4月21日は「Natale di Roma」という文字を見た。
直訳してしまうと「ローマのクリスマス」なのだが、実はそうではなく、これは「ローマ建国の日」ということ。
紀元前753年4月21日ロムルスによってローマが建国された。
いつもであれば、この時期ローマは建国のお祭りで賑わうのだが、今は全てのイベントが中止された。
(2019年の様子はこちら参照)
そんな中、文化財・文化活動省 (Ministero della cultura)は1本の動画を制作した。
今年のPasqua(復活祭)に流された“La luce di Michelangelo(ミケランジェロの光)”の続編と言ってもいいこの動画の舞台はパンテオン。
パンテオンは紀元前25年、初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって建造されたがのちに焼失したため、118年から128年に掛けて、ローマ皇帝ハドリアヌスによって再建された。
現在、ローマで見ることが出来るのはこの再建されたパンテオンであるが、正面にはアグリッパに敬意を表し M. AGRIPPA L. F. COS TERTIUM FECIT(ルキウスの息子マルクス・アグリッパが、3度目のコンスルの際に建造)と記されている。(Wikipedia参考)
最近非常に流行っている(と最近知ったんだけど)タイムラプス撮影を使っているのだが、なぜパンテオンかというと、4月21日は特別な日なのだ。
4月21日、パンテオンの天井の”穴”から太陽が差し込む。
写真:Wikipedia
その光はパンテオンの丸みを帯びた壁を少しずつ降りてきて、最後には入り口の門を照らす。
それが丁度12時。
その時間に合わせてローマ皇帝が入り口に到着、皇帝は全身に光をまとう。
ローマ人の知恵は果てしない。
Natale di Roma - Uncut
偽装工作一切なし!!
参考:https://metronews.it/
この前の広場にあるカフェで映画、ローマの休日では一休みしていましたね。
関西3府県はきょうから緊急事態宣言の期間に入ります。六甲高山植物園も休園になるので、きのう行ってきました。ミズバショウが見られました。
パンテオンはラファエロです。ミケランジェロはフィレンツェのサンタ・クローチェ教会です。
カンサンさんは「ローマの休日」が好きそうですね。私も大好きです!
季節は良いのに、暫くまた動きづらくなりますね。神奈川県も出してくれた方が良い気がしますが…
とても個人的な理由でローマのクリスマス(建国記念日)について調べております。
私自身は一度もイタリアに訪れた事がないので、ネットで漁っているものの詳細がいまいちわかりません。
19日には記念前パレードが行われ、21日夕方にはチルコ・マッシモにてローマ誕生のショーが行われるとの事ですが、あれはロムルスが誕生した瞬間を演じている、という認識でいいのでしょうか?
宜しければご存じの範囲で構いませんので、21日に催される事を簡単に教えて頂ければと思います。