友人たちが日本に太陽も持ち帰ってしまったのか、急に寒くなった。
洗濯が乾かないよ・・・
さて、お持ちかね、くりまんじゅうさんのリクエスト・・・なんてしていないって?
最後の晩餐の翌日のご報告です。
以前バスで店の前を通ったとき、「ここはいいぞ!」とピンと来たものの、
Centroからかなり距離があるのでなかなか訪れる機会が無かったこちらのお店に行って参りました。
あっ、ちなみに今回からカテゴリーに”お勧めのレストラン・イタリア"を追加いたしました。
過去のものは・・・動かせないかも
さて、この地域Centroから行くと2,30分はかかるので、観光客率は非常に低く、地元人、常連さんで溢れている。
この店もそんなお店の1つ。ここはPiazza Tasso周辺。
あくまでも夜の公園、Santo Spirito地区は治安がよくないので要注意!!
ちょっと調べてみるとこのお店、結構日本とは関係(?)が深そう。
まず、うわさその1
某有名イタリア料理シェフのOさんの店名がここからきているとか、彼が店が好きでそこから名前を取ったとか・・・
でもこれははずれだと思う。
”bettola"とは簡易食堂の意
確か彼は当初「安くておいしい気軽な食堂」という意味でこの名前をつけたと聞いた。(確実ではないですが)
まぁ、名前はそういう意図からきたんじゃない?というのが妥当では?
うわさその2
Firenzeを訪れる日本人には当時バイブル的存在だった「冷静と情熱のあいだ」
この映画のロケで使われたのがここ、とか
ブログでちゃんとどのシーンか説明していた人もいたけど・・・
そんな先入観は無くとも、この外観は食いしんぼうアンテナには引っかかります。
ここのところ、非常にタイミングがよかったが、この日も私たちが到着した開店直後はこんなに空いていたのに・・・
この後あっという間に満席に
この棒みたいなの、何かと思って聞いてみたら、トスカーナのサラミだって。
ちなみにこの↓テーブルの上のワインは何杯飲んでも4€。
友人は飲めない人だったのに、グラスに注がれてしまい、ちゃんと2人分料金が取られていたので、
「ワインは私が一人で飲みました!」と申請すると、ちゃんと1人分に値引きしてくれた。なんて良心的!!
これで、更にこの店の株が上がったのは間違えない!!
さて他に机の上に乗っていたもの
このいかにもイタリア料理という(私だけ?)ナフキン、よくないですか?
そしてOlio(オリーブオイル)とAceto(お酢)が入った妙におしゃれなビン。
あれ?そういえばこれいつの間にか無くなっていたよね?
メニューはその日のもの。(すみません、ボケてて)
う~ん、秋らしいメニュー。
悩む~!!
悩んだ末のAntipasto(前菜)はこちら↓
Insalata(サラダ) di Ovoli
Ovoli,日本語ではタマゴダケというらしい、きのこ。
生です生。それにParmegiano!
前日調度市場で友人が生で食べられるOvoliは傘が開いていないもの(表現が的確かは不明?)
既に傘が開いているものは火を通さないと駄目、という話をしていたのを思い出し、店内を見渡すと、ありました
秋の味覚勢ぞろい。
きのこの王様(かな?)Porcini(ポルチーニ)と共に卵みたいに頭が丸いやつがovoli。
念願だったので超うれしい。
癖も臭みも無くておいしい!!
私たちがきのこを満喫している間に、店内はあっという間に満席に
そしてPrimoはこの店に来たら絶対食べた方がいい(らしい)Penne
Penne alla Bettola
これ、すごく不思議・・・なんか甘い。味噌?かに味噌?
気になったので何が入っているのか聞いてみた・・・ん?Firenze方言がきつすぎて理解できん。
結局ネットであちこち探してわかったのはなんとVodka(ウオッカ)が入っている。
日本人の方で、レシピを頂いたという人がいるらしいけど、そこまではしてくれなかったので探してみた。
これが多分レシピじゃないのかな?
Nick and Toni's Penne Alla vecchia Bettola
しかしウォッカとはね、liquoreがCuoreとしか聞こえなかったよ(私だけじゃなくて友人もそう聞こえていたって)・・・
とにかく今まで食べたことがない味。ピリから。結構癖になる。
そしてSecondoには
Polpettone in umido
辞書を引いたら”ミートローフ”と出ていたけど、ミートローフの定義とは???
肉団子だよ、肉団子(コロッケではありませんでした。失礼しました。)
in umidoと言うときは大体この手のソースがかかっているものです。
肉団子、というよりハンバーグ・・・かな。
とにかく名前なんかどうでもいい!おいしい!
実はこのお店はBistecca fiorentinaでも有名なんですと。
キロ45€。普通ですね。
そして最初は全然考えていなかったContorno(付け合せ)には、
Zucchini(ズッキーニ)の花のfritto(フライ)
以前友人が作ってくれたときはMozzarellaチーズを入れていたけど、ここでは違うチーズが入っていた。
塩もきいていておいしい~!
ここで打ち止め?というくらいお腹がいっぱいだったにもかかわらず
隣の隣、男性3人(上の写真の人たち)のグループが食べていたこれ
ちなみにこの3人のうち2人はDolceを2種類食べていました。さすがイタリア人!
Torta di mele(りんごのタルト)
これを頼みました。
りんごたっぷり、焦げ目がカリカリでおいしい~!(それ以外のコメントはないのか?)
ここまで来たら最後にコーヒー
強いて言うなら、これだけがはずれだった。
いくら写真を撮っていたとは言え、ぬる過ぎ・・・
最後に気になっていたので「これ誰?」と聞いてみた。
目玉おやじみたい。
店の人も知らないって。
店の前に停めてあったバイク↓
動くのかな?前後にかごが付いている。
雰囲気のある看板↓
外にも席はあるんだけど、さすがにもう外で食べるという気温ではなくなってきた。
夜はこうしてふけて行くのであります。
実はこのお店、Mercato centrale(中央市場)の中にあるNerboneという店と経営者が同じ。
ん?vo'ってなんだ?
本物の伝統料理を食べるならBettolaかNerbone
夕食にはビステッカ、昼食ならゆで肉を・・・ランプレドットとかってこと?
ふ~ん、納得!(って何が?)
ちなみにこの紙気に入ったので「持って帰っていい?」と聞いたら
「新しいのあげるよ」とちゃんと丸めて輪ゴムで止めたやつを頂きました。
「定食屋」と呼べるほど安いわけではないけど、値段と味がつりあっているし、とにかく店員がどの人も非常に気さく。
そんな彼らと撮った写真をここに載せられないのが残念。(素性がこれ以上ばれるといけないので)
Alla Vecchia Betolla
Viale Vasco Pratolini 3/5/7
055 22 4158
日、月休み
予約した方がいいかな。
寒い上に雨が降って来たよ。この週末はこちら天気悪いそうです。
やっぱり日本に太陽まで持って帰ったなぁ
P.S くりまんじゅうさん,来年は是非ここへAndiamo a mangiare!
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今回トリノのどこかでOvoliにめぐり合えることを祈ってます。
Ovoliを食べれたFontanaさん、幸せを感じてください。
毎回色々な情報をありがとうございます。そんな貴重なものとは知りませんでした!!"シーザーが好んだきのこ"ってすごいですねぇ。そんな昔からイタリア人はこのきのこを食べていたなんて・・・偶然とは言え、幸せものです。
来年は、ぜひ。
期間限定の秋の味覚を心ゆくまで楽しんでください。
寒くなったようですので風邪引かないようにね。日本はまだまだ昼間は半袖でいけます。
素敵な情報ありがとう!!
いつもfontanaさんのブログを楽しみにしています。
Alla Vecchia Bettola、いいですよね。
私も家族、友人が来る時にはよく使わせて頂いています。
夫の友人なんかはお昼は毎日のように通っているようですよ。
それくらい地元人にも好まれているんですね。
料理は美味しいし、店員のお兄さん達もほんとう気さくで親切。あの濃厚なペンネ大好きです。
Porta RomanaからVia Seneseを南へ行くとTrattoria Da Ruggeroというお店がありますがそこもお薦めです。
予約必須。
Vo'はフィレンツェ方言でvadoということです。
本当に急に寒くなりましたね。
コメント&応援ありがとうございます。
本当に不思議なパスタでした。癖になりますね、あの味は!!fioldalisoさんとは食のタイプが合いそうなので、是非お勧めの店にも行ってみたいと思います。Ci vo' piu presto possibile.でいいのかな?