久しぶりに今朝図書館に復活したら、寒いこと寒いこと・・・
すっかり自然児になってしまい、冷房には絶えられず午前中で撤退
明日からは上着に靴下だ・・・
ここ数日とても過ごしやすいので、家でもくもくと残務処理中。
さて、旅行の話はちょっとおいておいて、まず昨晩のお話を。
おととい雨が降っていたので、心配していたのですが、昨日は晴天。
朝から洗濯して~絶好調だったんです、途中まで。
洗濯物が重かったせいか、8割がた洗濯を干し終わったところで、「どさっ」という変な音。
なんと洗濯紐が途中から切れて、洗濯物が全て落下。
どこに落ちたかというと、隣の建物の屋根の上。
幸いそこに上ることが出来るので、全ての洗濯は回収したものの、屋根に上る時に足の甲を強打。
痛みはないんだけど腫れてます。
更に冷房で足はパンパンに浮腫んでしまい、そんなこんなで図書館をそうそうに撤退してきたというわけ。
まぁいいわけですが。
昨日は青空が広がり、風もさわやかだったので、予定を変更して早めにお出かけ。
珍しく友達と一緒にコンサート。普段は大抵お一人様ですからねぇ・・・
FiesoleのTeatro romano,ローマ劇場でのGiovanni Alleviの野外コンサート。
FiesoleはFirenze旧市街からバス(7番)で20分ほど行った丘の上の小さな街。
と言っても古来からFirenzeの暑さを避けて貴族の別荘が多く立てられた場所。
そしてFirenzeよりも古い街なんです。
そこには今もローマ時代の遺跡が残されていて、昨晩はそこでコンサート。
Allevi先日日本でツアーやっていましたね。
私は今回が2回目。(前回の様子はこちらでどうぞ。)
だから雨が降ると困るんです。
早めに出かけてFiesoleには行ったことがないというMさんをFirenzeの街が一望できる場所へ。
ちょっと雲が出ていて、夕日という感じでもないし、写真にすると分かりにくいんですけど、中央にDuomoが見えます。
ここまで来るのに結構急な坂道を登ってこなくてはいけません。
私はすっかり息切れてしているのにMさんは全然大丈夫でした。
運動不足だなぁ、私は。
せっかく登ったけど、夕食のためすぐに下山。
来る前に色々探したけど、レストラン情報はあまりなかったんですよね。
私、基本的にトリップアドバイザーってあまり信用してないんです。
あれ、コメントの大半がアメリカ人他外国人。
彼らの「おいしい」は私たちのおいしいではないので・・・
ということで基本的にあれを参考にする時は日本語か現地の言語。(と言っても分かるのはイタリア語だけですが)
後はやはり日本人のブログなど。
ということで唯一数人がおいしいと言っていたここにしました。(すぐに店が見つかったという理由もあるけど)
Perseus Fiesolano
Piazza Mino 9r/Fiesole
tel: 055.59143
日曜も営業。
このお店、実はFirenze市内にあるBistecca fiorentinaで有名なPerseusの姉妹店。
ということで当然こちらもおいしいBistecca(ステーキ)が食べられるそうですが、女性二人(いくら一人は私でも)さすがに最低1キロからしか注文できないbisteccaを食べることは出来ません。
なぜ1キロが基準かというと、一キロ以下だとヒレの部分が入らないからとのことです。
だから少量でbisteccaを出しているお店では十分注意してくださいね。
ちなみにPerseusの記事はこちら。
この時代からしばらくお店には行ってないのですが、確かキロ40ユーロだったと思うのですが、ここは45ユーロでした。
5年以上も経ってるから値上がりしたのか、Fiesoleという場所柄かは分かりません。
で、bisteccaの話なんかしていたもんだから、カメリエーレのおじちゃんが目を輝かして
「bistecca食べる?」と聞いてきました。
「さすがに2人じゃ無理」というと、「魚もおいしいよ」、と。
魚・・・Firenzeましてその小高い山の上のFiesoleで魚???
私一人だったら絶対その選択肢はないのですが、お友達が魚がいいというのでメインは魚をシェア。
メインが魚になると、それ以外の選択が結構難しい・・・
結局こんな感じになりました。
まず最初に運ばれてきたのがpizzaの生地。(これはみんなに出てます)
熱々でオリーブオイルがかかっていました。
「パンの代わり?」と思わず言ってしまったら、私は左前にパンは鎮座していました。
(結局パンには手を出さなかった)
お皿もThe Firenze!!
本家もこのお皿でした。
赤いけど白百合の紋章。
そして
bruschettaとcrostini(ブルスケッタとクロスティーニ)
左のブルスケッタ、軽く溶けたラードにアチューゲ、この組み合わせいいな、こんどやってみよっ。
それにしてもオリーブが異常にしょっぱかった。
これと夏ならではのこれ
今年は全然作ってないなぁ・・・
panzanella(パンツァネッラ)
Toscana生まれのこのサラダ(?)元々貧しい農民の料理で、古く硬くなったパンを捨てずに取っておき、トマトやキュウリなどの野菜を加えて、酢とオリーヴオイルで味をつけたものです。
数年前にはまって毎日のように食べていたけど、なかなか外で食べるような味にはならないのよねぇ。
何が違うんだろう???
久しぶりに作ってみようかなぁ・・・と思うもののパンをわざわざ買わなきゃいけないからな。
ちなみに今年はfarro(スペルト小麦)のサラダがマイブームです。
そしてメインのbranzinoとジャガイモ
Mさんごめんね、私うそついちゃった。
branzinoは鱸でした。
何年経ってもなかなか魚の名前が覚えられない私です。
お味はまぁまぁ。
って素材がよければ大して手はかけてないですからね。
ただ、このお店の魚料理は信用できるようです。
というのも私たちの隣に座っていた常連さんと思われる1人男性客
まず魚介のトマト煮を乗せたブルスケッタを頂、そのあとブイヤベースのようなものを食べていましたが、なんともおいしそう。
それから私たちの後ろに座っていた、こちらも常連さんと思われる男性が同じものを。
はたまた、向こうのテーブルではなんとおいしそうなパエリア。
魚を選んだことは失敗ではなさそうです。
ちなみに1キロのbisteccaは無理だけど、お肉が食べたいという人はtagliata(牛肩ロースの薄切り)などもお勧めのようです。
私たちがほぼ食べ終わったころ、近くのテーブルでちょっとしたアクシデントが。
オリーブオイルのビンを落としてしまったようです。
するとカメリエーレがあれを持ってやってきて、オイルに振り掛けました。その量2キロ。
ちょっと分かりにくいかな?
テーブルの下の白いもの。
そうお塩です。
以前、友人のうちで夕食をご馳走になったとき、友人が誤って油の鍋をひっくり返してしまったんです。(火をつける前だったのでよかった)
その時料理人の1人が、塩をかけるのを見ていて知ってはいたのですが・・・
この人曰く、常識、ということでした。
塩が油を吸い取るので、処理がしやすくなるのでしょう。
そんなこんなで前置きが長くなりましたが、とっぷり日も暮れて・・・
コンサート会場にTeatro romanoへ移動
2000年以上も前の建造物をこういった形で利用できるなんてすばらしい。
まさかローマ人はそんなこと考えてもみなかったことでしょう。
音響効果の整った劇場でコンサートを聴くのもいいですが、この雰囲気は格別。
夏の醍醐味!!
程なくコンサートはスタート。
9時半です。そのくらいにならないと暗くならないからね。
こんなステキな夜なのに、文句を言うのもなんですが、始まる前に写真撮影はフラッシュを使わなければOK,ビデオ、動画はNGという放送が有ったにも拘らず、あちこちでフラッシュがたかれたり、動画を撮影する人たち。
ここまでは許せても(もちろん禁止は禁止ですよ)、FBを見る人や、メッセージを送る人が結構いたんです。
以前にも言いましたが、最近の携帯電話の液晶ってすごく機能がいいから自分が思っている以上にまぶしい。
後ろに人たちは迷惑なんですよ~
イタリア人、この点では非常にマナーが悪いです。
途中「フラッシュたくな」と注意する人もいましたが・・・
そんなことを除けば、昨晩も最高の演奏、ステキな夜を過ごす事ができました。
但し、コンサートが終わったのは11時10分ごろ。
12時のバスを待って帰宅したので、昨晩も午前様になってしまいました。
だからこの時間眠いわけだ・・・
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