今年も年末年始は仕事で明け暮れた。元日以外はたった一人の職場で朝から夜まで黙々と仕事をした。
ようやく一息ついた先日、午後にぽっかりと時間が空いた。無性に写真が撮りたくなって、北上川と磐井川の合流点に向かった。
ここは以前に何度かカワセミを見たことがある。しかしこの日はカワセミの姿を見ることはできなかった。
続いて川沿いに南下し、大船渡線が北上川を渡る鉄橋の下に行く。ここではよくオシドリが群れている。藪に身を隠し1時間ほど待ったがオシドリは姿を現さなかった。
ここをあきらめ、さらに川沿いに南下する。すると途中で川岸の杭(測量棒)の上に鳥らしきものがとまっているのが見えた。おそらくノスリかトビだろう・・・。しかし、確認してみないと気が済まない。車を降りて100m程の距離まで近づく。双眼鏡で確認するとノスリよりもさらにずんぐりした体形だ。身を低くしてさらに距離を詰める。再び双眼鏡をのぞいて思わず息をのんだ。
なんと・・フクロウだ。なぜここにフクロウが・・?そんなバナナ!?(かなり古典的)
カメラを構え構図なんか考える余裕もなく夢中でシャッターを押す。しかしフクロウは違和感を感じたのか途端に身を翻し、対岸へ向かって飛んで行ってしまった。
呆然と見送っていると、フクロウは対岸の河川敷の上空でUターンし、なんとまたこちら側に向かって飛んでくるではないか。そして、さっきの場所より200m下流の灌木の枝にとまったようだ。
私は川岸に繁茂する篠竹の藪にみを隠しながら、足音をたてないように近づく。そして50m程の距離で位置を変え、見当をつけた場所をのぞく。・・・いた。こちらに背を向けてとまっている。驚かせないように静かにカメラを構えシャッターを押す。するとフクロウはシャッター音に気付いたのか、振り向くとすぐさままた飛び立った。地面すれすれに低空飛行し、また200m程先にある灌木の枝にとまった。
今度は私も大胆に後を追った。双眼鏡で確認するとずっとこちらを見たままだ。50m圏内に入っても逃げる素振りは見せない。・・・30m。このあたりが限界かなと思った瞬間、フクロウは悠然と飛び立った。今度こそ対岸の堤防を越え、その姿を消した。
まさかこんな場所でフクロウに会えるとは思わなかった。私は普段は神を信じないが、仕事を頑張ってきたご褒美に神様が引きあわせてくれたのだろう・・と思うことにする。
2017年もいい鳥に出会えますように・・・。
ようやく一息ついた先日、午後にぽっかりと時間が空いた。無性に写真が撮りたくなって、北上川と磐井川の合流点に向かった。
ここは以前に何度かカワセミを見たことがある。しかしこの日はカワセミの姿を見ることはできなかった。
続いて川沿いに南下し、大船渡線が北上川を渡る鉄橋の下に行く。ここではよくオシドリが群れている。藪に身を隠し1時間ほど待ったがオシドリは姿を現さなかった。
ここをあきらめ、さらに川沿いに南下する。すると途中で川岸の杭(測量棒)の上に鳥らしきものがとまっているのが見えた。おそらくノスリかトビだろう・・・。しかし、確認してみないと気が済まない。車を降りて100m程の距離まで近づく。双眼鏡で確認するとノスリよりもさらにずんぐりした体形だ。身を低くしてさらに距離を詰める。再び双眼鏡をのぞいて思わず息をのんだ。
なんと・・フクロウだ。なぜここにフクロウが・・?そんなバナナ!?(かなり古典的)
カメラを構え構図なんか考える余裕もなく夢中でシャッターを押す。しかしフクロウは違和感を感じたのか途端に身を翻し、対岸へ向かって飛んで行ってしまった。
呆然と見送っていると、フクロウは対岸の河川敷の上空でUターンし、なんとまたこちら側に向かって飛んでくるではないか。そして、さっきの場所より200m下流の灌木の枝にとまったようだ。
私は川岸に繁茂する篠竹の藪にみを隠しながら、足音をたてないように近づく。そして50m程の距離で位置を変え、見当をつけた場所をのぞく。・・・いた。こちらに背を向けてとまっている。驚かせないように静かにカメラを構えシャッターを押す。するとフクロウはシャッター音に気付いたのか、振り向くとすぐさままた飛び立った。地面すれすれに低空飛行し、また200m程先にある灌木の枝にとまった。
今度は私も大胆に後を追った。双眼鏡で確認するとずっとこちらを見たままだ。50m圏内に入っても逃げる素振りは見せない。・・・30m。このあたりが限界かなと思った瞬間、フクロウは悠然と飛び立った。今度こそ対岸の堤防を越え、その姿を消した。
まさかこんな場所でフクロウに会えるとは思わなかった。私は普段は神を信じないが、仕事を頑張ってきたご褒美に神様が引きあわせてくれたのだろう・・と思うことにする。
2017年もいい鳥に出会えますように・・・。