イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

春に思う

2010年03月21日 04時31分04秒 | イタリア・生活
暦の上では明日から春!
こちらもようやく気温が上がってきた。
と言っても相変わらずダウンを着ている私って…

風邪の方も大分回復
しかし、耳が詰まっている&鼻声
これって最悪。
人が話しているのを聞き取れないだけでなく、自分の話すのも聞き取ってもらえない
たぶん一両日中には全快するでしょう。
たくさんの方にご心配をいただきありがとうございました
それにしても今回はきつかった…

さてさて昨日今日とちょっと(いや大いに)うれしいことがあった。
(アリタリア事件はかなりショックだったけど…)

1つは昨日友人が送ってくれた本が、最短8日で無事届いたこと。
でも今回はちゃんと開けられた形跡あり。
もちろん本は無事でしたけど。
その本はこちら

泣く子も黙る(いやいや)ダンテの神曲でございます。
いや~なんでこれ「神曲」なんですかねぇ?
オリジナルのタイトルはDivina commedia
"commedia"ってつまりコメディ…もちろん現代の意味合いとは若干異なりますが。
まぁ、日本語のタイトルのほうに内容はより近い気はしますが

こちらは"1989年にA4変型の豪華本として刊行し、20刷も版を重ねました。今回、A5判の「普及版」として、刊行"だそうで、ダンテが14世紀に『神曲』(地獄編・煉獄編・天国編)でイメージした「世界」を、19世紀にドレが140点近い版画(木版)でビジュアライズしました。その版画作品をすべて刊行当時のオリジナル版より収録し、詩人・谷口江里也が絵に沿って作品を訳・構成したのが本書です。"なんだそうです。

もちろん日本語訳は読んでます。でも難しいのなんの…日本語が読みにくい!
それに比べてこれは良さそう。
今授業で原本を読んでいますが???
「源氏物語」原本で読むようなものですからねぇ
これで若干助かります。ええ、もちろん原本は読みます…よ。

これを送ってくれた友人は私より10歳以上年下なのに、すごくしっかりしていて話もすごく合うんです。
こちらのブログの管理人さんです。てとて
実は彼女、私がFirenzeた来て本当に始めの時期、唯一の日本人の友人だった。
彼女のおかげで、苦しいFirenze生活を乗り越えられたと言っても過言ではない。

というのもあの頃私は、全然Firenzeの生活に馴染めず、毎週Perugiaに里帰りと称して遊びに行っていた。
知り合いもいないFirenzeの生活が嫌だったにもかかわらず、日本人とはかかわりを持ちたくないと思っていた時期だった。
そんな時、複数の友人から「Fontanaさんと紅子さんは絶対息が合う」と言われていたのに、なかなか会う機会がなかった。
やっと知り合えたときは、彼女の帰国が約1ヶ月後に迫った時期だった。

あれからかれこれ何年だ?
去年あたりからあれだけ避けていた日本人社会との接点を偶然持ち始めて、私のFirenze生活が大きく変わった。
もちろんメリットもデメリットもある。
でも、同郷であるって強いよ~!(強すぎるという話も有りますが)
そして今日のSorpresa(驚き)

どういういきさつで頂いたかは、ちょっとお教えできませんが、お花を頂いた。

人のつながりって本当に不思議。
春は別れの季節…でも出会いの季節でもあるのです。

春…私の一番好きな季節。
早く本当の春が来ないかなぁ…


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