う~ん、なんとなくブログを書く気になれないんですよね。
今週はちょっと気が重いことがあって、天気も悪いし…
先日からPiero della Francescaの事が気になって、日本から持ってきたけど、ず~とお蔵入りしていた本を読んだりしていたんです。
この本、訳者も書いていましたが、先日読んだ須賀敦子さんの本に何度も出てきていたナタリア・ギンスブルグの息子カルロ・ギンスブルグの作品でした。
しかし、翻訳本ってどうしてこうも分かりにくいのでしょうか?
いや、たぶんイタリア語で読んでもたぶん簡単ではないとは思うのですが、日本語が頭に入ってこないんですよね。
須賀さんも「イタリア語と私」というエッセイの中で語っていましたが、英語を本気で勉強したいと思った理由は当時専門学校の英文科に通っていたお姉さんが、流行っていたアメリカの少女小説を原書で読んで、訳とは全然比べものにならないくらい面白いと言ったと聞いたからだった、と。
”名訳と信じて読んでいた、その日本語訳よりも、もっと面白いものが、おそらく測り知れない事物に満ちた世界がその背景にあるに違いないというようなことを考えて、胸がどきどきしたのを、今でもはっきりおぼえている。
そんな世界の言葉を覚えて、人手を借りずに、旅してみたいと思った。”(本文より引用)
勿論須賀さんの足元にも及ばない自分ですが、ここはやはり原書を読むべきか?
そうしないと本当に言いたいことは理解できないのか?
悩む…
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