野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

地味な小さな花を咲かせる「チシマゼキショウ」(箱根の花 21-27)

2021年05月07日 10時15分03秒 | 

小さな丸い花がユニークな「チシマゼキショウ」。ニワゼキショウと花は似ていないが、地味な感じと花の小ささは似ている(笑)。

(2021年春 箱根)

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)
「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)
「イワウチワ」(箱根の花 21-06)
「ミズバショウ」(箱根の花 21-07)
「トサミズキ」(箱根の花 21-08)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-09)
「ウグイスカグラ」(箱根の花 21-10)
「ユキワリコザクラ」(箱根の花 21-11)
「エゾノツガザクラ」(箱根の花 21-12)
「アズマシロカネソウ」(箱根の花 21-13)
「ヒメシャクナゲ」(箱根の花 21-14)
「キバナイチゲ」(箱根の花 21-15)
「キバナノクリンザクラ」(箱根の花 21-16)
「ザゼンソウ」(箱根の花 21-17)
「サマニユキワリ」(箱根の花 21-18)
「エゾエンゴサク」(箱根の花 21-19)
「チングルマ」(箱根の花 21-20)
「オオカメノキ」(箱根の花 21-21)
「コシノコバイモ」(箱根の花 21-22)
「センボンヤリ」(箱根の花 21-23)
「エチゴルリソウ」(箱根の花 21-24)
「フリチラリア・メレアグリス」(箱根の花 21-25)
「シコクカッコソウ」(箱根の花 21-26)

「チシマゼキショウ」

チシマゼキショウ (千島石菖) ユリ科
【学名】 Tofieldia coccinea
【花期】 6~7月
【草丈】 5~15 cm程度

【和名の由来】 発見地の千島に基づき、岩礫地に生えることと、葉がショウブ(菖蒲)に似ていることから。

【生育地・特徴など】 山地の岩場に生える多年草。厚くて固い葉が根元から重なり合ってのびる。花は円錐状の花序に密に付く。長さ2~3mmほどの細長い花被片が6枚、雄しべも6本で、花被片より少し長く、葯は紫色。

北海道と本州中部地方以北の高山帯の岩礫地に生える。チシマゼキショウ属に属し、仲間にイワショウブとヒメイワショウブがある。どちらも花色は白く、ヒメイワショウブは北海道にも分布する。本種の花柄は1mm程度と短いのだが、もう少し長くて2mm程度のものがアポイ岳と大平山に見られる。これはアポイゼキショウあるいはチャボゼキショウと呼ばれる。



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