イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

日曜の朝

2007年05月20日 18時15分35秒 | Weblog
日曜日の朝です
日曜日はキリスト教の休息日なので仕事をしない
お店もほとんど閉まっている・・・
というのが当たり前のイタリアですが
何故か今朝は朝から周りが騒がしいです。

何をしているのかと思ったら壁の修理をクレーンを使ってやっています。
私の家は今FirenzeのCentroもCentro
Palazzo Vecchioのすぐそばなのですが
1本道を入っているので夜もそんなにうるさくはないのですが
週末はやはりどこからともなく賑やかな声が流れてきていて
昨日も夜は勉強の集中できなかったので
今日こそ!と思っていたのに
まぁ言い訳なんですけど!

日曜日にお店がお休みというのも日本の感覚でいくと
「不便」と思うこともありましたが
今はそれが当然と思えば何ということはないです
ただ旅行で来る場合は違いますが・・・
それでもFirenzeは大分店が日曜日でも開いているようになりました。
少しずつイタリアの良さが失われていっているようで残念です。

今日は午後、美術史の大家Roberto Longhiのコレクションを見に行きます。
これもSettimana della culuturaのイベントの1つです。
「美術史」を勉強しているというと絵も描くと思われますが
よく言うのは「絵を描けないから美術史」という感じです。
簡単に言えば「美術の歴史」ですね。
日本ではまだまだメジャーではない学問ですね
もちろん絵を見るだけで良いわけではないから大変です。
もちろん作品を見ることが最優先ですが
それに付属するもの、歴史、文学、政治など
それがわからなければ単なる絵画鑑賞になってしまいます。
奥の深い学問なんですよこれが・・・

イタリアの美術館に行くと
学芸員は居眠りしたり、本を読んだりおしゃべりしたり
日本と比べて不真面目に見えますが
彼らはきちんと勉強しているひとばかりです
(日本のようにアルバイトの監視員はいません)
眠気覚ましにちょっと質問などしてみるといいかもしれませんよ!


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