淡い桃色の一重の椿「曙」。しらじらと明けてくる空のように穏やかな花だ。古典的な作品で、抱え咲きの花は茶花にも好まれる。
(2020年秋 東京)
曙はやさしい雰囲気の淡桃花で早咲き系の品種。一重、抱え~椀咲き、筒しべの中~大輪です。茶席に利用されることも多く、炉開きの頃から年内は丸く膨らんだ蕾が多く重宝されます。独特の趣を持つ椿は、古来庭植えや鉢植えのほか茶花としても愛好されてきました。水はけさえ良ければ育てやすい丈夫な花です。記念樹としても最適です。
タイプ:ツバキ科ツバキ属の耐寒性常緑小高木
樹高:2~4m
開花期:11~4月
花色:淡桃色
咲き方:一重咲・中~大輪
植え付け適期:9~11月、3~4月
栽培適地:東北地方以南
日照:日向または半日陰(開花するようになると日向のほうが適しています)
椿・サザンカシリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)