イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

ローマ法王が日本の少女の質問に答えて曰く

2011年04月23日 10時03分40秒 | イタリアのテレビ・ニュースから

Pasqua休暇に突入。
宗教的なことよりも、日本のゴールデンウィークのような要素が強い。
キリスト教徒でない私には、もちろんただのお祭り?という感が否めない・・・

それでもバチカンを頂くここイタリア、日本のNHKに当たるRaiではちゃんと宗教報道をしている。
何年イタリアにいても、Ntale(クリスマス)と違っていまいちよく分からないPasqua
友達のイタリア人に聞いてみたら「私、キリスト教徒じゃないから分からない」と予想外の答えが帰ってきた。
確かに日本人が全員仏教徒ではないように、イタリア人全員がキリスト教徒なわけはないか・・・

昨晩はPapaがコロッセオに向かうLa via Crucis,キリストがゴルゴダの丘に向かうのになぞらえて・・・だよね?
さて午後Papa(ローマ教皇)が7つの質問に答える、という番組(?)をやっていた。
その中に日本人の少女がいた。
日本からこちらの動画が見られるかは分かりませんが・・・

「私は日本人で7歳、エレナと言います。」
ってこの子本当に純粋な日本人かなぁ?というくらい美人さん。ハーフかな?
名前もねぇ・・・もちろん日本語は完璧。バックは東京?

と思ったら、やはりイタリア人のハーフだった。
こちらに日本の記事が出ていました。
残念、こちらの記事より早くアップしたかった・・・

質問は
「なぜ私たちはこんな辛い目にあっているのですか。神様とお話が出来る教皇、教えて下さい。」というもの。
それに答えてPapa
「私も自問自答しています。なんであなたたちがこんなに辛い目に合っているのか、他の人は幸せに暮らしているというのに・・・
答えは分かりません。
でも私たちは知っています、キリストもあなたたちと同じように何も悪いことをしていないにもかかわらずに辛い思いをしたことを。
(今日はキリスト受難に日ですからね)
悲しさは残っては、神はあなたたちのそばにいます。神は絶対にあなたたちを助けてくれるでしょう。
そしてきっとある日分かるでしょう、何でこんなことがおきたのか。

神はあなたたちを愛しています。
世界中の人々があなたたちと共にいます。
あなたたちのことを思っています。
どうやったらあなたたちを助けられるか考えています。

ある日このような苦しい日々が決して”無”ではなく、無駄なことではないことが、私にはきっと分かるでしょう。
これは良い試練であることが、愛の試練であることを。
どんな時でも私たちはあなたと、辛い目に合っている日本の子供たちと一緒です。
私たちのあなたたちの為に祈ります。

神は必ずあなたたちを助けてくれるでしょう。
一緒に祈りましょう。
そうすればすぐにあなたたちに光は差すでしょう。」

祈ることも大切かもしれないけど、次にできることを考えなきゃな・・・
ちなみにヴァチカンはこのあと5月1日に控えた前法王Giovanni PaoloⅡのBeatificazioneで大忙し。
セレモニーは4月30日から始まるらしいけど、世界中からものすごい数の信者が訪れ、
既にRomaのホテルは満室だそうです。

歴史、というのはこうして作られていくんだなぁ、と実感する今日この頃です。

とりあえず
Buona Pasqua!



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