イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

夏休みー1日目:Torino その3 Trattoria L'Oca Fola

2014年07月23日 18時03分40秒 | お勧めのレストラン・イタリア

本日3回目の投稿です。
どんだけ暇なんだ・・・これなら帰国してもよかったのでは?と思いながらも、色々問題を抱えているのでそういうわけには行かなかったのです。
まぁそれはさておき、Torino編の続き&最終章です。

いやいや、こうして見返してみても、Torinoは食、食、食
食べる以外何もしていない・・・
そういえばこの旅で唯一父が買い物をしたのが帽子(ワインは買って帰りましたよ)
Torinoのホテルの近くのスポーツウェアーショップでサイズ(頭でかいんです。私も父似)と柄が気に入ったものがあったのでお買い上げ。
お店の店員さんと話していたらなんと本店はフィレンツェ・・・
よくあるんですけどね、こういう話。
Centroには店見かけないなぁと思ったら、郊外の大型ショッピングセンターi Gigliに入っているそうです。

夏のこの時期、いくらチョコレートの本場(?)Torinoとはいえ、チョコを売っているお店、少ないですね。
日本では一年中世界のものが簡単に手に入りますが、こちらイタリアではこと食に関しては強~いこだわりがあります。
チョコの生産なども大抵暑くなる6月まで。
それ以降チョコの生産はストップします。
当然ですよね、この暑さ、溶けちゃうから・・・
ということで結局お土産はEataly
これならFirenzeでも良かったのでは???
なんか無駄が多いなぁ。

そんなこんなで最低限のお土産を調達し、一度ホテルに戻って着替えてからお食事へ。
前回のFiesoleの話で触れましたが、私基本的にトリップアドバイザーは信用していません。
参考にしているのは、同じような舌を持つ日本人の情報。
つまりブログなどを見て、その人が紹介しているお店に行ってみて、おいしいと思えば、その人の情報を信じて着いて行く。
食べるのは好きだけど、食は私の専門ではないので、専門家の意見をよく聞く(見る)ことにしています。
そんな中でも以前からかなり信用度の高い、イタリア在住の料理人の奥様のブログを頼りに、今回はそのブログから2軒ほどレストランを選ばせていただきました。

私一人のときは、とりあえずどんなところでもいいし、基本的に安くておいしいところがいいのですが、老年の両親と一緒ではそういうわけにも行かず、雰囲気も重視したお店選びが大変。
まぁその点金額はあまり気にしなくてもいいわけですが
高いお金を出してまずいところは絶対嫌なので、その点でも某ブロガーさんは信用できます。

ということで彼らが紹介していたこちらのお店にTorinoの晩餐は決めました。

L'Oca Fola
via Drovetti,6/G,10138 Torino
tel 011.433.7422
月ー土 夜のみ(19時半~)、日:昼のみ

唯一の欠点は泊まっていたホテルから遠かったこと。
そしてこの日は月曜日だったため、地下鉄の終電が9時半と恐ろしく早く、結局帰りはタクシーになりました。
と言っても15ユーロでおつりが来るくらいだったと思います。
Porta Susaに近いホテルに泊まるなら徒歩圏内。
ちなみにPorta Susaの駅構内

なんだろう、この近未来的な建物は・・・でも人いない。
最近はこういう駅、イタリアで流行ってるのかな?
Roma Tibrutinaもこんなだもんね。

そしてこれが私がチケットでトラぶった入り口です。
いくら2006年のオリンピック時に作られたとは言え、ここほんとにイタリア?というくらい綺麗だった。

都内の地下鉄みたい・・・
そして

ドアに注意!
かわいいじゃないですか。
Porta Nuovaから4駅・・・だったかな?あっ5駅だ。
Principi d'Acajaで降りて歩いて5分くらい。
ここでもGoogle mapのGPS機能は大活躍。あ~人間が駄目になる・・・

しかしこんな感じの閑静な住宅街に

お店が有るもんで・・・やはりGPS様様です。

この角がお店。
実は予約を入れたのが前日の日曜日。
連絡来ないけど大丈夫かなぁと思っていたら、ビチェリン飲んでいた時に電話が。
電話の主の感じが非常に好感が持てたのもこのレストランの評価を上げた原因かな?

席に着くと前菜が2種類既に用意されていました。

パプリカにツナソース。
このsalsa tonnataお昼食べたサンドイッチにも使われたいたけど、おいしい。
ふ~んこのソースをVitello(牛肉)にかけて食べるVitello Tonnatoという料理がピエモンテの伝統的な料理なのね。

そして既に奥に見えてる

タルタル(牛生肉)
前回初めてこれを食べたのもTorinoでした。
なぜ既に前菜が用意されていたかというと、このお店のメニューは3種類のコース。

degustazioneというちょっとずつ食べるコース・・・と言っても前菜2種類、プリモ2種類でセコンド1種(量は控えめ)、ドルチェ(25€)
この上がleggero(軽いという意味ですが、dugustazioneでも十分軽くなかったです)
前菜3種、普通量のプリモかセコンド(量は普通の一人前)これにドルチェで28€
この上がghiotto(食いしん坊)
前菜3種、プリモ、セコンドとドルチェで32€
そしてcompleto(完全な)という35€のメニューは3種の前菜、2種のプリモ、2種のセコンド(量は控えめ)にドルチェというラインナップ。
基本的には地元の料理です。

両親は量それほど食べられないので私たちはDegustazioneにしました。

ということで次はプリモの1
あっその前に

グリッシーニもおいしかったです。
店の名前にもなっているガチョウ(oca)の足が見えていますね。

落ち着いた店内。
私たちが食べ始めた8時ごろは誰もいなかったのに、その後続々とお客さんが。
お一人様が結構いたのがちょっと意外でした。
近所の人かしら?

ワインも地元のものを選んでもらいました。
バローロやバルバレスコと行きたいところですが・・・
Vino Batie' Langhe Nebbiolo
写真だとわかりませんが、ボトルの下に掘り込まれた仮面がとても印象的でした。

お皿にもガチョウくん
来ましたよ~最初のプリモ

サルシッチャソースのニョッキ
両親はニョッキを食べるの初めてらしく「水団みたい」と言っていました。

2番目は

豆と米のスープ
これが3人分控え目なはずですが・・・

うわっ失礼、盛り方汚い。
十分な一人分じゃないですかねぇ。
シンプルな味付けでとてもおいしかったです。
そしてメインは・・・

Lonza di maiale(豚の腰肉)にヘーゼルナッツソース
ズッキーニが添えられていました。
いやいや、さすがの私もこれで十分。
そして最後に出てきたDolceなんですが

担当のカメリエーレ君がなぜか役者?と思わせるようなしゃべり方で、そちらに気をとられていたら説明を聞きそびれてしまいこれがなんだったのかいまいち覚えていないんですよね。
特に左のケーキみたいなやつ・・・セミフレッドだったかな?
ものすご~く甘かった。
最後はもちろん

これで占めます。
日本食の時は絶対飲まないけどね。

ということで、タクシーを呼んでもらい、3人とも満腹でホテルへと戻りました。
あっという間のTorinoでしたが、とってもおいしかったです・・・って違うか?
次回はエジプト博物館にリベンジだ~!!

翌日はAostaへ向かいます。





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