卓写!! ―Taku's Nature Photo Gallery―

野鳥,植物,昆虫,風景写真を中心にしたフォトギャラリー&日々の雑感などを徒然なるままに・・・

館浜漁港・坂本漁港(南三陸町) 250211

2025-02-13 22:42:19 | 野鳥

 

2月11日(火),3週間ぶりに鳥の撮影へ。

久しぶりにコクガンの姿を見たくて,南三陸町に向かう。

 

まず,歌津地区の館浜漁港へ。

漁港の駐車場に車を止め,防波堤へと歩き出すが,とてつもなく風が強い。

途中,左手の藪の中に数羽の鳥を発見。

最初はカシラダカだと思っていたのだが,よく見ると腹が薄い褐色なので,どうやらホオジロのようだ。(ちなみにカシラダカの腹は白色。)

 

防波堤はさらに風が強かった。

あおられて海に転落しかねないような危険を感じる強さだ。

おまけに雪も交じってきた。

 

先端まで進むと,ほど近い場所に,お目当てのコクガンがいた。

ちょうど採餌中のようで,アマモをくわえている。

しかし,そのアマモを狙ってオオバンがちょっかいを出している。

 

とうとう綱引きが始まった。

 

結果は,アマモがちぎれて両者とも餌を手にすることができたようだ。

お互いに離れて,悠々とアマモを食べている。(リバースしているようにも見える。)

 

その後,撮影を続けていると,雪がひどくなってきた。

冗談じゃないくらい容赦なく吹き付けてくる。

まるで,紅白歌合戦の大トリでサブちゃんが「風雪ながれ旅」を歌うときの演出のようだ。

ここでの撮影はこれまでにして,次の目的地である「南三陸・海のビジターセンター」に向かう。

 

センターに着いた頃には雪がやみ日差しも戻ってきた。

相変わらず強風が吹き付けているが・・。

堤防を下り,坂本漁港の防波堤へ。

カモメが数羽,羽を休めている。

セグロカモメかオオセグロカモメか・・。

背中の色が濃いので,たぶん後者だと思われる。

 

双眼鏡で沖の方を見ると,10羽くらいの何かの群れが飛んでいる。

 

拡大してみると,どうやらコクガンのようだ。

 

北西方向には南三陸ホテル観洋。

30年ほど前に,職場の忘年会で泊まったことがあった。

 

ホテル観洋といえば,今から40年位前に流れていたCMが鮮明に記憶に残っている。

このCMがなかなか凝ったつくりなのだ。

海を背景にブロンドの女性が裸で横たわっていて,ワカメで胸と下半身を隠している。

すると,「思わず手が出るこのボリューム」などとのたまいながら横から手が出てきて,胸のワカメをずらしてしまうのだった。

そして,あの有名な「美女もビックリ,アワビもドッキリ」のフレーズが流れるのだが,「アワビもドッキリ」の部分は女性の声になり,しかもちょっと色っぽい感じで・・という念の入れようだ。

このときの映像はというと,ヌラヌラと妖しげな光沢を放つアワビが,なまめかしくにニュルニュルッと動くのである。

撮影に使用したアワビも,それっぽい形状のものを吟味したに違いない。

 

それにしても,今思うとこの女性は一体何者なのか。

どういう経緯で出演したのか。

ギャラはいくらだったのか。

あのワカメはその後,ホテルの朝食の味噌汁の具になったのか。

どうでもいいけど。

 

こうしてみると,当時はおおらかな時代だったなとつくづく思う。

今の時代だったら絶対にあり得ないCMだ。

とはいえ,当時としてもコードぎりぎりだったのは想像に難くない。

いや,当時でもこれはアウトだろ。

気になる人はYouTubeで検索してみて。

 

話を戻そう。

センターの駐車場に戻るとき,波打ち際でオオバンが戯れていた。

 

どうやら打ち上げられた海藻の切れ端をついばんでいるようだ。

 

帰る前にセンターの中をちょっと見学。

あまり長くは滞在しなかったが,しっかりと自然や文化に向き合ったいい施設だと感じた。

スタッフの皆さんもいい感じ。

というわけで,今回はここまで。


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