イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

夏休みー1日目:Torino その2

2014年07月23日 00時42分35秒 | イタリアの小さな街・大きな街(Fi以外)

つづき
下山したあとです。

王宮の前を通り過ぎて向かった先は
Al Bicerin

イタリア通なら知らない人はいない(?)あのビチェリン発祥のカフェ。
イタリア統一から153年しかたっていないのに、創立250周年というからすごいですね。
ちなみに、そんなことは知ってるわい、と思われそうですが、ここトリノはイタリア統一後一番最初に首都になった街。
2番目はフィレンツェ、そして現在のローマに落ち着くわけですが・・・
ということで両親は首都巡りをしたということになりますね。

いやいや、今回はGoogle map(GPS機能)にかなり助けてもらいました。
こんなに有効活用できるなんて、人間益々地図が読めなくなりますね。

正直あれほど有名なので、もっと街中にあって、にぎわっているのかと思ったのですが、お店はひっそり。
まさか既に夏休み!?
と思ったもののやっていました。
まぁ時間も微妙だったし、夏の飲み物ではないのかなぁ・・・と思いながらもあれを飲まずには帰れないでしょう。

実は私は「夏はちょっと厳しいかなぁ」と思っていて、半ば今回は諦めていたのですがなぜか両親の方が乗り気で、先ほどのMonte dei Cappucciniからは結構距離があったのですが、がんばってここまで来たんです。
両親をそれほどまでさせてのはこれ(テレビで見たんですと)

店名にもなっているビチェリン(奥)とザバイオーネ(手前)
ビチェリンとは
"イタリアのトリノが原産の伝統的な温かい飲み物である。エスプレッソ、ホット・チョコレート、牛乳から作られ、小さく丸いグラスに層状にして提供される。ビチェリンという言葉はピエモンテ語で「小さなグラス」を意味する。この飲み物は18世紀から知られており、1852年にアレクサンドル・デュマ・ペールに賞賛されたことで有名である。17世紀の飲み物"Bavareisa"がベースであると考えられ、その主な違いは、ビチェリンでは3つの素材が混合されるのではなく、グラスの中で層状に積み重ねられることである。"
方やザバイオーネは、
"卵黄に砂糖を加え、泡立て、温めながら、マルサラワイン、シェリー酒、白ワインなどの洋酒を加えて煮詰めたカスタードクリームで、デザートとしてそのまま食べる。また、洋菓子用のソースとして、ティラミスなどに用いることもある。

Caffè Al Bicerinは、トリノのPiazza della Consolataで18世紀から提供されており、この店が起源だと考える者もいる。現在もVia PoにあるCaffè Fiorioで1704年頃に初めて作られたと考える者もいる。
2001年、ビチェリンはピエモンテ地域の“traditional Piedmontese product”に認定された。(wikipediaより引用)

両方試したかったので私はザバイオーネを。
これ白ワインが入っていて大人の味。
確かどこかのブログで、この層を崩さないで飲む、と見たんだけど・・・それ、難しい。
できるだけ混ぜないで飲んだみたいだけど。
今調べたらやはり「混ぜるな!!」と言ってます。(良かった両親にうそ教えなくて)
共にそれほど暑くなく、この気温でもおいしい。
冬はきっともっと熱、熱っなんだと思いますけど。

両親はとても気に入ったようで、特に母は「あそこに売ってる粉を買えば家でもできるかしら?」
というので「やめときな」と助言。
絶対同じ味は出ないし、日本で飲もうとこの人たちは思わないはず・・・
現地で飲むのが一番です!!

店内はこんな感じ。

隣にお土産用の商品が置いてあって、その隣には薬局もあるんだけど、そこもここが経営しているとか。

静かなPiazzaの一角にゆったり流れる歴史を感じることが出来る、そんなカフェでした。
しまった、今色々見ていたらジャンドゥイオットのクリームが入ったクロワッサンなるものもあるんじゃないですか!?
やはり今回はリサーチ不足だったなぁ。
あっ、でも本場のEataly(イータリーはトリノ発祥です)でジャンドゥイオットのクリーム見つけたので買ったんだ。
ちなみに代官山のEatalyは閉店してしまったそうですね。(行ったことないですが)

トリノに行くことが有ったら、ビチェリンとクロワッサン、両方チャレンジだ!!
他にも心残りが・・・
今回この私がトリノで1回もジェラートを食べなかったんです。
街中のGelateriaの量ときたら、半端なかったです。
どこもおいしそう
それなのに・・・親に止められたせいもあるけど、
40歳過ぎて、昔ほど食べられなくなったんですよねぇ・・・と言っても普通の人よりは食べられると思いますが。

この後、お土産用にチョコレートを物色しながらホテルへ

良さそうなカフェでトリノのチョコレートと言えばジャンドゥイオット
山形のヘーゼルナッツが入ったチョコレートを買いました。

そして夕食へ。
こちらのお話はまた後日・・・ってトリノは食べる話しかないね。

今晩はFiesoleのTeatro rimano(ローマ劇場で)行われるGiovanni Alleviのコンサートへ
お友達が一緒なので、天気もいいので早めに行って、向こうでPizzaでも食べようかと。
ということで次回はこちらのお話になるかもしれませんね。



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