうかがっていた。近くに巣があるのかもしれない。
これ以上刺激するのはやめておこう。鳥に過剰なストレスを与えるのは本意ではない。その野生の美しい姿をおがませてもらっただけで十分だ。
さて、次回はどこに行こうかな・・・。
7月9日の日曜日、午後になってちょっと時間ができた。カメラバッグを担ぎ、北上川と磐井川の合流点に向かった。
ここは中学生の頃、自転車に釣竿を括り付け約25kmの道のりを片道1時間半かけてヘラブナ釣りに通った場所だ。
雨が降って北上川の水が濁り、磐井川の水が澄んできた頃合いがベストだった。私はここで何度も野ベラの強烈な引きを堪能した。
そんな昔のことを思い出しながら鳥の姿を探したが、このうだるような暑さの中ではセキレイやサギ類がちらほらと姿を見せるだけだった。
磐井川の右岸を上流に向かいながら歩いていると、草むらに西日を浴びて佇む雄のキジを見つけた。
キジはけっこう警戒心が強く、人の姿を見ると飛び去ったり走って藪の中に逃げたりすることが多いのだが、このキジは私に気付いてもすぐに逃げる気配は見せなかった。
ファインダー越しにキジの体をまじまじと観察する。改めて美しい鳥だと思う。昔はよく床の間に剥製が飾られたりしていたものだ。
レンズをテレ端までズームし、顔のあたりを観察する。繁殖期が過ぎ、顔の赤い肉塊は小さくなってきている。
よく見るとこの個体は首のあたりの毛がかなり抜け落ちている。おそらく他の雄のキジと縄張り争いを繰り広げたのであろう。
雄のキジの後方の草むらの中で雌が心配そうにこちらをうかがっていた。近くに巣があるのかもしれない。
これ以上刺激するのはやめておこう。鳥に過剰なストレスを与えるのは本意ではない。その野生の美しい姿をおがませてもらっただけで十分だ。
さて、次回はどこに行こうかな・・・。