イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

横浜美術館でモロー

2019年07月31日 14時23分15秒 | 展覧会 日本

横浜美術館に行って来た。


目的は「原三渓の美術」という特別展だったのだが、その話は今丁度参考資料も読んでいるところなので、また後日。
今日は同時開催中のコレクション展のお話。
現在は2019年4月13日~6月23日に開催されていた企画展「Meet the Collection ―アートと人と、美術館」全7章のうち、5つの章を見ることが出来る。
(前期:2019年4月13日~6月23日と後期:2019年7月13日~9月1日では、展示内容が一部異なる。)

横浜市民のくせに、この美術館を訪れたのも過去4.5回だし、美術館のこと良く知らなかったのだが、横浜美術館は、ダリ、マグリット、セザンヌ、ピカソなどの作家や幕末明治以降の横浜にゆかりの深い作家の作品など、12,000点を越える19世紀後半から現代にかけての国内外の美術作品を、幅広く所蔵しているそうだ。
また、横浜が日本における写真発祥の地のひとつであることにちなみ、写真コレクションの充実も図っているそうで、今回も写真展示はされていた。
私たち横浜市民の税金もコレクション収集の一端を担っているのだろうか???
もしそうならもう少し入場料とか市民に還元してくれてもいいのになぁ…

いつもコレクション展の方はさらっと流していたのだが、今回は良いもの発見。


モローではないですか!!
ギュスターヴ・モロー 《岩の上の女神》
小ぶりながら非常に状態良い作品。坂田武雄氏寄贈の1点。
詳細はこちら横浜美術館のコレクション紹介のページで。
他にもシャガールやミロなどもあり、もう少し時間をかけてゆっくり見たかった。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
横浜市美術館 (カンサン)
2019-07-31 20:22:33
fontanaさんへ、私はここに以前行ったことがあります。ギュスターフ モローの絵も見たような記憶があります。
8月10日に広島に寄っていきます。ひろしま美術館に最初に寄る予定です。(^^)
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横浜とモロー (山科)
2019-08-01 07:33:28
横浜に、松尾博  氏というモローのコレクターが、20世紀にはいて、所蔵品がフラマリオン本に14点も記載されていますので、その遺産や余徳、影響があるのかもしれません。
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楽しみにしています。 (fontana)
2019-08-01 14:17:09
カンサンさん
ひろしま美術館などお盆休みのご報告、楽しみにしています。
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コレクションのその後は? (fontana)
2019-08-01 14:38:20
山科様
あるサイトに「アサヒグラフ別冊 第十七巻 第七号通巻 第八十七号(1991年10月15日発行)『アサヒグラフ別冊 美術特集』西洋編17:モローの中で松尾博氏は『ギュスターヴ・モローと私』という文を寄せておられ、文末に追記として
『美術収集家、美術研究者及び美術専攻学生を対象として年に何度か松尾博コレクションにお招きしたい』という話をみつけたのですが(https://plaza.rakuten.co.jp/okada11/diary/201901150002/
今はいったいどうなっているのでしょうか?
この「岩の上の女神」を寄贈したのは、こちらも横浜では有名な「サカタのタネ」の創設者でした。ルドンの作品なども有り、油彩、素描、版画、彫刻などの52作品が、1983年に寄贈されたそうです。(横浜美術館が開館したのは1989年ですが)
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