明るい紫の花がかわいい「アキギリ」。関東にはキバナアキギリは多いが、アキギリはあまりみかけない。
(2022年秋 箱根湿生花園)
■秋の花シリーズ(2022年秋)
「タマスダレ」(秋の花 2022-001)
「シュウメイギク」(秋の花 2022-002)
「ホトトギス」(秋の花 2022-003)
「ローズマリー」(秋の花 2022-004)
「パンダスミレ」(秋の花 2022-005)
「サンゴバナ」(秋の花 2022-006)
「ローゼル」(秋の花 2022-007)
「萩」(秋の花 2022-008)
「ヌスビトハギ」(秋の花 2022-009)
「アレチヌスビトハギ」(秋の花 2022-010)
「彼岸花」(秋の花 2022-011)
「オキザリス・トリアングラリス」(秋の花 2022-012)
「シラハギ」(秋の花 2022-013)
「スーパートレニア・カタリーナ・ピンクリバー」(秋の花 2022-014)
「サルビア・グレッギー」(秋の花 2022-015)
「メランポジウム」(秋の花 2022-016)
「ハナシュクシャ」(秋の花 2022-017)
「サフィニア」(秋の花 2022-018)
「シオン」(秋の花 2022-019)
「シロヨメナ」(秋の花 2022-020)
「アキノキリンソウ」(秋の花 2022-021)
「キバナアキギリ」(秋の花 2022-022)
「ヤマトリカブト」(秋の花 2022-023)
「カシワバハグマ」(秋の花 2022-024)
「タカクマヒキオコシ」(秋の花 2022-024)
「アサマフウロ」(秋の花 2022-025)
「ミゾソバ」(秋の花 2022-026)
「ワレモコウ」(秋の花 2022-027)
■夏の花シリーズ(2022年夏)
「キンシバイ」(初夏の花 2022-01)
「どくだみ」(初夏の花 2022-02)
「アマリリス・アップルブロッサム」(初夏の花 2022-03)
「カラー・ピカソ」(初夏の花 2022-04)
「ペンステモン・ハスカーレッド」(初夏の花 2022-05)
「オルレア」(初夏の花 2022-06)
「 サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス」(初夏の花 2022-07)
「アスチルベ」(初夏の花 2022-08)
「ゴデチア」(初夏の花 2022-09)
「ルリマツリ」(初夏の花 2022-10)
「アネモネ・ヴィルジニア」(初夏の花 2022-11)
「ハタザオキキョウ」(初夏の花 2022-12)
「サフィニア」(初夏の花 2022-13)
「エケベリア "七福神"」(初夏の花 2022-14)
「ホタルブクロ」(初夏の花 2022-15)
「ハクチョウソウ」(初夏の花 2022-16)
「マルバシモツケ」(初夏の花 2022-17)
「ブルビネ・フルテスケンス」(初夏の花 2022-18)
「オオヒエンソウ」(初夏の花 2022-19)
「キリンソウ」(初夏の花 2022-20)
「西洋オダマキ”イエロークイーン"」(初夏の花 2022-21)
「シラン」(初夏の花 2022-22)
「ワスレナグサ」(初夏の花 2022-23)
「トキワツユクサ」(初夏の花 2022-24)
「コウホネ」(初夏の花 2022-25)
「トリアシショウマ」(初夏の花 2022-26)
「タチアオイ」(初夏の花 2022-27)
「アルストロメリア・プルケラ」(夏の花 2022-28)
「ストケシア」(夏の花 2022-29)
「オランダハッカ」(夏の花 2022-30)
「ペンタス」(夏の花 2022-31)
「ダイヤモンド・フロスト」(夏の花 2022-32)
「ヒルガオ」(夏の花 2022-33)
「トレニア」(夏の花 2022-34)
「アカリファ」(夏の花 2022-35)
「サニークラウン」(夏の花 2022-36)
「ヒメヒオウギスイセン」(夏の花 2022-37)
「サルビア・ガラニチカ」(夏の花 2022-38)
「カンパニュラ・メディウム」(夏の花 2022-39)
「ルドベキア・ヒルタ」(夏の花 2022-40)
「エキナセア」(夏の花 2022-41)
「アガパンサス」(夏の花 2022-42)
「アカンサス・モリス」(夏の花 2022-43)
「シロタエギク」(夏の花 2022-44)
「ザクロ」(夏の花 2022-45)
「ネジバナ」(夏の花 2022-46)
「ヒルザキツキミソウ」(夏の花 2022-47)
「ハンゲショウ」(夏の花 2022-48)
「メマツヨイグサ」(夏の花 2022-49)
「アベリア」(夏の花 2022-50)
「オニユリ」(夏の花 2022-51)
「コバノランタナ」(夏の花 2022-52)
「ミズキンバイ」(夏の花 2022-53)
「ユウゲショウ」(夏の花 2022-54)
「キキョウソウ」(夏の花 2022-55)
「コメツブツメクサ」(夏の花 2022-56)
「ハマナデシコ」(夏の花 2022-57)
「ハマボウホウ」(夏の花 2022-58)
「ミヤコグサ」(夏の花 2022-59)
「カワラサイコ」(夏の花 2022-60)
「温帯スイレン」(夏の花 2022-61)
「ビヨウヤナギ」(夏の花 2022-62)
「 ムラサキナツフジ」(夏の花 2022-63)
「ノウゼンカズラ」(夏の花 2022-64)
「キクイモモドキ」(夏の花 2022-65)
「天竺斑蓮」(夏の花 2022-66)
「艶陽天」(夏の花 2022-67)
「浄台蓮」(夏の花 2022-68)
「キキョウ」(夏の花 2022-69)
「サルスベリ」(夏の花 2022-70)
「ナツズイセン」(夏の花 2022-71)
「ヤナギハナガサ」(夏の花 2022-72)
「ヒマワリ」(夏の花 2022-73)
「マンデビラ」(夏の花 2022-74)
「タカサゴユリ」(夏の花 2022-75)
「ルドベキア・タカオ」(夏の花 2022-76)
「センニチコウ」(夏の花 2022-77)
「ヘメロカリス」(夏の花 2022-78)
「レンゲショウマ」(夏の花 2022-79)
「ヤブラン」(夏の花 2022-80)
「イワタバコ」(夏の花 2022-81)
「キツネノカミソリ」(夏の花 2022-82)
「タマアジサイ」(夏の花 2022-83)
「フシグロセンノウ」(夏の花 2022-84)
「シュウカイドウ」(夏の花 2022-85)
「カリガネソウ」(夏の花 2022-86)
「ハエドクソウ」(夏の花 2022-87)
「スズムシバナ」(夏の花 2022-88)
「アゲラタム」(夏の花 2022-89)
「ハナトラノオ」(夏の花 2022-90)
「ルリマツリ」(夏の花 2022-91)
「トレニア」(夏の花 2022-92)
「ヘクソカズラ」(夏の花 2022-93)
「ルエリア」(夏の花 2022-94)
「ニチニチソウ」(夏の花 2022-95)
「インパチェンス」(夏の花 2022-96)
「アカリファ」(夏の花 2022-97)
「ペロペロネ」(夏の花 2022-98)
「フヨウ」(夏の花 2022-99)
「キバナコスモス」(夏の花 2022-100)
「マリーゴールド」(夏の花 2022-101)
科名・属名 : シソ科 アキギリ属
注.APG分類では、学名(S. glabrescens var. glabrescens)
特徴 :
草丈20~60cmの多年草。
茎は直立または基部が倒れて先が斜上する。 葉は対生、葉身は三角状ほこ形、長さ6~10cm、幅4~7cm。長い柄がある。先はやや鋭頭、基部は心形、縁には鋸歯がある。葉柄は2~8cm。
花は枝先に多数が輪散花序をつくり、それらが総状に集まって円錐花序となる。花冠は2唇形、紫色で長さ2.5~3cm、上唇は直立し、下唇は3裂してその中裂片は大きい。筒部の内面に広く毛があり、毛は先が尖り、表面はざらつく。雄しべは2個、葯隔葉花糸状に長く伸び、葯は不稔で互いにくっつく。萼は2唇形、長さ1。1~1.3cm、腺点および脈上に長白毛がある。
果実(分果)は平滑で長さ約2.5mm。
花の白いものを、
●シロバナアキギリといい、
キバナアキギリの雑種といわれる淡黄色の絞のある花を、
●シボリミヤマアキギリ(var. purpureomaculata)という。
分布・生育地 :
本州(北陸~近畿地方) (国外:日本固有)
山地の木陰
花期 : 8~10月
撮影記 :
関東には淡黄色のキバナアキギリしかなく、この花の紫色は憧れの色だった。
今と違って情報も少なく、どこにいけば見られるのかわからなかったが、近畿地方の日本海側でなら出会えるのではないかと、京都府のある山に出かけた。
キバナアキギリのように登山道脇の林下に咲いているのを期待していたが、見当たらなかった。
ダメかとトボトボ下山する途中、草原で突然この花に出会った。
深みのある紫色は、想像通りほれぼれするような色だった。中にはシロバナ(左下の写真)やシボリミヤマアキギリ(右下の写真)と呼ばれる花も見られた。