野の花 庭の花

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紫の蝶型の花弁が可憐なツルマメ

2019年10月25日 07時42分48秒 | 

小さな紫の花をつける蔓性のツルマメ。別名や中国名が示しているように、大豆の原種とされている。果実は大豆に似ていて、食用にすることができる。縄文時代から利用されていたとみられている。古代から日本で食用にされてきた植物と思うと、親しみがわく。紫の蝶型の花弁が可憐だ。

(2019-10 東京都 神代植物公園) 

 

 

ツルマメ  蔓豆
[別名] ノマメ
[中国名] 野大豆 ye da dou
[英名] wild soybean
[学名] Glycine soja Sieb. et Zucc.
Glycine max (L.) Merr. subsp. soja (Sieb. et Zucc.) Ohashi
マメ科 Fabaceae  ダイズ属

 ダイズ(大豆)の原種と考えられている。茎、葉に毛が生え、葉は3小葉で、小葉の長さは3~8㎝の卵形~披針形。花は淡紅紫色の蝶形花で、長さは5~8㎜。萼は5裂する。雄しべ10個は花糸すべてが合着する。豆果は長さ2~3㎝と小さいが、ダイズとよく似て淡黄褐色の毛が密生し、豆(種子)は2~3個入る。茹でて枝豆のように食べられる。種子は長さ4~5㎜、表面が粗い革のようで、剥げやすい。2n=40
 類似のヤブマメは小葉の幅が広く、花の長さが長く、やや日陰を好む。
[花期] 8~9月
[草丈] つる性
[生活型] 1年草
[生育場所] 道端、野原
[分布] 在来種  日本全土、朝鮮、中国、ロシア、アフガニスタン



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