イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

EX Libris(蔵書票)-una serie di collezione その2

2009年11月19日 00時05分48秒 | イタリア・文化
今日も暖かい。
洗濯をしたのでもう少しが出てくれるということないんだけどねぇ
今日はゆっくりした1日。1時間ほどで授業に行くけどね…

ところで先日、日本から遊びに来ていた友人たちを案内(そんな大層なことはしていませんが)をしながら、とある紙屋さんに入った。
Firenzeではマーブル紙、有名だし、お土産にも軽くていい。
しかし観光客でもない私が、真っ先にレジへ。
思わず買ってしまったのがこれ↓

EX Libris
蔵書票(書票)

蔵書票とは?
”本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小紙片。より国際的にはエクスリブリス(Exlibris、「だれそれの蔵書から」という意味のラテン語)と呼ばれる。英語ではbookplate。
図と一緒にExlibrisという言葉と蔵書の持ち主(票主)の名前が画面に入れられることが多い。古くは紋章や肖像画に個人のモットーを書き入れた図案が好まれたが、票主の職業や故郷を示す絵柄、本や書斎に関する絵柄など多様な図案が用いられている。版種も、銅版画、木版画、リノカット、石版画、孔版など様々である。著名な芸術家の手によるものもあり、美術品として収集の対象にもなっている。”
(Wikipediaより)

以前から気にはなっていたのだが、中々高くて、手が出なかった
これはちゃんと(かどうかは不明だけど、一応)Firenzeでプリントされているようで、30枚で8ユーロ。いものになると、30枚で20€30€はする。はんこもあるけど、こちらも決して安くない。

思わず、箱を開けてびっくり!
こんな立派な箱に、ちょこん

写真では分かりにくいけど…esagerato!(大げさ!)
少なくないですか???
大きさは名刺よりひと回り大きいくらい。

これは珍しく、広重の浮世絵「阿波 鳴門の風波」六十余州名所図会
とてもよくできている。今まで浮世絵のEX Librisは見たことがなかった。
これは私の為ではなく、お世話になっているイタリア人にクリスマスプレゼントに日本文学のイタリア語訳版(候補は太宰の「人間失格」)と一緒に贈ろうと思っている

これを見ていた友人曰く、蔵書票美術館が日本に有るとか!?
彼女のお母さんが以前訪れたことが有るらしい。
もしやこれ
ロマンの泉美術館
なんか名前かぶってない???

更に、日本書票協会なんてものもある。
そこのサイトを見ると、奥深くて結構面白い。

本のテーマに合った蔵書票を付けるなんて、究極の愛本家(読みだけでなく、保管も)じゃないですか~
わたくし、しばらくこちらにはまりそうですわ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿