祭りの後

昨日は、いろいろなことが頭をよぎり、なかなか寝付けなかった。
私、基本的にネガティブなので、どちらかというと「あ～すればよかった」「こうすればよかった」と
ついうじうじ考えてしまう。
でも、大抵一晩寝たら、「仕方がない。やることはやった」と復活。
今朝は穏やかな達成感が訪れた・・・と言いたいところですが

残務処理中、イタリア人と言い合い。
しかし、これ結果は出ないのよ。結局考え方が根本的に違うから。
でも、ここイタリアでは言わないと駄目。
理解してもらわなくても、思ってることは言わないと。
でも、イタリア人のいいところは、こうして言い合っても5分後にはケロッとしていること。
それが「なに～！」と思うこともあるけど、いいたいことは言い切ると後はすっきり。
日本人も是非学ばないといけない点だと思う。

今はまだオークションのことを冷静には考えられないけど、
数日中にはきちんと報告します。
私たちがやったこと、多くの人に知ってもらいたいから。
それは決して私たちのエゴではない。
祖国を思う私たちの気持ちを多くの人に理解して欲しいだけ。

昨日出展者宛に出した、お礼のメールに書かれた
「お疲れ様」「大変でしたね、ありがとうございます」の文字を見て、思わず涙が出た。
それだけで、私が、私たちがやって来たことは報われた。

今日も夕日がきれいだった

何年たっても3月11日が来るたびに、
この震災のことを思い出すたびに
私がイタリアを去った後も、
きっと昨日のこと、思い出すだろう。
芸術の都Firenzeで、芸術を通じて祖国の為にこれだけ多くの人が力を合わせたことを。

こんな貴重な機会を与えてくれたMちゃんと
彼と一緒だったからこそここまでやり遂げられたというNくんに
そして日本の為に気持ちを一つにしてくれた皆さんに
心からありがとう。

きれいごとかもしれない、
でも祖国を離れている私たちが送れるものはお金だけではなく、pensieroだと教えてくれた皆さんへ
感謝の気持ちをこめて
Grazie　di cuore

今日はいい夢が見られそう。