卓写!! ―Taku's Nature Photo Gallery―

野鳥,植物,昆虫,風景写真を中心にしたフォトギャラリー&日々の雑感などを徒然なるままに・・・

宮城県某所(低山) 210503

2021-05-05 21:28:18 | 撮影行
恥ずかしながら・・・1年半ぶりのブログ更新。

5月3日,居ても立ってもいられずカメラを持って山に入った。
不要不急の外出なので気が引けたが,周りには誰もいない山の中。街中やスーパー,コンビニなどよりよほど安全である。・・・と自分の行動を正当化し,いざ出発。

墓地の駐車場に車を止め,カメラと双眼鏡を準備し終えると早くも鳥の姿が。墓地に植えられたコノテガシワの上にホオジロが止まっている。早朝なのでほぼ横から日が差していて,しかも逆光。鳥を刺激しないように移動し,何とか数枚撮れた。


それにしてもこの日は天候が不安定だった。風が強いうえに,日が差したかと思えば急に黒い雲が太陽を遮り,時折雨もぱらつく。これだけ風が吹けば撮影は難しいだろうと思いながら獣道を踏み分け進んでいく。
小一時間ほど歩いているとキビタキの囀りが聞こえた。双眼鏡で探すが,木の枝が風で揺れてこのうえなく見づらい。しかし,30mほど先の木の枝にやっとその姿を見つけた。


その後も一時間ほど歩くがめぼしい鳥の姿は見えず。しかし,キビタキを撮れたことと山を歩いたことで気分はすっきりした。

帰り際,若葉が茂るカエデの小木に動くものが目に入った。近付いてみると,小さな鳥が10羽ほど,強風でゆっさゆっさと揺れる枝の中で花をついばんでる。7,8mまで近寄っても逃げる気配を見せず,枝から枝へと細かく動いている。黄色っぽい鳥だ。カワラヒワかアオジだろうか・・。
カメラを構えファインダーをのぞくが,強風で常に枝が大きく揺れ,ピントが合わせづらい。
風が弱まり,やっとその姿を認められた。マヒワだ。




この日は夏鳥と冬鳥の両方を見ることができた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蕪栗沼 191104

2019-11-04 22:34:45 | 撮影行
 令和初の更新になってしまった・・・。
 撮影に行けなかったわけではない。ペースは落ちたが、月に1度は行っていたのだ。蕪栗沼、伊豆沼・内沼、福島市小鳥の森、県民の森、蒲生干潟、etc.・・。そして夏には秋田でクマを撮ってきた。しかも2回も。
 4月の転勤から早7か月。体重が4キロ減った。ボクシングでいえばライト級からフェザー級へ2階級落ちた。8月にはひどい五十肩・・服の脱ぎ着もままならなくなった。そんなこんなで更新を怠っていたのである。

 さて、久しぶりに蕪栗沼を訪れた。いつものように南側の駐車場へ車をとめ、白鳥遊水池を西側から1週するコースを選ぶ。頭上の電線からジョウビタキのオスが出迎えてくれた。


 蕪栗沼との境の道を北進。アカゲラの姿がやけに目に入る。上空にはトビが5,6羽旋回している。そのうちの2羽が近くの灌木に降りてきて何やら絡み合っていた。



 中間まで進むとノスリの姿も見られた。



 北側の駐車場で一休み。その後、駐車場の北側の水田に群れていたマガンを双眼鏡で観察していると白いものが目に入る。最初は畔に置かれた土嚢か肥料袋だと思ったが、何やら動いているようにも見える。さらに近付いてよく見るとなんとハクガンではないか。しかもつがいのようだ。ちょっとだけ幸せな気分になった。


駐車場に戻り帰り支度をしているとオオハクチョウが頭上を通過していく。その中の1羽に向けてシャッターを切り帰路に就いた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県民の森 190218

2019-02-19 00:34:17 | 撮影行
今日は先週の土曜日の代休で久々の平日休みだ。
天気もいいことだし、ぶらっと撮影に行くことにした。
今回はあまり気合いを入れずに、軽く山歩きをする感覚で「県民の森」へ行くことにした。

中央記念館に車を置いて、鶴が丘方面に下っていく。1km弱歩くと洞ケ沢堤に出る。
ここは時々カモ類が羽を休めているが、今日は対岸にカワウがいた。


嘴の先端は鉤形に曲がってる。きっと水中で捕らえた魚を離さないためだろう。そして水面に出て上を向いてくわえた魚を丸呑みにするのだ。
かなり大きな魚も頭からすっぽり飲み込んでしまう。のどに引っかかることはないのだろうか。もしのどに詰まったらこんな声を出すんだろうな・・・「ウッ」

そういえば最近、鳥類の分類が変わって、ウ科はペリカン目からカツオドリ目になったらしい。逆にサギ科はコウノトリ目からペリカン目になったそうだ。
そんなことを考えながら観察していたら、2羽のウが休んでいたところに別のウが飛んできて着水した。
すると婚姻色の羽色の方のウが、突然何度もリズミカルに頭を振り上げ始めた。
そしてしまいにはそっくり返って荒川静香のごとくイナバウワーのポーズをきめたのだった。


こんなウの行動は初めて見た。最初は威嚇しているのかと思ったが、おそらくこれはウの求愛行動なのではないだろうか。
動画に撮っておけばよかったな。そしてBGMはペレスプラードオーケストラのマンボNo.5で決まりだ。「あ~っ、ウッ!」

くだらない冗談はここまでにして、いよいよ今日のハイライトである。
泉松陵高校の下まで来たとき、私の視界の隅に青い鳥が入ってきた。ルリビタキだ。
♪ようこそここへ クッククック 私の青い鳥ぃ~


小刻みに移動しながらも私の前からそれほど離れていかない。むしろこちらに興味を持っているかのようだ。



思い過ごしかもしれないが、ヒタキ類はそんな傾向が強いようにこれまでの経験上感じている。

思いもよらずルリビタキに出会えたことで、短い時間だったが今回の撮影行はテンションが上がった。
帰り道、数枚の写真を撮って気分よく帰路に就くことができた。

ジョウビタキ♀


コゲラ♀


ヒヨドリ


ホンドリス













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蒲生干潟 181223

2019-02-11 22:35:13 | 撮影行
じつに久しぶりの更新となった。(毎回、出だしの決まり文句になっている気が・・。)
前回が8月だったから半年ぶりの更新である。もはやブログの体を成していない。

この間、撮影に行っていなかったわけではない。月に2,3回は県民の森をはじめ、伊豆沼・内沼や蕪栗沼、化女沼などを中心に出かけていた。
しかし、写真がたまる一方でブログを書く時間がなかったのだ。
写真だけのブログにすればいいのだろうが、ブログは「読むもの」という変なこだわりを捨てきれないでいるバカな自分である。

さて、今回は昨年末(12/23)の撮影行であるが、久しぶりに蒲生海岸を訪れた時の写真である。
実は翌日に妻の入院を控えていた。翌々日は手術を受けることになっている。仕事も4日間の休みをもらった。
そんな時に撮影に行くのもなんだかなぁーと思ったのだが、妻から「今日は一日好きに過ごしてきて」というありがたい言葉をもらったので、後ろめたさを感じながらも出かけたわけである。

行き先を蒲生海岸に決め、いつもとは違って向洋海浜公園から砂浜を歩いて干潟に向かう。
駐車場はサーファーの車でいっぱいだ。この真冬でも好きな人は好きなんだなぁと感心した。
サーファーたちをよく見ると、30~50代の人がほとんどで、女性も結構な数がいることに軽く驚いた。若者は逆に数少ない。
あとサーファー以外には、高そうな犬を散歩させている人が数人だけだ。
そんな中で、迷彩柄のウインドブレーカーに身をつつみ、長靴を履いて望遠レンズを付けた一眼レフと双眼鏡の両方をぶら下げた一人のおっさんが波打ち際をとぼとぼと歩いている光景はかなり異様に映ったに違いない。もしかすると変質者と思われたかもしれない。

しばらく歩くと、でっかい流木の上に鳥らしきものがとまっているのが見えた。
双眼鏡で確認すると、どうやらミサゴが何かをついばんでいるようだが逆光でよく見えない。


シャッターを切りながら少しずつ近づいたのだが、私の気配を感じたミサゴは飛び立ってしまった。どうやら食事の邪魔をしてしまったらしい。
しかしミサゴは200mくらい飛んだだけで、いつもはカワウが日光浴をしている枯れ木にとまり、また獲物を食べ始めた。


時々、辺りを見回しては「キョキョキョキョ」とまるでヨタカのような声を発している。
それでも20分以上は同じ場所で食べ続けていただろうか。
獲物は何の魚だろう。双眼鏡越しに見る限りは尾の形状からしてイシガレイのように見えたのだが・・。

私がまた距離を詰めすぎたせいか、再び飛び立った。左足一本で獲物をつかんでいる。獲物の上半身(?)はあらかた食いつくされていて、もはや何の魚か分からなかった。どうやらカレイ類ではないらしい。
今度はずっと遠くに飛んで行き、やがて私の視界から消えていった。


その後、干潟にいたチドリ類(シロチドリか?)やアオサギ、ダイサギを撮って駐車場に戻った。









さて、翌日から仙台通いが始まった。手術は極めて順調に終わった。今時、付き添いの必要な病院だった。
妻の病室は女性の4人部屋だったので、非常に居心地が悪く、必要以上に気疲れしてしまった。
しかし、順調に回復し、年内には退院することができた。
私はというと仕事がたまってしまったので、正月は元日だけ休んで2日から仕事に出た。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿仁熊牧場 くまくま園(北秋田市阿仁打当)180810

2018-08-11 23:00:05 | 撮影行
今年も「くまくま園」に行ってきた。5度目の訪問である。



今年の暑さはクマたちも堪えるだろうな。ツキノワグマたちは元気に活動していた。
あおむけになって寝ていたクマもいたので前足と後足の肉球を撮影してみた。




ヒグマ舎に移動する。やはりヒグマは迫力が違う。


こうやって安全な場所から離れて見ているぶんにはけっこうかわいいのであるが。


くまくま園を見た後、近くの打当温泉マタギの湯に立ち寄った。小一時間入っていたのだが、その間ずっと入浴者は自分一人だけだった。
露天風呂では、ライオンではなくクマの口からお湯が出ていた。湯量をセーブしていたせいか、涎を垂らしているように見える。


帰りに田沢湖共栄パレスに寄って秋田犬を見学。退職したら犬を飼おうと思っているのだが、やっぱり秋田犬はちょっとでかすぎる。
甲斐犬、北海道犬、紀州犬あたりにしようと思っている。あるいは黒い柴犬。洋犬には全く興味がわかない。


今回は駆け足での秋田への旅だったが、クマたちに会えたおかげで日常のガスが抜けていった。来年もまた会いに行こうと思う。

さて、7か月ぶりのブログ更新となったわけであるが、撮影に行ってなかったわけではない。写真はそこそこ撮っていたのだが、ブログを書く暇がなかったのだ。
そして、私が利用しているこのgooブログであるが、いつの間にかFacebookとの連携機能がなくなっていた。ちょっと残念・・・。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする