北海道のアポイ岳の特産という「サマニユキワリ」。ユキワリコザクラの変種とされる。サマニは「様似」で似ていることを意味するから雪割草に似ているというが、わたしたちの知っている雪割草よりはサクラソウに似ている。箱根でみれるのもうれしいが、北海道の山でいつか現物を見てみたい。
(2021年春 箱根)
■箱根の花
「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)
「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)
「イワウチワ」(箱根の花 21-06)
「ミズバショウ」(箱根の花 21-07)
「トサミズキ」(箱根の花 21-08)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-09)
「ウグイスカグラ」(箱根の花 21-10)
「ユキワリコザクラ」(箱根の花 21-11)
「エゾノツガザクラ」(箱根の花 21-12)
「アズマシロカネソウ」(箱根の花 21-13)
「ヒメシャクナゲ」(箱根の花 21-14)
「キバナイチゲ」(箱根の花 21-15)
「キバナノクリンザクラ」(箱根の花 21-16)
「ザゼンソウ」(箱根の花 21-17)
サマニユキワリ (様似雪割) サクラソウ科
【学名】 Primula modesta var. samanimontana
【花期】 5~6月
【草丈】 5~10 cm程度
【和名の由来】 アポイ岳周辺の日高地方南部に特産する、ユキワリソウ(雪割草)の仲間であることから。「雪割草」とは、雪が解けてくる頃に花を咲かせ、あたかも雪を割るような姿で現れることから。
【生育地・特徴など】 アポイ岳一帯の岩礫地に生える小型の多年草。基準種ユキワリソウの亜種であるユキワリコザクラの変種。ユキワリコザクラに比べて葉はとくに細い。縁はまくれていることが多い。