Carabinieri(カラビニエリ)と呼ばれるイタリアの国家憲兵
”正式名称は l'Arma dei Carabinieri
日本に於いては「警察軍」、「憲兵隊」、「軍警察」などと訳される。イタリアに於いては陸軍、海軍、空軍に次ぐ第4の軍隊として認知されており、単純に「軍 (l'Arma)」と呼称される事も多い。平時には国家警察 (Polizia dello stato) と同様の活動を行うが、有事の際には憲兵および戦闘部隊として機能する。”<Wikipediaより>
観光客がこいつら(失礼)の制服に騙されて「かっこいい~」と言っているのはよく耳にするけど・・・
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確かにこの制服には騙されますわ
でも、この人たち全然かっこよくないんです。
事実、よく笑い話のネタにされているくらい・・・ちょっとまぬけなんですよね
ところで、そんなCarabiniereが大学にやってきた。
もちろん私が事件を起こしたわけでもなく、事件が起きたわけでもありません。
更に友人(日本人)曰く「そこらへんにいるCarabinieriとは一味違う!」
そう、彼らはil Nucleo di tutela e valorizzazione del patrimonio artistico dei Carabinieri
つまり警察は警察でも文化遺産保護部隊
文化遺産を守る特別な部署の人たちなんです
”イタリア国内の美術品の保護も行っている。カラビニエリの一部署である美術遺産保護部隊 (Nucleo Tutela Patrimonio Artistico) は、イタリアの財産である美術品・工芸品を保護する活動を専門に行っている。イタリア美術に関する主な活動は、第2次世界大戦後の混乱に乗じた美術品の盗難や密売に対する取り締まりから始まり、現在でも特殊な訓練を受けた人員を使った美術品保護―主として密輸出取締や窃盗事件捜査は、内外から高い評価を受けている。”<Wikipediaより>
日本人女優が出演しているということで、周囲で話題になっていたテレビドラマ"Ris 5"
こちらはRaggruppamento Carabinieri per le Investigazioni Scientifiche
科学捜査班のお話。
彼らもCarabinieriだけど、特殊師団で、テレビの影響で、現在若い子達の注目の職業の一つなんだそうだ。
ちなみに私は犬の捜査官(?)が活躍する"REX"の方が好き
何しにやってきたかと言うと・・・講義。
授業は文化財に関する法律の授業です。
日本の法律もちんぷんかんぷんな私にはコクだ
でも外部から特別講師を招いた授業は、色々な裏事情が聞けて面白い!
彼らの主な仕事は盗難にあった文化財を探すこと。
普段の生活していると、おいおいと思うことが多いこの国だが、文化遺産に関する法律は、アメリカがマネをするほど優れている(らしい・・・)
こうして国は唯一の財産を守ってきたし、守り続けていくのである
盗まれた文化財が国内で発見される場合はいいが(よくはないけど)海外に持ち出された場合は、イタリアの法律が適応されるのか、発見された国の法律が適応されるのかとか。対ユーロ圏の場合やそれ以外の国に関すること、実際90年代、FirenzeのMuseo Stibbertから盗まれた日本の武器の話など、小1時間だったけど、面白かった。何せ、話がうまい
先生も「今期の特別講師の中で一番面白い講義だった」と絶賛。
もちろん実体験に基づいているからというのもあるけど・・・ちなみに国外に出た場合はインターポールが中心になって動くらしいです。
今、調度テレビで"ルパン3世"やってます
最後に彼から生徒たちに質問「この仕事をやりたいと思っている人は?」
数人の生徒が手を挙げたのを見て、エールを送っていた。
大学卒業の資格は義務ではないが、勉強することは無意味なことではない、と諭す彼を見て、「そこらへんのCarabinieriとは違うなぁ~」と改めて感心したわけでした。
毎日どこかで何かが盗まれているこの国、いたちごっこはまだまだ永遠に続くんでしょうねぇ
この世に悪い心が存在する限り・・・
Forza carabinieri(がんばれ、カラビニエリ!)
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”正式名称は l'Arma dei Carabinieri
日本に於いては「警察軍」、「憲兵隊」、「軍警察」などと訳される。イタリアに於いては陸軍、海軍、空軍に次ぐ第4の軍隊として認知されており、単純に「軍 (l'Arma)」と呼称される事も多い。平時には国家警察 (Polizia dello stato) と同様の活動を行うが、有事の際には憲兵および戦闘部隊として機能する。”<Wikipediaより>
観光客がこいつら(失礼)の制服に騙されて「かっこいい~」と言っているのはよく耳にするけど・・・
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確かにこの制服には騙されますわ
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でも、この人たち全然かっこよくないんです。
事実、よく笑い話のネタにされているくらい・・・ちょっとまぬけなんですよね
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ところで、そんなCarabiniereが大学にやってきた。
もちろん私が事件を起こしたわけでもなく、事件が起きたわけでもありません。
更に友人(日本人)曰く「そこらへんにいるCarabinieriとは一味違う!」
そう、彼らはil Nucleo di tutela e valorizzazione del patrimonio artistico dei Carabinieri
つまり警察は警察でも文化遺産保護部隊
文化遺産を守る特別な部署の人たちなんです
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”イタリア国内の美術品の保護も行っている。カラビニエリの一部署である美術遺産保護部隊 (Nucleo Tutela Patrimonio Artistico) は、イタリアの財産である美術品・工芸品を保護する活動を専門に行っている。イタリア美術に関する主な活動は、第2次世界大戦後の混乱に乗じた美術品の盗難や密売に対する取り締まりから始まり、現在でも特殊な訓練を受けた人員を使った美術品保護―主として密輸出取締や窃盗事件捜査は、内外から高い評価を受けている。”<Wikipediaより>
日本人女優が出演しているということで、周囲で話題になっていたテレビドラマ"Ris 5"
こちらはRaggruppamento Carabinieri per le Investigazioni Scientifiche
科学捜査班のお話。
彼らもCarabinieriだけど、特殊師団で、テレビの影響で、現在若い子達の注目の職業の一つなんだそうだ。
ちなみに私は犬の捜査官(?)が活躍する"REX"の方が好き
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何しにやってきたかと言うと・・・講義。
授業は文化財に関する法律の授業です。
日本の法律もちんぷんかんぷんな私にはコクだ
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でも外部から特別講師を招いた授業は、色々な裏事情が聞けて面白い!
彼らの主な仕事は盗難にあった文化財を探すこと。
普段の生活していると、おいおいと思うことが多いこの国だが、文化遺産に関する法律は、アメリカがマネをするほど優れている(らしい・・・)
こうして国は唯一の財産を守ってきたし、守り続けていくのである
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盗まれた文化財が国内で発見される場合はいいが(よくはないけど)海外に持ち出された場合は、イタリアの法律が適応されるのか、発見された国の法律が適応されるのかとか。対ユーロ圏の場合やそれ以外の国に関すること、実際90年代、FirenzeのMuseo Stibbertから盗まれた日本の武器の話など、小1時間だったけど、面白かった。何せ、話がうまい
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先生も「今期の特別講師の中で一番面白い講義だった」と絶賛。
もちろん実体験に基づいているからというのもあるけど・・・ちなみに国外に出た場合はインターポールが中心になって動くらしいです。
今、調度テレビで"ルパン3世"やってます
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最後に彼から生徒たちに質問「この仕事をやりたいと思っている人は?」
数人の生徒が手を挙げたのを見て、エールを送っていた。
大学卒業の資格は義務ではないが、勉強することは無意味なことではない、と諭す彼を見て、「そこらへんのCarabinieriとは違うなぁ~」と改めて感心したわけでした。
毎日どこかで何かが盗まれているこの国、いたちごっこはまだまだ永遠に続くんでしょうねぇ
この世に悪い心が存在する限り・・・
Forza carabinieri(がんばれ、カラビニエリ!)
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