イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

12月最初の日曜日は…

2009年12月06日 21時12分47秒 | イタリア・生活
12月最初の日曜日で、8日がImmacolata Concezione(聖母の無原罪の御やどりの祝日、日本語にするとぴんと来ないなぁ)でお休みの為、金曜日の夜辺りから、勝手に大型連休を作って、大勢のイタリア人が、バカンスへ出かけるための大移動。
年末だってのに、どこにそんなお金が有るのやら???
ここ数日寒い日が続いたので、スキー場も大賑わい…だとか

さてさて、日曜なのに、ちょっと用事が有って、出かけてしまったら、帰りは恐ろしいことになっていた。
ちょっと~走れないじゃん!!
この寒いのに何なのこの人、人、人
と思って家に戻って来て、ニュースを見てぴんと来た。
そうだ、12月最初の日曜日、つまりクリスマス商戦勃発だ
今日から日曜日も店を開けていいのである。
イタリアでは宗教上(なのかな?)、そして法律上(税金払わなければいけない)日曜日、店を閉めているところが多い。
しかし、12月だけはそれが緩和される(のかな?それとも税金払ってでも開けた方が得だから???)

唯でさえ、多数のプレゼントを用意するイタリア人。
買い物は早めに始めないと追いつかない。
その必要のない私などは、
う~ん、いつもだって長いのに、お会計の時間がいつもの倍!勘弁
土日は買い物に行かないようにしている。
特に私の場合、危険なのは本屋。
この時期は、クリスマス用のラッピングを頼む人も多いので…時々私がやってあげようか?と思うくらい下手な人がいるのも事実

ところで、昨日イタリア人と結婚して、小さな子供がいる人とこんなことが話題に。
イタリアではプレゼントはサンタさんが持って来るのか?それともべファーナか?

ちなみに日本人にはあまりなじみのない、”べファーナ”とは、サンタクロースに似た存在で、1月6日のEpifani(この祝日も日本語では分かりにくい…御公現の祝日)、この祝日の前夜、良い子にはプレゼントを、悪い子には炭を届けると言われているお婆さんのこと。

彼女のうちは、サンタさんが来るらしい
「2回もらえるのか?」と聞くと、さすがにそれはないらしい。
知り合いのイタリア人の家では、クリスマスツリーの下に、用意したプレゼントを全て置いておき、1月6日の朝にそれぞれの名前が付いたプレゼントを開けるとか。
この話を聞いた時は、「う~ん、ヨーロッパ!素敵!」なんて思ってしまった

えっ、私?
きっ、聞かないで…って昨日も聞かれたんだよねぇ
「マッチ売りの少女」(少女ではないね…)は避けたいな。
でもサンタもべファーナも来ないだろうなぁ


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2 コメント

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ニコラウス (Shoko)
2009-12-06 23:23:46
ドイツでは12月の第一日曜日がニコラウスで、子供たちが寝る前にブーツを部屋の前において置くと、朝までにニコラウスがプレゼントを入れておくといいます。また、クリスマスにはヴァイナハツマン(クリスマスのおじさん=サンタさん)がいますが、実はこのおじさんもプレゼントを運ぶと言われています。ラッキーな子供たちは2度プレゼントをもらえます。
そして、つい最近、教会と労働組合が、12月の日曜日にお店が開いていることを訴え、来年からは日曜日に買い物が出来なくなりました。

話が変わりますが、日本では12月24日はクリスマスパーティーでとてもにぎわいますが、ドイツはどこのレストランも閉まり、人の影が町から消え、とても寂しい日なのです。静かなクリスマスイブにはいまだに慣れません。イタリアもそうですか?
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ドイツの子供が羨ましい (fontana)
2009-12-07 03:19:32
Shokoさん

面白い話をありがとうございます。
イタリア語を勉強し始めた頃、San Nicolaがサンタの原型(?)と聞いたことを、懐かしく思い出しました。あの時はフィンランド人が、クリスマスのお菓子を作って来てくれたので…

イタリアではこの習慣はないですね。
ドイツの子供たちが羨ましい

イタリアでも、ちょっと気取って「サンタクラウス」ということも有りますが、もっぱらBabbo Natale、サンタのおじさんですね

イタリアのクリスマスも静かですよ。
24日は早めにお店も閉まります。
”クリスマスは家族と、大みそかは好きな人と過ごす”というのがイタリア人の原則ですね。
家族のもとに戻らない人はいない、と言ってもいいくらい…ということで私はすごく同情(心配?)されます。

イブはレストランで過ごす人もいるようですが、コース料理のみだし、すごく高いです。たぶん働きたくないからでしょうね…
普通のイタリア人は24日の夕食から家族と一緒。この日は軽めの食事のようです。0時になるとミサに行きます。クリスマス当日ブラブラしているのは日本人観光客くらいでは!?夕方は教会のPresepiを見たりしている人を結構見かけますが、理由は…食べすぎで、運動の必要が有るから?

イタリア人はひたすら食事です。親戚一同勢ぞろいするので、準備も大変。12月に入ると準備を始めるなんてMammaもいるようです。
過去に経験したことが有るのは、PrimoにTortelli。これを数100個一緒に作ったことが有ります
secondoは肉、肉、肉。かつて4種類くらい出た家庭が有ります。
そしてDolceには、もちろん日本のような繊細なクリスマスケーキみたいなものは登場しません。PanettoneかPandoro。更にこれに生クリームなどで飾り付けるので、恐ろしいカロリーです

この時期はさすがにお店も閉まるので、買い出ししておかないと食いっぱぐれます。どこかに招待してもらえば、胃が痛くなります
日本のお正月みたいだなぁ~と毎年思っています。さて、今年はどうなることやら???
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