昨日(これを書いているのはまだ16日)20度近くあったのに、今日はまた一けたに逆戻り。
北の方では雪が降ったとか…
まだまだ春は遠いのか?
でも春っていきなり夏になるから恐ろしい。
さて、ナショナルギャラリーにはなかなかいけません…
あ~このまま闇に葬られる気がする。
ということで、最終日に行ったコートールド協会美術館の話を先に済ませましょう。
バスで行ったら結構渋滞していました。
サマーセット・ハウス内にある実業家サミュエル・コートールドが収集した名画のコレクションを元に、
1981年にロンドン大学内に設立された美術館で、
その後も特色のある個人コレクションが追加されていった結果、
初期イタリア派、ルーベンス以降の西洋絵画の名画が揃っていて、小粒ながら良いものいっぱい持ってる美術館です。
ロンドンで初めて有料の美術館でした。
と言っても基本は「寄付」
だから「(入場料)いかほど払いますか?」と聞かれて 困ります。
そんなの私決められないよ、ということで、一応決まっている入場料を払うわけですが…
2階以上にここのメインの作品が展示されていますが、1階のイタリアルネサンス以前の作品も結構面白いですよ。
キリスト誕生 Spinello Aretino
Bernardo Daddi
Antonio Vivarini,セントオーガスティンの誕生。
ミイラではありません。
Fra Angelico
Lippo VanniのS.Pietro…この画家は聞いたことないけど。
とまぁこんな感じで
結構良いもの揃っていました。
らせん階段を上がります。
2階ではこの時期ブリューゲルの版画の展示がありました。
昨年からブリューゲルづいてますね。
で、3階に当たる場所に。
ここの目玉はまず
Botticelliの三位一体。
そして
クラナハのアダムとイブ。
そしてこの先また出た…ルーベンス
ああ、もう飽きちゃった。
って思っていたんだけど、今ちょっと調べたら、ここのルーベンスの「キリスト降下」
あのネロの「キリスト降下」の下絵と言われているものンなんですって。
ふ~ん、写真にも収めてない。
やっぱりまだまだ勉強不足ですねぇ…
アントワープには近いうち行きますよ。うふふ。
隣の部屋には
銀食器
何でもコ―トールドの先祖は銀細工で生計を立て、コ―トールドはレーヨン(人工シルク)の製造で巨万の冨を築いたんですって。
左の奥の方にはTiepoloがありました。
ここからなんでしょうね、この美術館の本領は。
お~
すみません、窓からの光で…
Henri Rousseau!!「入市税関」
まさかこんなところで会えるとは…それもドアで隠れてた。
原田マハさんの小説読んでから、ルソーが最近のかなりのお気に入り。
今一番気になる画家の1人です。
そしてこの部屋は
この美術館のメインルーム…の1つと言った方がいいか?
マネの「フォリー・ベルジェールのバー」が写真の右。
その両側にはセザンヌ
向かい合って
ゴーギャン「Te Reriora」
「ネヴァモア」
絵よりも見ている人の靴下が気になります。
隣の部屋には
スーラの「化粧する若い女」
そしてこれですね
ゴッホの自画像。
とまぁ、こんな感じですごく良いもの持ってるんですよ。
で、最後は4階へ。
こちらにもマティスとかシスレー、カンディンスキーなどが有りました。
そして最上階ではBotticelliのダンテの「神曲」の挿絵の特別展をやっていました。
細かいものなので、大きな虫眼鏡が用意されていました。
とっても魅力的な美術館で、もう少しゆっくりしたかった(一番の心残りはカフェ)
でもナショナルギャラリーで見残していたものも見なくてはいけなかったし、
体調もどんどん悪くなるしで、後ろ髪をひかれながらも退出。
そういえばこの美術館は唯一ロッカーに荷物を預けるタイプでしたね。
数年前に行かれた方のブログを見ていると、今回なかった作品が有るんですけど…
有名なマネの「草上の朝食」(オルセーに有る超有名なやつと同じ構図なんだけど)見た気がしないんだけどなぁ。
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