イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

ヨーヨーマは台湾人のチェロ奏者でした・・・ごめんなさい

2008年12月10日 05時55分44秒 | イタリア・音楽
全く何を見ていたんだか・・・
すみません、ヨーヨーマは台湾人のチェロ奏者でした。お詫びと訂正をいたします台湾人も中国人でしょう?と思われるかもしれませんが、こちらに来て台湾と中国の微妙な関係を知ってしまってから、私も区別するようにしています。更に、個人的な感想ですが台湾人は中国人より日本人に感覚が近く、いい人が多いです。いや、中国人が悪いと言っているわけでは・・・ははは

結局、友人の友人の音楽院に行っている子のお陰で7ユーロでコンサートを聴くことが出来ました。中国人4人に私・・・絶対私も中国人だと思われていただろうなぁ・・・でも私の友人以外の中国人は、イタリア語よく分からないらしい。おいおい、というかこれが本来の中国人の姿で、私の友人が変ってると言った方がいいのかも???

ちょっと脱線しますが、先日に日本のサイトに「マルコポーロ政策の問題」についての記事が出ていたと、友人から聞きました。「マルコポーロ政策って何?」と思ったでしょう?これはかれこれ3年前か、私が大学に入った年と同じだから、中国政府がイタリア政府にお金を払い、中国人留学生を年間4,000人だか5,000人だか受け入れてもらうという途方も無い計画。私の母校でもあるPerugia外国人大学は、この3年、秋からイタリアの各大学に散らばる中国人の、語学教育のために(この人たちは全くイタリア語が話せません。英語は結構勉強しているみたいですが・・・)4月から3ヶ月、この中国人を受け入れているため、Perugiaは第2のPrato(Toscanaにあるイタリアで一番中国人の多い町)と化している。ここまではそんなに問題ではないのだが、結局200人だかの中国人が今年、某イタリアの大学(うちではないです)に登録したのにそのうち50人しか通っていない事実が判明、イタリア政府も政策の見直しを検討中・・・って、あんたバカじゃないの(失礼)お金に負けたイタリア人が悪いんです。こうして入国を無事果たした中国人が、何をするか考えてなかったとは言わせませんよ~

ふと昨日、この中国人たちを見ながら、こんなことを考えながら、更に実は私、大学の時の第2外国語、中国だったんだよねぇ・・・なんて、ふと思い出してしまいました。ほぼ何も覚えていないんだよなぁ。一体何を勉強していたのやら???ちゃんとやっていれば、今頃とても役に立ったのに・・・唯一覚えているのは、四声(発音)というのが有ったこととと1~10まで。コンサートが始まるまですることも無かったので、ぼ~と考えていたら、試験が詩の暗記だったことまで思い出した。「国敗ぶれて山河あり、城春にして草木深し」を中国語で暗唱という試験だった。なんでこんなの覚えているんだ???タイトルなんだったかなぁ・・・

最近、物忘れがひどいなぁと感じているのに、何故か若い頃覚えた、この手のものって忘れない。例えば徒然草とか、平家物語の冒頭など・・・そういえば、イタリア人のManzoniのI Promessi sposiの冒頭を覚えている人は結構いるし、クイズ番組で、この小説の冒頭部分は?なんて問題も良く出てくる。はてさて、何の役に立つのだろうか???でも忘れない、不思議・・・昨日のことでも思い出せないことが有るのに

え~、長い脱線から戻ってきました。コンサートの話ですが、席は最後尾だったけど、劇場が小さいのでそんなに悪くはなかったですが・・・マナーが悪い人がいっぱい。それも人種差別をするわけではないですが
中国人とアメリカ人!左が中国人、右がアメリカ人(服装、英語を話していたというだけの根拠ですが)左は録音しているし、右に言ったっては動画を取っていました。全くお里が知れるとはこのことだよ・・・という感じ。ただそれを見て見ぬ不利をしていた日本人の私も悪かったなぁ

日本の場合チケットが半端ではなく高価なので、興味がない人はわざわざ来ないので、マナーの悪い人もそうそういないし、日本の場合必ず入り口で荷物検査が行われているのでそうそうこういうことは起こらない。イタリアはその点ではまだまだセキュリティーが甘いと、私などは思ってしまうのだが・・・

ヨーヨーマの演奏はすばらしかった。更にアンコールに3度も答えてくれるという、サービス心旺盛。みんなすごく気持ちが良かったのに、最後の曲の演奏が始まったときに、野次を飛ばしたアメリカ人(これも推測。イタリア人で無いことは確か・・・)の若い子がいた。多分私だけではなく多くの観客が不快感をもよおしていたんだと思う。演奏後、劇場を出たところで乱闘騒ぎ誰かが注意したらしい・・・注意をした人は偉い

そういえば、おとといからオペラシーズンが始まった、Milanoのスカラ座ですが、土壇場でテノールの変更になるなど、初日から暗雲が立ち込めていた詳しくは分からないが、これも雇用側と出演者側の問題らしい。オーケストラのストなんかも有ったからねぇ・・・昨日も、国からの文化事業費が減らされる、苦しい経営状況雄を理解し、大いに劇場に通ってくださいという話が、第2部が始まるときに有った。
日本も同じ状況らしいけど、景気が悪い時に真っ先に減らされるのは文化や娯楽に当てる費用ですからねぇ・・・でもそんあ時だからこそ、上手に自分に見合った娯楽を見つけるべきではないのか?と昨日日本の友人とメールで語っていました

まぁ素敵な夜だったことは間違いないです、かなり寒かったけど・・・

ところで話は変りますが、今日はまた明日から天気が崩れるらしいので、急遽買い物に行くことにした。Esselungaというスーパーに行くのだが、今日は火曜日。そうだMercatoに行こうと急遽方向転換。
さすがにクリスマス前だから、物も人も出ています。
質のよい、イタリア製のコートが50ユーロ!色もすごく良かったのに、残念サイズが無かった・・・結局1ユーロのセーター2枚と5ユーロのジャケットを買いました。おお、占めて1000円!?いい買い物したぞ~

今日、今週で授業が終了することが判明。嬉しい気もするのですが、授業が終わる=試験ですからねぇ・・・あ~あ勉強しないとなぁ(他人事みたいでしょう?)


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