イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

La villa i Tatti

2009年04月26日 04時53分04秒 | イタリア・美術
夏だ、今日はさすがに私でも半袖でよかったと思う。
GWが始まった日本は寒かった・・・とか
先週は、天気が安定せず
傘が離せない日々が続いていたのに

水曜日、つかめるほど長くない後ろ髪を、思いっきり引っ張られ、泣く泣くPerugiaから戻って来た。というのも木曜日に恩師の講演が有ったから
そして何故戻って来たかというと、どうしても外せない用事が有ったから。
仕方がない
折角戻って来たので、恩師が勧めていた講演を聞きに行くことにした。
というのもテーマがGiottoだったから。
現在、RomaでGiottoのMostra(展覧会)をやっている関係で、あちこちでGiotto関係の講演をやっていて、来週月曜日にPerugiaである"La O Di Giotto"という本の講演会にも実は行きたかった・・・はい、行きませんよ
恩師がイタリア語だって言っていたから行ったのになぁ
会場はVilla i Tatti
Bernar Berensonのお屋敷
(バーナード・ベレンソン、イタリア語と全然発音が違うんだよねぇ)
↑誰?
”バーナード・ベレンソン(Bernard G. Berenson, 1865年6月26日 - 1959年10月6日)はリトアニア出身のアメリカの美術史家・美術評論家。ルネサンス絵画の専門家。
ロシア帝国・ヴィルナ県ブトリモニス Butrimonys のユダヤ人の家庭に生まれる。生まれた時の名前はベルンハルド・ヴァルヴロイェンスキ(Bernhard Valvrojenski)。父のアルバートは1875年一家と共にボストンに移住し、ベレンソンに姓を変える。
ハーヴァード大学で学び、イタリアに移住する。妻のメアリー Mary (1864-1945)は Logan Pearsall Smith の姉であり、美術史家の Benjamin Francis Conn Costelloe と結婚したこともあった。
矢代幸雄、ケネス・クラーク(Sir Kenneth McKenzie Clark)など多くの門人がいる。
トマス・ハリスの小説『ハンニバル』では、主人公ハンニバル・レクター博士はベレンソン家の親類という設定になっている。”(Wikipediaより)
死後、彼の遺産としてこのお屋敷がハーバード大学に寄付された。

年に1度、一般にも開かれた講演会が行われる。それが今回私が行ったもの。
全3回で残りは28,30日
詳しくはThe Berenson Lectures at i Tatti

行くか行かないか、ものすご~く悩んでいたら案の定
でもここで行かなかったら・・・
行ったよ、行きましたよ、えらいでしょう、先生
バスで20分、グーグルではバス停から徒歩30分って書いて有ったのに、嵐の中行ったんだよ
幸い15分くらい歩いたら着いたけどねぇ・・・

講演はハーバード大学を昨年退職された、Julian Gardner教授でした。
英語?
私の英語・・・イタリア語より悪い、ということは全く分からん
単語は拾えても話がよく理解できない・・・内容は分かっているからいいけど。
家に帰って、イタリア語で配布されたプリントを見てようやく全てを納得!

でもこのVilla(お屋敷)はとても素敵だった。
次、ここに足を踏み入れる機会が有るかどうか分からないので、カメラを持っていかなかったことを非常に後悔した。
まぁ、英語をすっかり忘れてしまった後悔よりは軽いですけどね。
ちなみにうちの大家さん、この近くのSettignanoという小さな街に家を持っていて、借り手を捜しています。興味のある方はご連絡ください!

ちなみに現在これを書いている背後で、私の好きな"Ulisse"という番組を流している。というのも今日の特集は”神風特攻隊”。この番組で日本が取り上げられること、非常に多いんだよねぇ。私たちと視点が違って面白いです
そして遠くから雄たけびが・・・サッカー中継に決まってます
(現在イタリア時間25日の22時30分です)



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2 コメント

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来週末気候は?どうでしょう (M.SATO)
2009-04-26 15:23:49
いよいよフィレンツェ訪問。おせんべは調達しました。週刊誌もkeep!!忙しい中拘束してしまいますがよろしくお願いします。お会いできるのが楽しみです。
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残念ながら・・・ (fontana)
2009-04-27 04:47:54
こちらこそお会いできるのが楽しみです。
しかし、残念ながら天気はあまりよくなさそうです。日本もGWに入ってから、天気があまりよくないそうですね。
それではBuon viaggio!
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