野の花 庭の花

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風に揺れる小判形の花がかわいいコバンソウ

2019年05月18日 10時56分27秒 | 
名付けた人はこの花で、大判小判を夢見たのだろうか。
お金は別として、天秤に吊り下げたいくつもの小判が風にゆらゆらと揺れるのをみていると、心和む。
ドライフラワーにしても楽しめるのだそうである。
お寺の境内で撮影
(2019-05 神奈川県川崎市 寺社)




コバンソウ
コバンソウはイネ科の普通に見られる雑草の一つ。小判に似た形の小穂をつけることから名付けられた。

特徴
コバンソウ(Briza maxima L.)は単子葉植物イネ科コバンソウ属の一年生植物である。日本では雑草として見られるもののひとつで、その中ではやや大きく偏平で、小判型の小穂が目につきやすい。

草丈は10-60cm程度になる。茎は直立し、根元はややほふくする。葉は細長く、長さ5-10cm、幅3-8mmで毛がなく縁がざらつく。葉舌はまるく毛がない。

夏(7-9月)に茎の上部にまばらに数個(多くても10程度)の小穂のついた、先が垂れる円錐花序を形成する。小穂は細い枝で垂れ下がり、卵形から楕円形で長さ1-2cm、幅1cm位で、8-18個の小花でつくられている。小穂は左右から扁平だが鱗片はふくらんで厚みがある。一対の包穎のみやや濃く色づくが、他の護穎は淡い緑色から成熟すると黄褐色に変わり、光沢があって美しい。和名はこれを小判に見立てたものである。別名にタワラムギがあり、これもふくらんだ小穂の形を俵に見立てたものである。

分布と生育地
ヨーロッパ原産で日本には明治時代に観賞用に導入された帰化植物である。

日本では、本州中部以南に分布し、世界では、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの温帯地域に分布する。

沿海地の畑、道端、荒地などに生育し、日当たりのいいところを好む。乾燥に強く、土壌の質を選ばない。


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